【書評:1847冊目】鋼の自己肯定感(宮崎直子)

【自分の一番の味方になると決意せよ!】
ライフコーチ・宮崎直子氏が、『鋼の自己肯定感』と題して、科学的根拠と鋼の心を持つ人たちの習慣を紐解きながら、”絶対に屈しない”鋼の心を持つ方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

自分の心の強さ。
10点満点にしたら、何点をつけますか?

 

本書は、365日24時間幸せでワクワクドキドキした人生を歩むために、”絶対に屈しない”「鋼の自己肯定感」を身につける方法を指南する一冊。

 

人生でもっとも長い時間を一緒に過ごす人。
それは、だれであっても間違いなく”自分自身”です。

 

その”自分自身”を、どれだけ味方でいられるか、どれだけ愛することができるか。
重要になってくるのが、昨今よく耳にするようになった『自己肯定感』です。

 

『自己肯定感』の度合いは、人生の幸福度/充実度に直結します
にも関わらず、わたし達日本人は相対的に『自己肯定感』が低いといわれています。

 

ここで、冒頭に投げかけた質問。
なんの迷いもなく「10点満点!」と即答できない人は全員、自己肯定感が低い状態といえます

 

著者のいう「鋼の自己肯定感」に触れると、そう感じます。
ぜひ、この本を活用して、心を鋼のように強くしていきたいとつよくつよくおもいました。

 

本書での『自己肯定感』の定義は次のとおりです。
自己肯定感が高いとは、ありのままの自分を”無条件で”受け入れ愛している状態

 

この『自己肯定感』を一度上げたら、二度と下げない。
365日24時間高いままの状態を維持していく。

 

その決意を込めて、「鋼の自己肯定感」と命名しています。
そのうえで、あなたの自己肯定感を鋼のように強くするためのワークをたっぷり用意しています。

 

「鋼の自己肯定感」を養うプログラムは3ステップ。
STEP1:自己肯定感の正体を突き止める
STEP2:自己肯定感を上げ下げする原因を究明する
STEP3:3つのワークで自己肯定感を上げたままにする

 

各ステップごとに用意されているワークに取り組むことで、心は鍛えられていきます。
そして、鍛えられていくほど、幸福感で満たされワクワクドキドキする時間が増えていきます。

 

人生でもっとも長い時間を一緒に過ごす相手、”自分”。
そんな相棒のことは、好きでいたいし、愛していたいですよね。

 

そのための方法が、ギッシリと書かれています。
どんな衝撃にも負けない”鋼”の強度に、心を鍛え上げていきましょう。

 

◆じわじわとくる良書。

鋼の自己肯定感
宮崎直子 かんき出版 2022-4-6
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■【要約】15個の抜粋ポイント

自己肯定感を育てるために一番大事なこと、つまり「自分はどう考えているのか」を言葉にし、堂々とアウトプットし続けることで「私は私のままで大丈夫」という自らを肯定する訓練がなされていく。

 

「何もできない」赤ちゃんに対して親や祖父母が無条件で抱く感情、その愛情を自分に対して抱くのが、本書で定義する自己肯定感だ。
それは、テストで100点を取れるからでも、その子がスポーツがよくできるからでも、親の言うことをよく聞くからでもない。
なんの条件もなく、ただ目の前の赤ちゃんという「存在」に対する愛おしい気持ちだ。
この「存在レベルの愛情」こそ、「ありのままの自分を無条件に受け入れ、愛すること」に他ならない。

 

●自己肯定感を上げ下げする4大要因
①他人からの評価
②他人との比較における自己評価
③失敗と成功
④不測の事態

 

今ここで、
「過去に何があっても、今どんな状態でも、未来に何があっても、私は私を受け入れ愛する。自分は一生自分に寄り添い、自分の親友になる」
と決めてしまえればいいだけである。

 

自分にかける言葉、セルフトークの威力は大きいのだ。
アファメーションというのは、自分で自分に語りかけるポジティブな言葉のこと。
このアファメーションを使えば、あなたの自己肯定感を高く安定させることができる。

 

アファメーションの効果的な唱え方をまとめておこう。
・「私は」など、主語をはっきりさせる。
・過去形や未来形は使わず、現在形または現在進行形を使う。
・否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉を使う。
・願望ではなく、あたかも現実のように言う。
・朝晩毎日唱える。
・最低21日(3週間)は続ける。
・鏡の前で自分に向かって唱えるのも効果的。
・言葉だけでなく、その状態が現実であるように感じながら、イメージしながら唱える。

 

鋼の自己肯定感を育てるために一番簡単な方法は、
「私は自分が大好きです」
というアファメーションを毎日使うことだ。
このアファメーションは鏡の前でにっこり笑って言うとさらに効果がある。

 

これからあなたが傷つくようなことを言ったりしたりする人に出会ったら、それはあなたの落ち度では一切なく、その相手が単に傷ついているからだと言う気持ちで相手を見てほしい。
かわいそうなのはあなたではなく、相手のほうなのだ。
あなたはそのままで素晴らしく価値があるのだから、誰がなんと言おうと、あなたが傷つく必要は一切ない。

 

嫉妬心を味方につけ、自己肯定感を育てるには、あなたの嫉妬心と少し距離を置くために、嫉妬心に名前をつけてみるといい。
今度嫉妬心が出てきたら、
「しっとちゃん、久しぶり」
とまずは声をかけよう。
次に、
「しっとちゃん、私が手に入れたいものを思い出させてくれてありがとう」
とお礼を言う。

 

自分を赦して許すためにあなたがやることは、ただ2つ。
1.自分にどんな条件を課しているのか、自分の何が赦せない、または許せないのか把握する
2.把握したら、ひたすら自分を赦して許す

 

本当の失敗は、失敗を恐れて新しいことにチャレンジしないこと、行動しないこと。
本当の成功は、新しいことにチャレンジし、どんどん失敗しながら学び、自分が描いたビジョンに近づくこと。

 

行動できるポジティブなループは、明確なビジョンで始まる。
こういう理由で、自分はこうなりたい、こう生きたいというビジョンは、自分に対する、そして人類に対する愛であり、それが起爆剤となる行動には、恐れが入り込む隙間がない。

 

ノートに日付を書いて、次の3つを思いつくまま書き出す。
エクセルなどの表計算アプリを使って、1日1シートにしてもいい。
①したくてしていること
②したくないのにしていること
③したいけれどしていないこと

 

鋼の自己肯定感を育てたいなら、謙遜は必要最小限にして、ありのままの自分を無条件で受け入れ愛する許可を与えよう。
謙遜という文化に慣れ親しんでいる我々は、ダメダメの自分を許して受け入れ、自分のどんな小さな長所や成功も褒めちぎるぐらいで、ちょうどいい。

 

一緒にいるべき人かどうかを決めるには、以下のような判断基準が使える。
・あなたがその人の前でありのままでリラックスした状態でいられる
・その人と話すと気分がポジティブになれる、楽しくて仕方ない
・その人に会うのが待ち遠しい

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1847-1】「一生涯、自分は自分の一番の味方である」と決意する

【1847-2】毎日朝晩、「私は自分が大好きです」とアファメーションする

【1847-3】毎日、思いつく限り自分への褒め言葉を書き出す

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】鋼の自己肯定感
【著者名】宮崎直子著者情報
出版社かんき出版
【出版日】2022/4/6
オススメ度★★★★★
こんな時に心の平穏や導きがほしいときに
キーワードメンタル人間関係自己対話
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 シリコンバレーのエリートたちはなぜ自己肯定感が高いのか
第2章 99%の人が自己肯定感のことを勘違いしている
第3章 自己肯定感を上げ下げする4大要因
第4章 鋼の自己肯定感を手に入れるためのプラン
第5章 鋼の自己肯定感を育てるための「言葉」のワーク
第6章 鋼の自己肯定感を育てるための「思考」のワーク
第7章 鋼の自己肯定感を育てるための「行動」のワーク
第8章 誰でも自己肯定感は上げられる。そして二度と下がらない!

 

この本で、あなたは変わる!

鋼の自己肯定感
宮崎直子 かんき出版 2022-4-6
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宮崎直子さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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