【分けることで、悩みと無駄は減る!】
株式会社Moonshot代表取締役CEO・菅原健一氏が、『小さく分けて考える』と題して、物事が具体的になり、やるべき行動が明確になる、分解思考の方法を指南する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
仕事にプライベート。
いま、やるべきことは明確ですか?
本書は、仕事ができる人ほど物事を見る「解像度」が高いと提起し、「解像度」を上げることにつながる、物事を具体的かつ明確にする分解思考の方法を指南する一冊。
視線先がボヤけていると、不安になります。
暗闇や霧の中を手探りで進んでいくようなものです。
反対に、視線先がクリアであれば、自信を持って進んでいけます。
ゴールに向かって迷いなく疾走するアスリートのように。
つまり、具体的かつ明確であるほど、人の推進力は増すということです。
そのためのキーとなるのが「解像度」です。
地図アプリであれば、画面をタップすれば「解像度」は自由に変えられます。
でも、わたし達はそう単純ではありませんよね。
ここで重要となるのが、分けて考える「分解思考」という力です。
「これなら迷わない!」と思える段階まで、問題や課題を細かく分解して考える方法です。
この本では、実践に役立つ「分解思考フローチャート」を収録。
理屈は分けるけどどうやって・・・という不慣れな読者のことを考えた構成になっているので安心して読めます。
フローチャート以外にも、図解や実際の分解例も豊富にあり使いやすさに気が配れています。
「これなら迷わない!」と思えるほど、分解思考を分解して解説しています。
具体的になると悩む時間は減り、明確になると無駄が減り効率的になります。
まさに、複雑で生きづらい現代社会に必須といえる力といえます。
迷わずに前へ向かって疾走する自分。
この本で手に入れませんか?
◆思考の解像度を上げろ!
小さく分けて考える
菅原健一 SBクリエイティブ 2022-12-8
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
■【要約】15個の抜粋ポイント
「分解思考」とは、文字通り分けて考えることです。
分けることで、
・解像度を上げたり
・問題点を明確にしたり
・本当に重要な課題を見つけたり
することができます。
分解思考のメリットの一つは、「これなら無理なく問題解決ができそう」と思える解決策が見つかるところにもあります。
●上手に分解するための6つのポイント
①かけ算で分解する
②一つ上に戻って、全体像を考える
③細かく分けすぎない
④アイデアを出したい時、抜け漏れをなくしたい時は「反対」をとる
⑤あえて大きく捉える
⑥自分の気持ちは分けておく
●【仕事編】「分解思考」フローチャート
①問題や目標がある
↓(ある→②へ、なし→②’へ)
↓
②分解して、その問題や目標を具体的にする
②’自分の才能や可能性を大きく捉えて目標を作る
↓
↓
③その問題や目標は解決する意味があるのか?
↓(ある→④へ、なし→②’へ)
↓
④問題の解決や目標達成に必要な資源や条件を10個挙げてみる
↓
↓
⑤いつまでに何を揃えれば成功の状態になるのかを期間で分解する
目標を達成するための手段や方法を決めるうえで、念頭においていただきたいのは、「自分への負荷は悲観的に考えたほうがいい」ということです。
僕たち個人は社会の構成員でもあり、社会の視点は巡り巡って個人の視点につながっています。
つまり、視点を上げて考えていけば、最終的には自分の利益にも跳ね返ってくることになります。
●【理想の自分になる編】「分解思考」フローチャート
①やりたいことや理想の状態があるか
↓(YES→②’へ、NO→②へ)
↓
②理想の人を挙げてみる(③へ)
②’それをなぜやりたいかを分解する(④へ)
↓
↓
③その人がなぜ理想の人なのかを分解する(④へ)
↓
↓
④そのために必要なスキルと条件を10個挙げる
↓
↓
⑤いつまでに何を揃えれば理想の状態になるかを時間で分解する
曖昧なままだと次にとるべき行動がわかりづらいので、具体的な行動が見えてくるまで分解していきましょう。
最終的に、いつまでに何を揃えればいいかを時間で分解していけば、やるべきことが明確になります。
理想の自分を考える時のポイントは、長期的なスパンで最終的にどうなりたいかを考えることです。
本当に問題を解決したいなら「あらゆる部署に関係する問題の中で、どこに本当の問題があるのか」を見つけていくことがとても重要です。
悲観と楽観に分けるというのは、計画を立てるときに有効な分解です。
効果のあるなしを判断する時、「何のためにやっているのか」という視点を持つことも重要です。
「自分の意見+相手に教えてほしいこと」を発信するだけで、たくさんの人からメッセージをもらえます。
分解思考をしていく時に、「たとえば?」を問いかける方法も有効です。
■【実践】3個の行動ポイント
【1956-1】「分解思考フローチャート(仕事編)」を活用して1つ作成する
【1956-2】「分解思考フローチャート(理想の自分編)」を活用して1つ作成する
【1956-3】自分への負荷は悲観的に見積もる
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】小さく分けて考える
【著者名】菅原健一 ・ 著者情報
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2022/12/8
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】考える力を身につけたいときに
【キーワード】思考、問題解決、情報整理
【頁 数】272ページ
【目 次】
第1章 小さく分けて考える「分解思考」
第2章 「分解思考フローチャート」で仕事の目標を達成する
第3章 「分解思考フローチャート」で自分の理想を実現する
第4章 仕事で使える様々な分解
付録 解像度を上げて、物事を考えるためのヒント
▼さっそくこの本を読む
小さく分けて考える
菅原健一 SBクリエイティブ 2022-12-8
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菅原健一さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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