【書評:1424冊目】文章が劇的にウマくなる「接続詞」(山口拓朗)

【接続詞は、文章への信頼をあげる!】
プロライター・山口拓朗氏が、伝わりやすく読みやすい文章を書くには、正しく「接続詞」を使う必要があると提起し、文章が劇的にウマくなる「接続詞」の使い方を指南する一冊。

■書籍の紹介文

文と文をつなぐ接続詞。
苦手意識なく、使うことができていますか?

 

本書は、「接続詞」を正しく使えるだけで文章力は飛躍的に向上すると提起し、使用頻度の高い「接続詞」を題材に、「接続詞」の使い方を指南する一冊。

 

文章がうまく書けないとき。
そこには、いつも接続詞の問題があるようにわたしは感じます。

 

なぜなら、頭に浮かんだ文章をどうやってつなぎ合わせるか。
文と文をどの接続詞でつなげば、伝えたいことが伝わる文章になるのかに、いつも腐心させられるからです。

 

逆に、接続詞がうまくハマったときは、一種の快感をおぼえることがあります。
それほど、接続詞は”文章の出来具合”を左右するのです。

 

だからこそ、常に研鑽を積むことが大切になってきます。
自分の表現したいことが自分の望む形で書き上げられるように。

 

この研鑽に一助になるのが、本書です。
150個以上の接続詞について、意味・使い方・文例を一気に修得できるようになっています。

 

プロの視点から、修得に必要な要点だけをコンパクトに指南しています。
また、よく使われる接続詞を用法ごとにまとめているので、辞書のような使い方ができて実用性も高くなっています。

 

接続詞が適切でないと、読者は迷います。
いや、書いている自分自身を迷わせてしまう可能性すらあるのです。

 

個人が意見をもって発信する現代社会。
接続詞の使い方は、決して疎かにできないとおもいます。

 

◆接続詞は、決して軽い存在ではない。

文章が劇的にウマくなる「接続詞」
山口拓朗 明日香出版社 2019-2-13
売上ランキング(公開時):3,097
Amazon 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

接続詞の役割は、ずばり「クルマのウインカー」です。
適切なタイミングでウインカーを出すことによって、読む人に文章の行く先をさり気なく教えてあげることができます。

 

つまり」は、【結局/最終的には】の意味で、【それまで述べた内容をまとめて、書き手が『本質』だと思うことを伝えたい】ときに使います。
「つまり」でわかりやすくまとめてあげることで、読む人が理解しやすくなります。

 

それで」は、【それゆえ/そういうわけで】と同系列の意味で、【それまでに述べた内容を理由として、あとの事柄を導く】ときに使います。
ただし、その後に続く文章は「事実」のみで、判断や命令、依頼などを書くことはできません。

 

けれども」は、【それまでに述べた内容と相反する内容を示したい】ときに使われます。
多くの場合、後続文章では、先行内容に対する「書き手の意見や感情」が示されます。
その点において、「しかし」よりも、主観性が強めの逆説表現です。

 

このように」は、【このとおり/こういうふうに】の意味で、【それまでに述べた内容(経緯や方法、手段)を前提にしつつ、そこから導かれる結論を伝えたい】ときに使います。
論理的な文章を書く人が好んで使う言葉のひとつです。

 

そして」は、【それまでに述べた物事に続いて、あるいは、その結果として起きる物事へ展開したい】ときに使います。
時系列の文章にも頻繁に使われますが、(略)「それから」ほど明確に順序を強調しません。

 

なぜなら」は、【それまで述べた内容の理由(根拠・原因)を説明する】ときに使います。
読む人は「なぜなら」を目にした瞬間に、理由や原因を受け入れる心の準備を整えます。

 

むしろ」は、【どちらかといえば】の意味で、【ふたつの物事(AとB)を比べて、A(先行内容)よりもB(後続内容)を選ぶ】、あるいは【『B(後続内容)のほうがよりよい』という考えを示す】ときに使います。

 

また」は、【それまで述べてきた話と同じ流れのなかで、ほかにも述べることがある】ときに使います。

 

つきましては」は、【それまで述べた内容を踏まえながら話題を次に移したい】ときに使います。
「そこで」「そのため」のような『順接の役割』と、話題を変えて本題に切り込む『転換の役割』を兼ねています。

 

なかでも」は【多くのもののなかでもとくに】というニュアンスの言葉です。
それまで述べてきた内容(大枠)から一部を抽出して話を展開させたいときに使います。

 

さもなければ」は、【直前に示した内容について『もしもそれが覆されたら?』という仮定の元に、その結果や対応策を示す】ときに使います。
文脈や文体の硬軟に応じて「さもないと」「さもなくば」「そうでないと」「(そう)でなければ」などを使い分けます。

 

【それを行う必要がある】という意味の「すべき」を使った冒頭のフレーズに「○○すべきは〜点です」があります。
○○には「特筆」「着目」「注目」「注意」「意識」「反省」など『特に取りあげたい』言葉が入ります。

 

●「に」「と」の違い
◆「に」のニュアンス:相手に向かっていく/結末を強調していない
◆「と」のニュアンス:相手と対等である/結末を強調している

 

理由を表す接続詞「なぜなら〜」は、「〜(だ)から」で受ける必要があります。
「結果+理由(原因)」の文章です。

■【実践】3個の行動ポイント

【1424-1】接続詞に気を配って文章を推敲する

【1424-2】あまり使ったことがない接続詞を使って文章を書くトレーニングをする

【1424-3】呼応表現について学習する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】文章が劇的にウマくなる「接続詞」
【著者名】山口拓朗著者情報
出版社明日香出版社
【出版日】2019/2/13
オススメ度★★★☆☆
こんな時に書く力を身につけたいときに
キーワード文章力ことばのチカラアウトプット
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 接続詞とは?
第2章 言い換える
第3章 順接する
第4章 逆接する
第5章 対比する
第6章 結論を導く
第7章 添加する
第8章 補足する
第9章 選択を促す
第10章 並列・列挙する
第11章 転換する
第12章 例示・仮定する
第13章 主張する
第14章 その他
第15章 助詞
第16章 呼応表現

 

この本が、あなたを変える!

文章が劇的にウマくなる「接続詞」
山口拓朗 明日香出版社 2019-2-13
売上ランキング(公開時):3,097
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山口拓朗さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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