【小さな行動でも自信は貯められる!】
作家・有川真由美氏が、『やりたいことができる私になる自信貯金』と題して、自信貯金の仕組みを説きながら、貯めた自信を使ってありのままの自分で楽しく生きる道を指南する一冊。
■書籍の紹介文
「わたしは自分に自信をもっています」。
あなたは躊躇なく言い切れますか?
本書は、『自信貯金』という捉え方を通じて自分の中に自信を蓄えていく方法を説きながら、蓄えた自信によって開かれる、ありのままの自分で楽しく生きる道を指南する一冊。
自分を信じると書いて”自信”になります。
要は、自分で自分を信じられる状態をつくってあげればいいわけです。
あたりまえのことを書いていますが、この認識がズレている人が少なからずいるような気がします。
なぜなら、結果を出す=自信がつく、という間違った方程式で捉えている場面をよく見かけるからです。
たとえば、オリンピックなどスポーツのシーン。
「自信あったんですけどね・・・」というアスリートの談話に対して、「自信があるなら結果出せよ!」とツッこむような論調はよく見かけますよね。
本番に向けてやれることはやってこれた!だから大丈夫!勝つぞ!
アスリートが言っている自信とは、つまりこういうことです。
もちろん、勝利という結果が伴えば最高の物語になります。
ですが、勝負は時の運、どうなるかは文字通り神のみぞ知るです。
さらにいえば、結果を出す=自信をつく、と捉えてしまうと、結果が出るまで皆おどおどしていることになります。
そんなことありませんよね?皆が自信に溢れた表情で勝負の舞台に出てきますから。
このように、客観的にみれば間違った方程式だとすぐにわかるのに、こと自分となると変に信じてしまう傾向が人にはあります。
ここのズレを一刻も早く修正し、自信とは何か、どのように貯め、どのように活用すればいいのかをまとめたのが本書です。
自分を信じることに根拠も結果も必要ないのだ。
ただただ自分を信じて、ありのままの自分で楽しく生きていけばいいのだ。
こんなふうに、とても前向きな気持ちにさせてくれる一冊。
大切なことを学びながらも前向きな気持ちで本を閉じられる・・・・、オススメです。
◆自信は貯金できる!
やりたいことができる私になる自信貯金
有川真由美 PHP研究所 2024-9-12
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
■【要約】15個の抜粋ポイント
●「自信貯金」の7つの特徴
【1】あなたが「動く」だけで貯金は貯まる
【2】やりたいことを「やる」は貯金、「やらない」は借金
【3】借金がたまっても、あっという間に返済できる
【4】マイナスから立ち直ると、貯金は大幅アップ
【5】一時的に自信をなくしても、貯金はゼロにならない
【6】ちょっと難しそうなことに挑戦すると臨時ボーナス
【7】貯まった「自信貯金」は、なんにでも使える
やる気も自信も、わいてくるのを待っていても無駄。
自信がなくてもとりあえず動いているうちに、「やれる、やれる」と気持ちも乗って、あとからついてくるのです。
「やるかどうか」迷っていることがあったら、「少しやるだけで貯金。やらないは借金になるな。とりあえず、やってみるか」と、軽く踏み出してみるのです。
「簡単なことから」「10分間」「丁寧に」を心がけていると、やる気のスイッチが入りやすくなり、最初の一歩が踏み出せるようになります。
それをやっている「自分を信頼できるか」「自分を好きになれるか」は、選択の判断基準。
迷うときは胸に手を当てて”感情”に聞いてみるといいでしょう。
人生は、優先したものから手に入るようになっています。
いちばん「自信貯金」が貯まりやすいのは、「人が喜んでくれて、自分も喜べる」という状態です。
自分を犠牲にする感覚があっては、自信にならず、むしろ、不安や怒り、妬みさえわいてきて、自信も奪われていきます。
いろいろあっても、「淡々と動き、いまに集中すること」「自分のご機嫌をとること」は、平常心を保ち、ブレない自信になっていくのです。
「うまくいかないときほど楽観的になる。うまくいっているときほど気をつける」は、身に染みて実感している教訓です。
●飽きないための4つの工夫
(1)少しだけ目標のハードルを上げる
(2)続けやすい環境をつくる
(3)一緒にやれる仲間をもつ
(4)インプットアウトプットを同時に
人は「ありのままの自分」でつき合えたとき、自分に自信をもちます。
そう。
人を信頼することは、自分を信頼することでもあるのです。
大事なのは、「あの人はそういう面もある」として大げさにとらえず、嫌いにならないことです。
相手への嫌悪感が毒になって、自分を苦しめるのですから。
●意見を言いやすくする3つのポイント
(1)「意見を言えない」ではなく「意見を言わない」と考える
(2)本音を隠さなければいけない場面か?と自問する
(3)意見を言うときは、後出しジャンケン
頭であれこれ考えるだけで動かない人は、ものごとを思い通りにしたいと思っているのかもしれません。
でも、動かないままでは現実と向き合う機会、自分の殻を破る機会、自信を育てる機会を失ってしまいます。
結果として得られる喜びや感動体験にも出逢えず、不安も増していくはずです。
簡単な「いま、できること」から始めましょう。
●「いま、ここ」に集中する3つのコツ
(1)「今日、優先すること」を3つ決める
(2)短く時間を区切って集中する
(3)集中できる環境と、リラックスする時間をつくる
「こうありたい」という自分の美学をもち、行動していると、自然と自信がわいてくるはずです。
自分の世界観をもつことで、心地よい場所や人間関係をつくることもできるはず。
「私はこれでいいのだ」という納得感があれば、後悔しない毎日、後悔しない人生を送れるのではないでしょうか。
■【実践】3個の行動ポイント
【2137-1】「やれば貯金、やらぬは借金」とゲーム感覚に捉えながら、「とりあえず行動を起こす」を習慣にする
【2137-2】うまくいかないときほど楽観的に、うまくいっているときほど悲観的に。
【2137-3】朝5分を使って、その日に優先することを3つ決めてから1日を始める
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】やりたいことができる私になる自信貯金
【著者名】有川真由美 ・ 著者情報
【出版社】PHP研究所
【出版日】2024/9/12
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】マインド、働き方、生き方
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 だれでも今日からすぐに貯められる「自信貯金」
第2章 自信のある人は、意外な方法で「自信貯金」を貯めている
第3章 ゼロをつくらないメンタル
第4章 「今日ひと言話すだけ」でいい
第5章 自信は「つけるもの」ではなく「育っていくもの」
▼さっそくこの本を読む
やりたいことができる私になる自信貯金
有川真由美 PHP研究所 2024-9-12
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
有川真由美さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
-
2024年 11月 25日
この記事へのコメントはありません。