
【構造と法則を理解すると、こんなにも伝わる!】
編集者・柿内尚文氏が、『バナナの魅力を100文字で伝えてください』と題して、「伝わるとはどういうことか」を語りながら、36個の”伝わる”技術を伝授する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
「伝える技術」と「伝わる技術」。
あなたはどちらを知りたいですか?
本書は、企画した書籍の累計発行部数は1000万部超の編集者がたどり着いた、話すのも伝えるのも前向きになれる、「伝わる構造」と「伝わる技術」の習得法を伝授する一冊。
「伝える」→自分主体
「伝わる」→相手主体
「伝えるも伝わるもどっちも一緒でしょ?」
もしも、あなたがこう思ったのなら、とても大切なことなので、この機会に”主体”が別であることを理解しましょう。
ただ、伝える先も伝わる先も、相手(読者)であることは変わりありません。
ということは、相手にとってより嬉しく理解しやすいのは「伝わる」技術に則った内容になります。
だからこそ、わたし達は「伝わる技術」を習得する必要があるのです。
そこで、本書の出番です。
編集者として、企画した書籍の累計発行部数は1000万部超!
長年、「伝わるとはどういうことか」を追求し続けてたどり着いた、「伝わる技術」を皆伝した一冊です。
◎伝わるは「7階建構造」
◎フリオチの法則
◎ファクトとメンタルの法則
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どれも、論理的に「構造」と「法則」が解説されているので、すぐに使いたい衝動に駆られるものばかり。
コミュニケーションの奥深いところをテーマにしているのに、くり返しますが、”論理的”なので頭にバシバシ入ってくる感覚がとても爽快です。
読み手をそうさせるところに、「伝わる技術」の再現性と著者の凄みを感じます。
一回だけではもったいない、何回も何十回も読み込みたくなるほどの衝撃です。
いま、これを読んでくださっているアナタ。
この本は、間違いなく買いです。
◆目の覚める良書!
バナナの魅力を100文字で伝えてください
柿内尚文 かんき出版 2021-12-21
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
■【要約】15個の抜粋ポイント
伝わらないものは、存在しないことと同じ。
だからこそ、伝えたいことをちゃんと伝える必要があるのです。
忘れられている前提で、伝える頻度を高めることが大切なのです。
伝わるためにはこの3つが重要です。
①「伝わる構造」の理解
②「伝わる技術」の習得
③「実践(行動)」
特に重視したのは「読む人の頭の中を想像すること」。
具体的にはこんなポイントです。
・理論などが腑に落ちるよう「たとえば」の多用
・恋愛やレストランの話など、自分ゴトにしやすい事例の活用
・読者と僕の、本を通したキャッチボール
・「間」を積極的に活用
僕が考える伝わる構造は「7階建てのビル」のような構造をしています。
7階:信頼感
6階:親近感
5階:聞く力
4階:見える化
3階:相手ベース
2階:納得感(理解する、腑に落ちる)
1階:ゴール設定
魅力や価値は比較することで明確になります。
「比較」することで違いが見える化し、魅力が浮き彫りになってきます。
「伝える」を考えるときに見落とされがちなのが「伝えるのはこの2つに分かれる」ということです。
①「ファクト(事象・事実)を伝える」
②「メンタル(感情)を伝える」
言葉を変えることは、思考を変えることにもつながります。
思考が変われば、行動も変わります。
行動が変われば未来が変わる。
言いかえはその第一歩でもあるのです。
抽象的な話をしたあとに、具体的な「たとえ」を入れることで、抽象的な話の意味が伝わりやすくなります。
これが「たとえる」の使い方です。
相手が頭の中で見える化できるよう手助けしてくれます。
広告の名コピーといわれるものには「、」(読点)が効果的に使われていることが非常に多い。
自分にとっても良い、あなた(家族)にとっても良い、社会にとっても良い。
この3要素(3つのグッド)も「伝わる技術」です。
イラッときたら、「やさしい人になろう」と心の中でつぶやく。
相手の頭の中をイメージしながら、「伝わる技術」を駆使して、「やさしく」伝える。
これだけで、だいぶ変わります。
トラブルの多くが「伝えていない」から起きます。
スムーズに話題を変えるコツは、ゴールの確認をすること。
質問は「イエス・ノー」で回答されるものではなく、次の会話につながるヒントを話してくれそうな内容にする。
そうすると話は広がっていきます。
■【実践】3個の行動ポイント
【1788-1】伝えたいことを伝える頻度を高める
【1788-2】読み手/相手の頭の中を想像しながら伝える
【1788-3】よく使う言葉の「言い換え」言葉を考える
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】バナナの魅力を100文字で伝えてください
【著者名】柿内尚文 ・ 著者情報
【出版社】かんき出版
【出版日】2021/12/21
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】文章力、話し方、ことばのチカラ
【頁 数】272ページ
【目 次】
第1章 人は、正しいかどうかではなく「伝わったこと」で判断する
第2章 「伝わる」は7階建て構造
第3章 ×伝える技術 ○伝わる技術
第4章 「伝わる」人が実践している4つの行動
第5章 「伝えるのが面倒な人」への対応策
この本が、あなたを変える!
バナナの魅力を100文字で伝えてください
柿内尚文 かんき出版 2021-12-21
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
柿内尚文さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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