
【東大生が一番熱狂する!】
東大教養学部特任教授・宮澤正憲氏が、「過去を知る学び」が得意な東大生に、「新しいものを生み出す思考法」を体系的に学ばせる「考える力」の教室を書籍化!熱狂の先にあるものとは?
考えること。
ひと言でいうと、どういうことですか?
本書は、新しいものを生み出す思考法として『リボン思考』の手法を紹介しながら、意見・立場・役割の違いを超えて、多くの人と共創できるようになることを目的にした一冊。
正解のある答えを探すのは得意な日本人。
しかし、答えを探すだけでは、新しいものは生み出せません。
自分の知識と他人の知識。
これをぶつけ合い、相互作用させる中で、自分の中に残った「何か」が思考の幅を広げ、”新しいもの”を生み出す素になっていくのです。
この「何か」を生み出すプロセスとして、『リボン思考』が提示されます。
思考フレームを習得するために、事例豊富にわかりやすく講義していきます。
『リボン思考』を習得したとき。
あなたの考える力は、真の武器になる!
◆新しいものを生み出す喜びをこの手に!
正解のある問いを解くとは、「過去を知る学び」とも言い換えられます。
すでに体系化された知識を獲得することは、もちろん価値のあることです。
しかし、過去を学ぶだけでは、未来は発想できません。
過去を学ぶ技術と、それを応用する技術は別物だからです。
「アイデアとは、自分のものではなく、みんなのものだ」
(略)
アイデアとは最初から完璧な形で現れるのではなく、みんなで、「ああでもない、こうでもない」と話し合っているうちに、ようやく形になっていくものだからです。
●リボン思考の3ステップ
・事実について考える(インプット)
↓
・解釈について考える(コンセプト)
↓
・解決策について考える(アウトプット)
インプットでは、次の2つのことを考えることからスタートします。
・テーマを決める(料理でいえば「メニュー」を決める)
・情報を収集する(料理でいえば「よい素材」を探す)
「問い」の内容によって、調べる内容や対象も異なります。
凡庸な「問い」からは、凡庸な発見しか生まれません。
ここは非常に大切な部分です。
●「問い」の4つの種類
①クローズド・クエスチョン…YES/NOで答えられる質問
②リミテッド・クエスチョン…想定範囲内の答えで答えられる質問
③オープン・クエスチョン…自由に回答できる質問
④リピート・クエスチョン…さらに深掘りする質問
コンセプトとは、かみ砕いた表現を用いれば一言に集約されます。
つまり、
「(ひとことでいうと)何なのか?」
●優れたコンセプトを生む3つの「K」
・共有力
・期待力
・起点力
私たちが普段、「考える」と呼んでいる行為は、次の4つの思考モードの組み合わせであるといえることがわかりました。
・俯瞰する
・分類する
・掘り下げる
・混合する
アウトプットのフェーズでは、どんなことを行うべきでしょうか?
・コンセプトの持つ意味合いを、より具体的にする
・コンセプトを起点に、アイデアをさらに広げる
・コンセプトから、アイデアをもう一段ジャンプさせる
・コンセプトを基準に「やらない」ことを明確にする
この4つが重要なポイントとなります。
発想力は「才能」ではありません。
アイデアを広げるのは、とにかく「量」です。
アウトプットの最後の仕上げは、「物語(ストーリー)になっているかどうか?」
魅力的なストーリーが語れないアウトプットは、「再検討の必要あり」といえます。
インプットやコンセプト、そしてアウトプット・アイデアの「質」は、「量」に比例します。
1人より複数の方が、絶対に「量」を出すことができるのです。
「こうすれば答えが出る」という正解の手順は存在しない
「考え方を考える」行為は創造性あふれるクリエイティブな行為です。
楽しみながら、ぜひ新しい考え方自体を自由に考えてみてください。
【1081-1】アイデアを出すときは、できるだけ人を多く参加させる
【1081-2】「ひと言でいうと何なのか?」を追求する
【1081-3】アウトプットは、ストーリーになっているか確認する
考え方が身につくと、考えるのが楽しくなる!
【書籍名】東大教養学部「考える力」の教室
【著者名】宮澤正憲
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2017/9/23
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】教養、発想力、思考
【頁 数】246ページ
【目 次】
1時限目 「考える力」とは何か?
2時限目 インプット
3時限目 コンセプト
4時限目 アウトプット
5時限目 共創力で考える
この本で、あなたは変わる!
宮澤正憲さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2017年 11月 28日
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2017年 12月 13日
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