【猫様の生き様は、最高の人生の教科書?】
捨て猫に拾われた男ことコピーライター・梅田悟司氏が、元野良の黒猫「大吉」の生き様から、現代人への生きるヒントを紡いだ一冊。我が道をゆく猫は、なぜ愛されるのか?
猫。
あなたは、どんなイメージをもっていますか?
本書は、誰に媚びることなく我が道をゆくのに愛される猫の生き様を通して、相手の顔色ばかりみる現代人への生き方のヒントを紡ぎ出した一冊。
・自由奔放
・甘えたいときだけ甘えてくる
・気分でなければ、容赦なく爪を立て牙を剥く
・表情に乏しい
これが、犬派のわたしが持つ猫のイメージです(あなたのイメージはいかがでしょうか)。
ただ、猫が嫌いなわけではありません。
むしろ、「自由気ままで羨ましいヤツ」と、日向ぼっこをする野良猫をみる度に思っています。
著者は、運命的(宿命的?)に黒猫「大吉」の里親になった経験から、この「自由気ままで羨ましいヤツ」と思う裏側に、人間の生き方のヒントがあることに気づきます。
黒猫「大吉」との日常生活を、自己啓発につなげるというコンセプトをもって、コピーライターが文字にするとこうなるんだ、というのがとても新鮮でおもしろい!と思える内容です。
いつも通り、15個の要約ポイントを挙げていきます。
その1つ1つが、黒猫「大吉」とのどんな触れ合いから生まれたものなのかを、ぜひ想像しながら読んでみてください。
リラックスしながら読める、猫(大吉)様に学ぶ人生論。
おもしろくも、奥深い一冊です。
◆黒猫のイラストが堪りません(=^▽^=)
大吉と暮らし始めてから、大きな部署異動があった。
その時、僕は大吉の振る舞いを見習い、無理することなく自然体でいることを心掛けた。
するとどうだろう。
周囲がありのままの僕を受け入れてくれることで、いままででいちばん過ごしやすい職場環境になったのだ。
ポジティブに考えれば、できないことは決して欠点ではなく、むしろ僕たちに大きな喜びを与えてくれる長所であり、人生のスパイスのようなものなのかもしれない。
極楽と地獄、成功と失敗は、別々に存在するものではなく、二つで一つなのかもしれないとさえ思うようになった。
成功は常に苦労のうえにあるものだし、成功したが故に感じる不幸もあるからだ。
寝ることで頭の中がスッキリし、前向きに解決策を見出そうと思えることも多い。
あらゆるものに爪痕を付けてみる。
爪痕を付けようとしてみる。
僕たちの人生は、現在が最も重要である一方で、すべての現在が次の瞬間には過去になり、人生の一部へと組み込まれていくことになる。
そのため、「次」のために「いま」を確実に終わらせる重要性に気付かされたのだ。
一拍置いてみると、いままで見えなかったことが見えるようになってきた。
いますぐにでも里親会に行って、猫の里親になればいいと思う。
そうすれば、その日から圧倒的な他者承認と自己肯定感がかけ合わさった、「心地のいい義務感」を得ながら暮らすことができるのだから。
「楽しい」は「楽しむ」から生まれる。
「ここは空気を読んで、こうしたほうがいいよな」と思う逆を、勇気を振り絞って行うだけでいい。
マニュアルはあれど、マニュアル通りにはいかない。
人は家があるから旅に出ることができるように、絶対的に信用できる一人を得た後で、友好関係を拡げればいいのである。
大吉は毎日のように僕の全身に傷跡を残すことで、触れ合うことの重要性を教えてくれている。
大吉が会話できたならば「身体で教えてやっているんだ」と言っているかもしれない。
人生で最も恐ろしいことは、情報を知らないことである。
どんなに愛し合う二人であろうとも、どんなに親しい友人であろうとも、離れなければならない時間もある。
だからこそ一緒にいる時間の密度が濃くなり、心の結び付きは深くなっていく。
【1082-1】「次」のために、「いま」を確実に終わらせる
【1082-2】興味があるなら、積極的に手を出す
【1082-3】全力でぶつかり、全力で触れ合う
猫様に、教えを乞いにいこう!
【書籍名】捨て猫に拾われた男 猫背の背中に教えられた生き方のヒント
【著者名】梅田悟司
【出版社】日本経済新聞出版社
【出版日】2017/9/14
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】他人の生き方に触れたいときに
【キーワード】人生、メンタル、マインド
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 生活・暮らし
第2章 仕事・自己実現
第3章 友情・恋愛
この本で、あなたは変わる!
梅田悟司さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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