【おもしろいほど、チームがまとまる!】
リーダーシップ戦略コンサルタント・折戸裕子氏が、小さなプロジェクトのウマい仕切り方をまとめた一冊。どんなプロジェクトに対応できるリーダーになるポイントが学べる。
まとめ役。
あなたは得意ですか?苦手ですか?
本書は、どんなプロジェクトでも対応できるリーダーを目指し、メンバーを動かし期限までにダンドリよくプロジェクトを仕切り方をまとめた一冊。
『小さなプロジェクト』。
その特徴やプロジェクト達成のゴールに向けてリーダーが意識すべきポイントを、効果的に吸収できるように解説していきます。
「どうやって仕切れば動いてくれるんだろうか」
「どうやって進めれば期限内に成果を得られるんだろうか」
”まとめ役”を任された多くの人の頭に浮かぶ疑問を、うまく解消してくれる本だなと感じます。
自分が動くのではなく、メンバーが動くためにはどうするか。
これを考えることで、翻って、自分の動き方もどんどん洗練されていく。
そんな感覚を覚える内容です。
まとめ役に慣れていない人に、特にオススメな本です。
◆こうやって仕切れ!
仕切るには、コツがある。
経験が浅くても、未経験のことでも、いくつかのコツを理解できてさえいれば、はじめての人でも、プロジ ェクトはこなせるものだ。
最初にゴール地点を決めることだ。
小さなプロジェクトほど、共通のビジョンを持つ必要がある。
そして、スタートとゴールを結ぶ途中経過も、しっかり考えておくべきだ。
ゴールイメージ、プロセスイメージ、目標設定までを「プレ準備」とし、最初に整えておく。
これをきちんと作ることで、スケジュールや計画を立てる際、次の行動が明白になるはずだ。
詳細な作業は、思いつき順や、やりやすい順に着手しがちだ。
しかし、これらも段取りを組むべきだ。
そうすれば、ステップに沿って、スムーズにゴールに近づいていくことかできるはずだ。
予定を立てる際は、いわゆる自分の行動予定となる「スケジュール表」と、取り掛かっているプロジェクトの進行表となる「工程表」の2種類を作るべきだ。
プロジェクトを成功させるには、外部の人たちの協力が不可欠だ。
横断的な作業で関わる他部署の面々だけでなく、関係なさそうな人が発した一言でうまくいくこともある。
もう一つ大切なことは「根回し」だ。
自分たちの企画が通るように上司に働きかけるのはもちろん、関係ありそうな部署に事前に打診したり、手伝ってくれそうな後輩に残業予告をするなども根回しだ。
解決できる人が他にいれば、その人に回る。
だが、重要度は後から取り戻すことができない。
もちろん、場合によって逆転したほうがよいこともある。
状況によって判断するべきだ。
プロジェクトにおいて、ビジョンは原点だ。
「自分たちは何のために動いているのか」が、そこにあるからだ。
最初にビジョンを作ることで結果は大きく変わるはずだ。
リーダーは役割だ。
責任を取ることと方針を立てることに腹を括り、メンバーを作業に集中させるべきだ。
その環境を整える役割を全うできれば、難しい実務は、スキルのあるメンバーに任せればいい。
「なぜ、こうなるのか」と恨み節になるのでなく、常に「どうやったら、できるか」と考える。
また「与えられた条件」の中には、自分やメンバーのスキルも含まれていることを忘れるべきでない。
プロジェクトは人を成長させる。
明確なゴールに向かってチームのメンバーと一緒に頑張った経験は、確実にその人を成長させるものだ。
「〜すべき」「〜しなければならない」を使うことで、自分自身も「無理があるところを頑張ってそうする」感覚になる。
自分が発するメッセージで、自分自身が左右されてしまうのだ。
「リーダーだから」と肩ひじを張ることは、メンバーに「君たちを頼りにしていない」というメッセージを送るのと同じだ。
当事者意識を持たせるためにも、メンバーをどんどん巻き込むべきだ。
「自分がメンバーのためにできることはなんだろう」と心を寄せることは、初めは大変だ。
だが、必ずメンバーに届く。
それがチーム内に共有されれば、自分中心のチームカラーが生まれるはずだ。
【1122-1】ゴールを決める
【1122-2】スケジュール表と工程表の2つを作成する
【1122-3】「どうやったらできるか」を常に考える
自分らしく、自分の色を。
【書籍名】小さな「チーム」「プロジェクト」のウマい仕切り方
【著者名】折戸裕子
【出版社】明日香出版社
【出版日】2018/1/18
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー、指導力、働き方
【頁 数】236ページ
【目 次】
第1章 まずは明確に目標を設定する
第2章 プロジェクトがスムーズに進むスケジュールを作る
第3章 スタートからゴールまでの段取りで大事なこと
第4章 プロジェクトをうまく回す構造
第5章 プロジェクトを動かす資源について考える
第6章 プロジェクトを回すマインドを持つ
この本で、あなたは変わる!
折戸裕子さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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