【シェア読書:224冊目】「気遣い」のキホン(三上ナナエ)

【見えない相手に「お辞儀」ができますか?】
元ANAのCA・三上ナナエ氏が、一生使える37の気遣いのコツを紹介する。日頃からのちょっとした心がけで「気遣い」は自分のものになる、その小さな秘訣とは?

■この本の紹介文

あなたは、見えない相手に「お辞儀」ができますか?
こう聞かれてどう思いますか。

 

本書は、「気遣い」とは誰でもいつからでも手に入れられるスキルであると説き、気遣い上手に変身するための37のコツを紹介する一冊。

 

著者は、三上ナナエさん。
全日空のCAとしてご活躍され、現在はイメージコンサルタントとして活動されています。

 

気遣いほど、掴みづらいものもないかもしれません。
この「気遣い」を学べる形にまとめられているのが、この本の最大の価値です。

 

「自分がされて気持ちの良いことを、いかに相手にしてあげられるか?」
このことが、気遣い上手への第一歩のように感じます。

 

気遣いができる人は、清々しい気持ちにさせてくれます。
この気遣いを、自分のものにするための方法が、この本で学べます。

 

◆「あっ、いいな」を大切に育もう!

■本がわかる!要約ポイント

気遣いや言葉遣いの「遣い」の漢字は、「使い」ではありません。
「遣」という漢字は、「思いを伝える」「心をはたらかせる」という意味があるそうです。
(中略)
この漢字の意味からもわかるように、気遣いは「思い」がもとになっているものなのです。

 

人間の評価は総合力。
各能力は、かけ算であって足し算ではない。
どこが「ゼロ」だと、結果「ゼロ」になってしまうこともあるのです。
どんなに高い事務処理能力があったとしても、気遣いができないだけで「ゼロ」の評価を下されることだってあります。

 

まずは、無関心にならず、声をかけてみること。
そして相手の反応を感じ取ること。
何より「早め」のアクションが、相手への一つの気遣いになることを覚えておきましょう。

 

気持ちに焦点を当て、それを受けとめ、言葉にして返してあげることが「共感する」ということです。
共感とは、相手の心に寄り添う大事な気遣いなのです。

 

人と接していないときこそ「表情管理」が大切。
自分が話していないとき、何かを待っているとき、大勢の中にいるときなどは、「今、私は真顔になりやすいぞ」と自分に喝を入れ、口を閉じ、奥歯をかみしめ、口角を5ミリくらい上げるイメージの「スタンバイスマイル」をキープしましょう。
「スタンバイスマイル」とは、「いつでも声をかけていいですよ」というメッセージであり、まわりに対する気遣いでもあります。

 

道端で、よくビジネスマンがお辞儀をしながら電話をしているのを見かけます。
それを見て「見えないのに、なんでお辞儀するの?」とつっこみをいれる人もいます。
しかし、見えないからこそ、お辞儀をしなければ本当の気持ちが声に乗って伝わらないのです。

 

気遣いの一言がうまく言えないときは、いったん自分の心を見つめてあげて、心にかかっているブロックを確認してみてください。
そして言い訳をしている自分に気づき、少しだけ勇気を出して、ブロックの中に隠れている思いを包み隠さず相手に言ってしまうことです。

 

「褒め」は、「事実」や「感謝」の言葉が基本です。
いいなと思ったことを伝えることが、「あなたを気にかけています」というメッセージになり、相手を喜ばせることに繋がっていくのです。

 

無意識に、また不用意に向けたちょっとした視線や言葉で、「気遣いがない人だ」と思われるのは残念なことです。
視線管理、言葉管理も思いやりということを忘れないようにしましょう。

 

自分がお金を払う立場にいても、身近な人と接するときのように関わることで、自分も相手も気持ちが明るくなり、楽しいことが起こるきっかけをまわりがくれるのではないかと思います。

 

この本に書いた一番大切なこと。
それは「相手のためになると思うこと」を「自信がなくてもやってみる」ことです。

 

●気遣いができる人になるための3つのポイント
・「自分がどう思われるか」ではなく「相手のために」
・悩みすぎず、自分が納得できることを正直に
・自信がなくてもとにかくやってみる

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【224-1】「すみません」の使い方に注意する

【224-2】「ぜひアドバイスをお願いします」を積極的に活用する

【224-3】お店の店員に「ありがとう」の声がけをする

 

■ひと言まとめ

気遣いは、あなたが意識した瞬間から、身につけられる!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン
【著者名】三上ナナエ
出版社すばる舎
【出版日】2014/2/4
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】明日の人間関係を良くしたいときに
【キーワード】信用残高引き寄せ最高の自分
【頁 数】200ページ
【目 次】
第1章 「小さな気遣い」で仕事も人間関係もうまく回り出す
第2章 まずは身につけたい「会話」の気遣い
第3章 相手の印象に強く残る「見た目」「声」の気遣い
第4章 絶妙なさじ加減で、気遣いができるようになる方法
第5章 一歩先の気遣いで「誰からも好かれる人」になる

 

この本で、あなたは変わる。

 

三上ナナエさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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