【書評:1876冊目】「静かな人」の戦略書(ジル・チャン)

【静かで冷静だからこそ、戦略が生きる!】
超外向型社会アメリカで大成功した「超内向型」のジル・チャン氏が、『「静かな人」の戦略書』と題して、「静かな人の潜在能力」を最大限に引き出すための戦略を指南する一冊。

■書籍の紹介文

ホント、損な性格だよなぁ・・・。
こんなふうにため息をついた経験はありませんか?

 

本書は、ケタ外れの成功者の多くは「内向型」であると説きながら、内向的な気質を卑下することなく、秘められた力を存分に引き出すための”戦略”を指南する一冊。

 

多様性、認め合い、といった言葉が飛び交う現代社会。
仕事で評価されるのは、まだまだ、明るく社交的な「外向型」の人たちです。

 

そんな彼らを横目に、「わたしだって大きく貢献したのに・・・」とため息をつく。
「内向型」の人にとっては、不利な状況が”悪意なく”続いています。

 

では、「損な性格に生まれたのだから仕方ない」と諦めるしかないのでしょうか。
「そんなことはない!」と叫ぶのが、台湾出身の「超内向型人間」である著者。

 

”超”がいくつもつきそうなほど外向型社会のアメリカ。
その空気に押し潰されそうになりながらも、必死に大成功を収めてきた”戦略”を記した、”虎の巻”といえるのが本書です。

 

内向型らしい自分の性格や特徴を、どう生かして戦っていくか。
内向型だからこそ打てる手の数々は、じつに興味深く、多くの学びを授けてくれます。

 

外向型と内向型は、反するものではなく、補完し合うもの。
仕事で成果を出すには、どちらも欠かせない存在です。

 

だからこそ、内向型の人が能力を発揮できないでいる状況は非常にもったいないのです。
性格と特徴をきちんと理解し、それをいかんなく発揮できる”戦略”を練ることが求められています。

 

とはいえ、内向型の人は穏やかを好み、エネルギーの消費が激しい性質。
なかなか立ち上がる勇気が湧かないものです。

 

ぜひ、この”戦略書”を活用してみてください。
内向型のあなたが、自分を偽ったりなどムリをせず、力を発揮するためのヒントが満載です。

 

ちなみに、自分が「内向型」「外向型」どちらの傾向が強いかを知るテストも収録されています(P.38)。
数分でできるので、まずは試してみてください(ちなみに、わたしは内向型の傾向が強かったです)。

 

自分の性格や特徴を理解し、受け入れること。
そこからはじめることで、自分だけの”戦略”が見えてきます。

 

◆静かなる力を開放しよう!

「静かな人」の戦略書
ジル・チャン ダイヤモンド社 2022-6-29
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■【要約】15個の抜粋ポイント

内向型と外向型が大きく異なる点は、元気を取り戻す方法にある。
内向型がエネルギーをチャージするには、ひとりになる必要があるのだ。

 

●「自分に合った仕事」を考える4つの質問
①大きくなったら、何になりたいと思っていたか?
②どんな仕事に魅力を感じるか?
③どんなものに憧れるか?
④生まれつき才能に恵まれていることは?

 

あなたは自分にぴったりの仕事を見つけるか、仕事に合わせて自分を変えるしかない。
自分にとって理想の仕事が存在しないなら、みずからキャリアパスを切り拓いていく戦士にならなければならない。

 

内向型が新しい環境ならではの問題に直面したとき、それを乗り越えて環境になじむためには、必要なことが3つある。
「仲間を見つけること」「仕事の能力を示すこと」、そして「明確な成果を出すこと」だ。
その3つがうまくいけば、問題はほぼ解決したも同然だ。

 

内向型がさまざまなストレスやプレッシャーに直面したときは、感情的に怒鳴ったり、同僚を責めたりせずに、互いの強みを生かすことを考え、相手のことを冷静に分析しよう。

 

朝は早起きして、その日の予定を頭のなかで整理する。

 

神経質になりがちな内向型は、いつでもどこでも安心できるスペース作りのためのグッズを、出張にも必ずもっていきたい。

 

「どうにかなるだろう」と思っていた宴会のほうが苦痛で、畑違いだと思って腰が引けていたイベントのほうが自分でも不思議なほど楽しめた。

 

内向型にとって、エネルギーはもっとも重要な資産だ。

 

もっとも重要なのは準備を完璧にすることであり、それこそ内向型が得意とするところだ。

 

ソーシャルメディアにお金や時間やエネルギーを費やすのであれば、より効果的に利用するために、「あらかじめ自分の利用目的を明確にしておく」ことを勧めている。

 

謙虚な人にはつぎの3つの特徴がある。
・自分の弱点や自分に欠けているものを知っている。
・個人の利益よりもチームの利益を優先する。
・つねに勉強と練習を怠らない。
内向型の人はもともと控えめで腰が低く、集団を大切にするなど、職場で必要な資質をもちあわせている。
このような資質はチーム全体の雰囲気に影響を与え、伝染していくところに価値がある。

 

多くの内向型の人たちが、最高の友人や同僚は外向型の人だと語っている。
(略)
つまりあなたも、自分はこういうタイプの人と一緒に働くのは向いていない、などと決めつける必要はないということだ。

 

あなたが取り組むべきことは、自分の時間と知識を惜しまずに、チームと共有することだ。
マネージャーとして、自分の内向性に引け目を感じたり、申し訳なく思ったりする必要はない。

 

あなたの個性は重要ですが、適応能力はさらに重要です。
あなたがどんな人になるかは、性格の特性ではなく、それをどう生かすかによって決まるのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1876-1】朝、その日の予定を確認、シミュレーションする時間を設ける

【1876-2】安心できるスペースを、いつでもどこでもつくれるようにしておく

【1876-3】他人を変えようとしない

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】「静かな人」の戦略書
【著者名】ジル・チャン
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2022/6/29
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方人間関係リーダー
【頁 数】352ページ
【目 次】
PART1 静かな人の「仕事」の戦略
PART2 静かな人の「人間関係」術
PART3 冷静な力を「人前」で生かす
PART4 静かな人の「潜在能力」

 

この本で、あなたは変わる!

「静かな人」の戦略書
ジル・チャン ダイヤモンド社 2022-6-29
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ジル・チャンさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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