【手強い相手こそ、チャンスがある!】
人脈のプロ・内田雅章氏が、『手強い相手の懐に入る技術』と題して、手強さなどの苦手意識がある人こそ自己成長のキッカケになると提起し、懐に入るための方法を解説する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
苦手意識のある人との関係。
疲れたり悩んだりしていませんか?
本書は、手強い相手を遠ざけるのは自己成長の妨げになると提起し、ちょっとした勇気だけで「懐に入れる」技術を解説する一冊。
思い切って近づいてみたら、意外といい人だった。
そんな経験をしたことがあるとおもいます。
つまり、実際に手強い人もいますが、自分がつくり出した手強い人もいるということです。
まずは、このことに気づきましょう。
自分の心理的な壁を越えることが第一歩。
そして、相手の心理的な壁を越えるのが次の一歩。
この壁を越える方法が学べるのが本書です。
さまざまな人と出会い付き合うことで成り立つ社会人には、必須のスキルと言えます。
すべての人に当てはまるわけではないかもしれません。
ですが、方法を知っておいて損ということは決してないとおもいます。
◆手強い人ほど、味方に強い。
手強い相手の懐に入る技術
内田雅章 フォレスト出版 2013-6-8
売上ランキング(公開時):ー
Amazon 楽天
■【要約】15個の抜粋ポイント
「手強い人」は「難しい人」ともいえる。
絶対に敵に回したくないが、味方にもしにくい困った存在だ。
しかし「難しい人」ほど、一線を越えて付き合えば、自分を成長させてくれるものだ。
「難しい」と思う人でも、その人の背景を知れば言動も理解できるものだ。
みんな、さまざまなバックグラウンドを抱えて生きている。
そんなバックグラウンドをまで理解した上で判断するべきだ。
●「頼みたくなる人」になるための2つの方法
(1)他人を介すること
(2)TPOを変えてアプローチすること
「どうすればこの人に貢献できるか」を真剣に考えて、それを行動に移すことだ。
そうすることで「ワン・オブ・ゼム」から「オンリーワン」に近づくことができる。
そのとき大切なことは、自分の「できること」を棚卸しすることだ。
自分以外の人に対して、自分の能力をメニューのように視覚化することが重要なのだ。
「見えないこと」は「ないこと」と同じだ。
自分の長所がわからないなら、身近な人10人に、あなたの「いいところ」2つと「改善したほうがいいところ」3つを書いてもらう。
その最大公約数があなたの「いいところ」と「直すべきところ」だ。
相手に「NO」と言われたら、 立ち直れないくらい落胆する。
だが、断られてからが勝負だ。
「営業マンの交渉は1回だけ」とか「プロポーズは3回まで」というルールはないのだ。
大切なのは、断られた理由を知ることだ。
どんなことでも、断られるには理由がある。
そして、その理由は、絶対無理なものと、改善できるものがある。
もう一つは、断られないやり方で攻めることだ。
ポイントは、条件交渉をしないことだ。
条件交渉をすると「案件」になってしまう。
逆に、条件交渉しなければ、単なるヒヤリングだ。
ポイントは、断られる確率を減らすことだ。
相互に心地がいい距離感をつかむのだ。
「当たって砕けろ」は効率が悪い。
相手だって、本当は断りたくない。
無理にいくから、関係がおかしくなるのだ。
誰でも「言いたいこと」を持っている。
質問や疑問もたくさんある。
それなのに、何らかの理由で言えないのだ。
理由の一つに、相手と意見が違って、対立するなら「黙っておこう」というパターンだ。
ポイントは、相手の話を10聞いて「あなたが本当に共感すること」を1つ返すことだ。
自分の話を聞いた上で、質問していると思ってもらえ、相手はいい気分になる。
気に入ってもらえる可能性もある。
「人のために動く」とみんなが得をする。
人と出会うために、または長く付き合うために、会社名は重要ではない。
名刺に書いた社名が、無名のよくわからない会社でも、相手の心をつかむことはできる。
大切なのは、やはり中身なのだ。
人と関わるときには、3つの切り口で相手を観察するべきだ。
(1)ビジネスの相手として、自分にどんな利益をもたらしてくれるか
(2)友人や仲間としてだ。仕事とは関係なく、一緒にどれだけ楽しめるか
(3)男性なら、相手が女性として魅力的かどうか。一緒にいてワクワクするかどうか
■【実践】3個の行動ポイント
【064-1】さまざまな切り口から、人を観察する癖をつける
【064-2】自分の「できること」を棚卸しする
【064-3】人のために動くことは、自分のためと意識する
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】手強い相手の懐に入る技術
【著者名】内田雅章
【出版社】フォレスト出版
【出版日】2013/6/8
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】明日の人間関係を良くしたいときに
【キーワード】人間関係、苦手克服、自己対話
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 「難しい人」ほど強い味方になる!
第2章 自分が「選ばれる理由」をつくる
第3章 断られてからが本当の勝負
第4章 相手のことを10聞いて「本当に共感すること」を1返す
第5章 信用が信用を生む
第6章 手強い相手を使って「やりたいことをやる」方法
この本が、あなたを変える!
手強い相手の懐に入る技術
内田雅章 フォレスト出版 2013-6-8
売上ランキング(公開時):ー
Amazon 楽天
内田雅章さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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