【書評：1963冊目】CHANCE チャンス（犬飼ターボ）

2023-1-26
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★★★★★, 小説, 成功法則, 犬飼ターボ, 生き方に迷ったときに, 自己対話, 飛鳥新社
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米山智裕

【文庫版／成功する自分になれ！】
成功小説家・犬飼ターボ氏が、『CHANCE チャンス』と題して、夢に打ちひしがれた主人公が辿る数々の試練の物語から、成功者が大切にする教え「成幸のカニミソ」を伝授する一冊。

■書籍の紹介文

もっともっと成功したい。
今、あなたはそう思っていますか？

本書は、失敗ばかりの”主人公”と偶然出会った不思議な”成功者”の物語を通じて、成功者が大切にしている教え＝「成幸のカニミソ」を伝授する一冊。

仕事／ビジネスで成功することが成功ではない。
むしろ、その成功だけを追い求めている限り、決して成功者にはなれない。

では、成功者とは何か。
成功者とは、自分が幸せを感じられる「幸せに成功する生き方」を確立した者のことである。

この鍵となる教えを軸に、”主人公”と”成功者”の物語は進んでいきます。
著者の実体験をベースにしているので、没入しやすい描写が読書の集中力を引き出してくれます。

幸せに成功するって？成功する生き方って？
人によっては、いくつも「？」が浮かんでいるかもしれません。

ぜひ、その「？」を大切にしながら読み進めてみてください。
主人公と成功者の関係のように、読者と著者の間でも大いに意見をぶつけ合うことで、学びや変化は大きくなると思うからです。

この本では「成幸のカニミソ」と名づけられている数々の”成功者の教え”。
そのどれもが普遍的なもの、言い換えれば、あなたがすでに見聞きしたことがあるものばかりだとおもいます。

だからこそ、読む必要がないではなく、改めて向き合ってほしいとおもいます。
知っているだけでは、いつまでも成功が訪れることはなく、成功者になれるわけもありません。

知っていて実践していること、知っているけど行動していないこと。
そこに「なぜ？」をぶつけて、自分の現状を理解してみてください。

そのうえで、「成幸のカニミソ」を実践していきましょう。
教えのすべてが、成功者が大切にしている”普遍的”なものなのですから。

◆「成功したい」から「成功する」へ。

CHANCE チャンス
犬飼ターボ飛鳥新社 2017-12-16
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■【要約】15個の抜粋ポイント

「あなたはビジネスで成功したいのですか。それとも人生で成功したいのですか」

卓也の頭の中では、この社会は、金持ちがひとり増えれば誰かが貧乏になるという「限られたお金を奪い合う競争の世界」だった。

ただ10人が共通して言ったことがある。
それは「将来の目標をしっかり決めろ」ということと、「成功するまで決して諦めるな」ということだった。

顧客にするべき相手を選ぶと商売が楽だ。

成功とは成長の過程だ。
失敗したらなぜ失敗したかを学ぶんだ。
もし成功してもそこからどうして成功したかを学ぶんだ。
長期間の成功を手に入れられない人は失敗したら落胆し、成功したら浮かれてしまう。
学ばないから偶然に頼るしかなくなる。

ほとんどの人は、足元しか見ていないんだ。
人生がどこに向かっているのか気にせずに進んでいるんだね。
人生という大きな枠の中にビジネスという領域がある。
ビジネスという部分にだけ集中して、他をないがしろにしたら人生全体はうまくいかない。
そしてビジネスもうまくいかなくなる。
出来事は全部つながっているんだ。

●人生にある4つの領域
・経済：ビジネスや投資などお金に関すること
・健康：肉体的な健康
・愛情：家族や友人との人間関係
・精神：人格とか感情など

いいかい。
ものすごく大事な考え方だからよく覚えておくんだよ。
この世の豊かさは無限なんだ。
たとえ有限だとしても海の水ほど膨大なんだ。
でも君は、それを小さな潮溜りくらいに思い込んでいる。
海辺に立ったところを想像してごらん。
君が手ですくった海水を隣の人に分け与えても、海の水の量は減るかい？
減らないね。
すくった分だけ新しい海水が流れ込んで来る。
どんどん分け与えてもどんどん新しい海水が流れ込んで来るんだ。
これがこの世界の豊かさの本当の姿だ。

他人の笛でダンスを踊らないことだ。
自分の旋律に合わせて踊らなければならない。
もし、そういった他人の価値観で受け入れてしまった無用なものがあったら捨てるんだよ。

成功することにプライドを持ちなさい。
今の成功していない自分にしがみついていても前に進めないよ。

●売り上げを増やすポイント
（1）たくさんのお客さんに来てもらう
（2）1人のお客さんが買う単価を増やす
（3）お客さんのリピート率を上げる
売り上げ＝（1）×（2）×（3）

『人は言葉ではなく行動で判断する』
ビジネスパートナーを選ぶ時にも言葉ではなく行動で判断するんだ。
もし行動と言葉が矛盾していたら行動が示す人格が真実だ。
言葉なんていくらでもいいことが言えるからね。

成功者には2つの決断パターンが必要とされる。
成功者は普段はすばやく決断し、重要なことはあせらずじっくりと検討して決断を下すんだ。

収入は社会に貢献していることの証明だからね。

「成功するということは、成功する自分になることだ」という言葉をかみ締めた。
そして、相手が成功する自分になるのを助けた時、相手だけではなく助けた自分も大きな成功を手に入れることができるのだ。
”他の人の成功に貢献した時、最も大きな成功を手に入れる”
それが愛そのものであると感じた。

■【実践】3個の行動ポイント

【1963-1】他人の成功に貢献するように行動する

【1963-2】「します」「できます」「ついている」を口ぐせにする

【1963-3】人は言葉ではなく行動で判断する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】CHANCE チャンス
【著者名】犬飼ターボ・著者情報
【出版社】飛鳥新社
【出版日】2017/12/16
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】成功法則、小説、自己対話
【頁　数】352ページ
【目　次】
1 出会い
2 奪い合う競争の世界
3 2つの課題
4 人生は自分の考えた通りになる
5 人生の目的を見つける
6 訪れたチャンス
7 人生のすべては順調に進んでいる
8 許しの学び
9 成功の上昇気流に乗る
10 富と名声に満たされた日々
11 成功者からの贈り物