【書評:562冊目】「数字に強い課長」になるための仕事のコツ(深沢真太郎)

【ビジネスで勝つための秘訣は算数だった!】
ビジネス数学の専門家・深沢真太郎氏が、『「数字に強い課長」になるための仕事のコツ』と題して、”数字に強い”リーダーになるために必要な仕事のコツを解説する一冊。

■書籍の紹介文

数字に強い人。
どんなイメージを持っていますか?

 

本書は、数字に強いリーダーになるために身につけるべき、数字に対する考え方や使い方を解説する一冊。

 

「数字に強い人」。
著者曰く、それは「算数レベルの知識を仕事に活用できる人」です。

 

微分・積分や数学理論を駆使する数学ではありません。
+ー×÷の算数です。

 

これは、数字を本当の意味で使いこなしている人が、驚くほど少ないことを示唆しています。
四則演算は、小学校で学ぶわけですから。

 

具体的なシーンを取り上げて、図を交えて会話形式で解説しています。
会話をなぞっていくうちに、数字を活用する感覚が養われます。

 

数字に強いことは、ビジネスでは必須です。
ましてや、数字と向き合う機会が多い管理職であれば、なおさらです。

 

算数を制する者は、ビジネスを制する。
この本でしっかり身につけましょう!

 

◆数字に強くあれ!

「数字に強い課長」になるための仕事のコツ
深沢真太郎 中経出版 2015-6-12
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■【要約】15個の抜粋ポイント

効率=(得られる金額)÷(それに割く資源)
算数には必ず「解」が1つありますから、その効率化の問題にも必ず「解」は1つあります。

 

◯通りと数えられるものには「確率」の考え方が使える。
合理的かつ効率的にいきたいなら、確率を使え。

 

「完了を100にしたら、いまどのくらい?」

 

仕事の優先順位をつけ、まずはいま入っているグラスから水を捨てることがマネジメント

 

人は、「成功体験した人」についていくのではなく、「成功体験をさせてくれた」人についていく

 

どちらがよい・悪いを評価するという行為は「前提条件」があって初めてできる行為

 

●問題解決の4ステップ
1.まずは極端に考えてみる
2.理想との誤差がおそらく生じる
3.その誤差はどうすれば埋められるかを考える
4.その手法が、その問題を解決する最短距離になる

 

数字で合理的に考えたほうが最終的には勝てる

 

ビジネスにおいてどちらが儲かるかという議論は、「期間」を定めて初めて成立する

 

勝負所で「割り算」の数字だけで判断してはいけない。
期間を定め、「掛け算」をした結果で判断せよ。

 

あなたの武器になるのは、「数学」ではなく「算数」なのです。

 

あなたのビジネスは、あなたのチームは、そもそもあなたは、何からできていますか?

 

大事なのは、どう考えることが「ポジティブに考えること」なのかであり、そしてその問いに対する私の答えが「裏を返せば」なのです。

 

成果を出している課長の共通点は「遊びゴコロ」と「笑顔」。
数字を使わずに九九ができるような課長であれ。

 

「いまになって思います。算数をきちんと勉強しておくって、大事なんだなって…」

 

■【実践】3個の行動ポイント

【562-1】「裏を返せばどういうことなのか?」を考える

【562-2】「自分は何からできているのか?」を徹底的に分解する

【562-3】「前提条件」と「期間」を意識して数字をみる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】「数字に強い課長」になるための仕事のコツ
【著者名】深沢真太郎著者情報
出版社KADOKAWA/中経出版
【出版日】2015/6/12
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード数学的思考リーダー指導力
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 「業務のロス」は、数字で見れば一目瞭然!
第2章 数字を使うと、「マネジメント」はここまで変わる!
第3章 数字に強い課長の「社内政治術」
第4章 数字をあなたの「最大の武器」にするために
第5章 世の課長にどうしても伝えたい、3つのこと

 

この本が、あなたを変える!

「数字に強い課長」になるための仕事のコツ
深沢真太郎 中経出版 2015-6-12
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深沢真太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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