【他人はあなたの人生に責任など持たない】
シリコンバレー在住ライフコーチ・宮崎直子氏が、『無双のメンタル』と題して、囚われるほどにメンタルが破壊されていく「他人の評価」から自分を守る方法を伝授する一冊。
■書籍の紹介文
他人の評価。
あなたは今日、何回気にしましたか?
本書は、「他人の評価」というのは扱い方次第で成長の起爆剤にもメンタルの崩壊にもなってしまうと提起し、3つのステップを通した「他人の評価」から自分を守る方法を伝授する一冊。
「他人の評価など気にするな!」といっても無理な話です。
「他人の評価」は気になってしまうし、なにより、「他人から評価されたい」という消せない欲求が人にはあるからです。
大切なことは、他人に”最終的な”評価を委ねないこと。
他人の評価を聞いたとしても、最後は必ず自分でジャッジすることを放棄しないということです。
当たり前のことだと思うかもしれませんが、意識していないととても難しいです。
知らず知らずのうちに、他人の自分への評価=自分の自分への評価、という精神状態に陥りかねません。
さらに厄介なのが、他人は評価してきますが、その評価に責任を持ってくれないことです。
文句を言ったところで、「そういう他人のせいにするところが・・・」と余計かつネガティブな”追”評価までされかねません。
だからこそ、『最終的な自分への評価は自分で下す』術をきちんと身につけておくことが重要なのです。
でないと、「他人の評価」に自我を支配されてしまい、取り返しのつかないメンタルの崩壊を起こす危険性が増大してしまいます。
そこで役立てたいのが本書。
3つのステップを通して、他人の評価を”正しい基準”で判断し、自分の”納得いく結論”を出す術を伝授してくれます。
くり返しますが、他人は評価してきますが、その評価に責任は持ちません。
他人の評価を採用した責任は、常に自分にあります。
もちろん、あなたは思うはずです。
責任を持つのなら、他人の評価などではなく、自分で下した自分の評価に対して持ちたいと。
自分で考え、自分で判断し、結果に対して自分で責任を持つ。
これが自然にできる状態になれば、あなたのメンタルは誰にも侵されない”無双のメンタル”になります。
ぜひ、3つのステップとその具体的な方法をマスターしましょう。
自分の人生を貫く”無双のメンタル”を手に入れるために。
※こちらも併せて読んでみてください。
【書評:1847冊目】鋼の自己肯定感(宮崎直子)
◆じっくりと自分と向き合う一冊。
無双のメンタル
宮崎直子 光文社 2024-4-24
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■【要約】15個の抜粋ポイント
他人の評価を最終評価だと思うから、あなたはそれに振り回されてしまうのです。
他人の評価を「あなたが」評価していいのです。
その評価は正当なものか、その評価はまともに聞くに値するのか、その評価は自分の幸せにつながるものか、それを「あなたが」評価していいのです。
自分が最終判断者。
自分で評価していい。
そうやって人生の指揮権を自分に取り戻すと、なんだか人生楽しくなってきませんか?
自分が自分の”一番の推し”になればいいのです。
他人の不当な、そして心ない評価に振り回されないようにするためには、生きる目的を明確にして、自分の価値や可能性を信じることが不可欠なのです。
ほんの小さな暴言でも見逃さず、自分で反撃するか、あるいは、信頼できる人に相談するなどして、早い段階で助けを求める勇気を持ちましょう。
すべての人が尊敬の念を持って扱われるに値するのです。
他人の評価に振り回されない人生を送るためにも、軍資金を貯めておくことを最優先しましょう。
世界中が敵に見えても、自分は常に自分の最大の味方であれということです。
他人からとてもひどい評価を受けたとしても、自分はいつも自分の味方、最強の砦であってほしいのです。
●「無双のメンタル」を作る3つのステップ
ステップ1:自分の心はどこにあったのかを知る
ステップ2:相手の心はどこにあったのかを見極める
ステップ3:自分はどうすればいいのかを考える
自分はどうすればいいのか?
その簡単な答えは、誰が見ていなくてもお天道様がいつもあなたを見ているとしたら、どんな行動をするか?
これを基準に考えればいいのです。
「自分の価値をわかってくれる人とだけ付き合う。そんな人が周りにいなければ、おひとりさまで全然大丈夫」
心からそう思えるようになると、友人やパートナーの心ない評価に振り回されることはなくなります。
何をしてもあなたのことを好きでいてくれる人が2割、何をしてもあなたを嫌う人が2割、残りの6割はどちらでもないという、2対6対2の法則を聞いたことがある人も多いでしょう。
割合がきっちり2対6対2になるかどうかは別にして、世の中はそんなものだと心得ておくと、周りからの評価にも動じなくなります。
あなたの直感や意見は、あなたが思っているよりもずっと頼りになるものであることを理解しましょう。
「私は何も証明する必要がありません」というアファメーションです。
この言葉には、「私たちはみな存在レベルで価値がある。だから誰に対しても何も証明する必要はない、証明することを動機にして行動する必要はない」という意味が込められています。
自分の生きる目的のような大きなゴールは抽象的なものであるほどいい
あなたの人生はあなたのもの。
あなたがあなたの人生を生きなければ、誰もあなたの人生を生きてはくれません。
自分ですべて決めて、その結果もすべて引き受ける。
そう決意することで、誰にも振り回されることのない、本当のあなたの人生が始まります。
■【実践】3個の行動ポイント
【2116-1】「これでいつでも逃げられる」と安心できる額の資金を貯める
【2116-2】「自分は常に自分の最大の味方である」と常に唱える
【2116-3】自分の直感や意見に蓋をしない
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】無双のメンタル
【著者名】宮崎直子 ・ 著者情報
【出版社】光文社
【出版日】2024/4/24
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】人間関係、メンタル、働き方
【頁 数】232ページ
【目 次】
第1章 なぜ「他人の評価」にメンタルをやられてしまうのか
第2章 「他人の評価」に振り回されないメンタルの基本
第3章 デビルからメンタルを守る方法
第4章 「無双のメンタル」を作る3つのステップ
第5章 もし「身近な人」がデビルだったら…
第6章 もし「お客さま」がデビルだったら…
第7章 「専門家の評価」に惑わされない方法
第8章 「人生のゴール」はこう設定しよう!
第9章 自分の人生は自分のもの
▼さっそくこの本を読む
無双のメンタル
宮崎直子 光文社 2024-4-24
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
宮崎直子さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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