【書評:723冊目】人前であがらずに話せる方法(鳥谷朝代)

【あの震えに、もう怯えない!】
あがり症克服協会代表理事・鳥谷朝代氏が、『人前であがらずに話せる方法』と題して、あがりのメカニズムを明らかにしながら、あがりを克服するための方法を体系的に解説する一冊。

■書籍の紹介文

人前で話すときにあがってしまう。
このような悩みを持っていませんか?

 

本書は、あがり症の克服経験をもつ著者が、自らの経験と理論にもとづき、人前で緊張せずに話せる方法を具体的かつ体系的に解説する一冊。

 

緊張するのは、あがり症のせいだ。
この思いこみを、上手に治してくれる内容です。

 

緊張をしない人などいません。
誰もが足がすくむし、緊張で震えるのです。

 

では、なぜスピーチがうまい人はあんなにもスムーズに話せるのか。
やっぱり、あがり症が関係しているのだと、あなたは思うかもしれません。

 

しかし、スピーチがうまい人は、あがり症が発症しない対策をしているだけです。
「徹底的に準備」をし、「緊張が表に出なくなるまで」練習しているからなのです。

 

準備→練習→本番→反省。
このサイクルをくり返し経験を積んでいくことで、どんな場面でもあがり症が発症する前にスピーチを終えられるようになっていくのです。

 

本書では、これらスピーチがうまい人が実践していることを体系学べます。
すぐに実践できるものばかりですので、できそうなところからチャレンジしていきましょう!

 

現時点で、人前であがってしまうのは分かっています。
であるならば、対策を取るだけです!

 

◆あがり症は抑えられる!

人前であがらずに話せる方法
鳥谷朝代 大和書房 2016-4-1
売上ランキング(公開時):7,979
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

人前でスピーチできる人は、ビジネスチャンスが増える。
だから、人生が豊かになる。
スピーチも話し方もスキルだから、鍛えればうまくなる。

 

人が集中、我慢できるのは「3分」が限界。
逆に3分間程度のスピーチができれば「スピーチがうまい人」として印象づけられる。
普段の会話も、ビジネス会話も、1つの話題は3分くらいがいい。

 

相手に「興味」「関心」を持ってもらい「共感」「感動」してもらうことがスピーチ成功の秘訣。
ネタ集めも、聞く人を意識して、独りよがりにならないことが大切

 

話し上手は、スピーチの「型」を持っている。
話を型にはめる習慣をつければ、話の順序が破綻することがなくなり、相手に「伝わる会話」ができるようになる。

 

スピーチ成功のために必ず行なってほしいことがある。
それが、念入りな「リハーサル」。
準備8割、本番2割を目指す。
しかも、できるだけ本番に忠実に行なうこと。

 

あがりの症状は、体内で起こる。
だから、自分が思っているほど、表には出ない。
人の印象を大きく左右するのは「視覚情報」だから、姿勢や表情、視線、手グセのほうが、よほど気になるもの

 

あがり症の人は、体がガチガチに硬い。
上半身の筋肉が緊張すると、声が出しにくくなる、顔が引きつるなどの症状も出る。
これを防ぐには、ストレッチによる筋肉弛緩が有効

 

心と体は、密接に関わっている。
姿勢が悪いことで、脳が「自分は人前で堂々と振る舞えない人間だ」と判断してしまう。
緊張しそうな時こそ、胸を開き、堂々とした姿勢を取るべき

 

自分の声の震えで、さらに緊張することもある。
イザというとき上ずらない声づくりのために、緊張に負けない「腹式呼吸」をマスターするべき

 

声を磨くことが、自信をつける最短コース。
発声を制する者は、あがり症を制する。
声は、磨くほどハリやツヤが出て、響きやメリハリがでる。
ぜひ「声トレ」を始めるべき

 

声に芯があるかどうかをテストするべき。
まず、今ある息を口から全部吐き切る。
次に、鼻から息を吸う。
お腹に力を入れて少し止める。
腹式呼吸を用い、息の続くかぎり「あー」と声を出す。

 

はじめは、15〜20秒ぐらいしか出せない。
だが2週間続ければ、数秒〜10数秒は伸びる。
それを記録する。
長く出せるようになれば、それだけ「あがりにくい強い声」になる。

 

●正しく発声するために意識すべき4つのこと
・口を正しく開ける
・余分な力を抜いて喉や上半身をリラックスする
・お腹から声を出す
・母音をきちんと発音する

 

他人のスピーチ、話し方には、ヒントがたくさん詰まっている。
だから、メモを取ることもお勧め。
メモを取る行為には、あがりを抑える効果がある。

 

毎日の行動習慣も変えれば、あがりにくい体が手に入る。
太陽の光を浴びれば、セロトニンが活性化する。
適度な運動、たとえば、ウォーキングやダンスなどのリズム運動もセロトニンの分泌を促す。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【723-1】話の「型」をつくるという意識を持つ

【723-2】体をほぐすストレッチを習慣化する

【723-3】腹式呼吸をマスターし声の芯をつくる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】人前であがらずに話せる方法
【著者名】鳥谷朝代著者情報
出版社大和書房
【出版日】2016/4/1
オススメ度★★★☆☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワードあがり症苦手克服話し方
【頁 数】280ページ
【目 次】
1 人前でうまく話せないのはなぜか?
2 気まずくならない話の進め方
3 声と姿勢を変えれば緊張が解ける
4 本番に強くなる秘策を教えます
5 どんな場面でもあがらずに話す方法

 

この本が、あなたを変える!

人前であがらずに話せる方法
鳥谷朝代 大和書房 2016-4-1
売上ランキング(公開時):7,979
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鳥谷朝代さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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