【本をビジネスパートナーに!】
フロンティアコンサルティング代表・上岡正明氏が、『死ぬほど読めて忘れない高速読書』と題して、速読とは一線を画す、「速さ」と「記憶定着」を両立させる読書術を解説する一冊。
■書籍の紹介文
本が速く読めて、内容もしっかり覚えられる読書法。
理想論だとおもいますか?
本書は、「1冊を30分で3回読むこと」を軸にした、高速で読めて、しっかり記憶も定着する”高速読書”という読書メソッドを解説する一冊。
ビジネスは、スピードが重要です。
ということは、ビジネス書の読書にもスピードが重要だということです。
いち早く書籍の知識を吸収して、ビジネスの現場でどんどん試していく。
そして、トライ&エラーをくり返して、自分のノウハウにしていくのです。
スピードが速ければ、たくさんの書籍の知識を吸収できて、自分の能力もより磨かれる。
しかし、これを実現するためには、ひとつだけ解説しなければいけない問題があります。
スピードをあげると、記憶の定着がおぼつかなくなるという問題です。
端的に言うと、「読み方が雑になる」わけです。
これでは、何度も読み返したり必要なときに知識を使えなかったりと非効率・非生産が発生します。
では、この問題をどうやって解決すればいいのでしょうか。
有用な解決策として著者が提案するのが、”高速読書”という読書メソッドです。
「速さ」と「記憶定着」を両立させるさまざまなテクニックを示していきます。
●高速読書の5つのメリット
①高速でたくさん読める
②本の内容を忘れない
③仕事や生活に必ずアウトプットできる
④レッスンは不要。すぐに実践できる
⑤人生がどんどん豊かに!
これだけ読むと、ステレオタイプに感じるかもしれません。
ですが、紹介されているメソッドはきちんと筋が通っています。
読書習慣はあるけど、もう少したくさんの本を読めたらいいな。
こう思っている人に、とくに効果を発揮するメソッドだと感じます。
◆速さと記憶は両立できる。
死ぬほど読めて忘れない高速読書
上岡正明 アスコム 2019-8-24
売上ランキング(公開時):1,725
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■【要約】15個の抜粋ポイント
高速読書では、1冊の本を30分で3回読みます。
1回目は15分、2回目は10分、3回目は5分で読みます。
おこなう場所は、自宅で机に向かって、電車の中、ベッドで横になってなど、どこでもかまいませんが、時間を開けて3回、集中して読んでください。
高速読書を始めるときは、まず読書の目的を明確にすることが大事です。
本を読むことをあなたの人生や成果に結びつけるには、その最大の秘訣を知ることです。
それは、最初に「目的意識と課題意識を明確に持つ」ということになります。
これは、脳を味方につけるための、非常に大切な手続きです。
どういうことを解決したいのか、ということを紙に書き出していれば、自然とそれに合った本を脳が見つけ出します。
本を速く読もうと思った場合、大切なのが集中力です。
集中して本を読むことで、脳を活性化して、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
それだけ効率よく記憶に刻み込むこともできます。
目的をきちんと持って読めば、正直、目次なんか読む必要はありません。
◎本を速く読むために重要になる接続詞。
□逆接の接続詞:ところが、しかし、だが、けれども、いっぽう
□理由の接続詞:つまり、なぜなら、要するに、というわけで
頭の中で「つまり何?」とつぶやきながら本を読むと、大切な部分とそうではない部分が無意識に区分できるようになります。
1回目を15分で読んだら、2回目に入ります。
2回目は、1回目からある程度時間を開けて、1回目とは違う場所でおこなうようにしましょう。
このように分散することで脳に記憶が留まりやすくなります。
アウトプットノートを書くことを前提に、「本で得た知識を、どう自分の行動につなげるか?」を考え、その内容を青ペンで本に書き加えていくのが、3回目のアウトプットリーディングです。
あなたにとって大切な気づきがある箇所や、青ペンなぐり書きリーディングで見つけた要点を、私はその本のエッセンスと呼びます。
そのエッセンスをまとめて、5つか6つ、あるいは多くて10個程度にして、箇条書きで書き出すというのが(アウトプットノートの)一番良い方法だと思います。
●アウトプットノートを書く4つのポイント
(1)読書の目的を書く
(2)書名やメモを書く
(3)本のエッセンスを20文字以内で箇条書きに
(4)行動プランや具体的なアクションを箇条書きに
私は1つのテーマにつき、7冊の本を読めば、そのジャンルの「有識者」と言っても過言ではない知識を身につけられると考えています。
読書で手に入るものは思考力、実行能力、クリティカルシンキングやコミュニケーション能力。
あとはやっぱり知識全般もそうですよね。
それと、もうひとつ読書によって手に入る大切なものがあります。
それは、非認知能力です。
非認知能力とは、「この人はどういうことを考えてるんだろう」とか、「どんなことが起こるのだろう」と言葉にない部分を知る力です。
(読書をして行動を起こせば)必ず壁にぶつかります。
そのときあなたが壁を越えるための鍵になるのが、このアウトプットノートです。
(略)
本からの情報のエッセンスだけでなく、体験も、行動の失敗からの気づきさえも加えられるので、それはもう、あなたの立派なバイブルです。
読み返すたびに、新たな体験や価値が生まれてくるでしょう。
■【実践】3個の行動ポイント
【1505-1】読書の目的を明確にする
【1505-2】「つまり何?」と呟きながら読む
【1505-3】アウトプットノートを作成する
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】死ぬほど読めて忘れない高速読書
【著者名】上岡正明 ・ 著者情報
【出版社】アスコム
【出版日】2019/8/24
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】読む力を身につけたいときに
【キーワード】読書術、記憶法、脳科学
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 高速で読めて、記憶に残る!脳科学が認める最強の読書術「高速読書」
第2章 高速読書を成功させるすごい読書テクニック
第3章 読書を成果に変える!アウトプットノートの書き方
第4章 高速読書で脳力をあげれば、人生まで豊かに変わる!
この本が、あなたを変える!
死ぬほど読めて忘れない高速読書
上岡正明 アスコム 2019-8-24
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上岡正明さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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