【書評:1408冊目】「書く」習慣で脳は本気になる(茂木健一郎)

【脳へ書いて伝える重要性】
脳科学者・茂木健一郎氏が、『「書く」習慣で脳は本気になる』と提起し、「書く」と「書かれた”言葉”」と「脳」の関係性を考察しながら、書く習慣で夢を叶える方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

今さっき考えていたことを思い出せない。
そんな経験をしたことがありませんか?

 

本書は、「書く」と「(書かれた)言葉」と「脳」の関係性を考察しながら、書く習慣で脳を「夢を叶える本気モード」にする方法を指南する一冊。

 

人間の脳には、つぎの性質があると著者は言います。
確実なものと不確実なもののポートフォリオ(組み合わせ)のバランスを取ろうとする。

 

脳にとって、
・確実なものが多い状態だと、その分だけ、不確実なものを受け入れる器が大きくなる。
・不確実なものが多い状態だと、その分だけ、確実なものを受け入れる器が大きくなる。
ということです。

 

受け入れる器が大きくなると、わたし達はどうなるのでしょうか。
不確実な状態を楽しめるようになる」と、著者はいいます。

 

いうまでもなく、今の社会、これからの社会は、不確実性の塊です。
つぎの瞬間に何が降りかかってくるか、まったく予測ができない世界です。

 

つまり、普通に考えれば不安に縮む状況を、脳は「楽しめる」ようになるのです。
これは、ものすごいアドバンテージですよね。

 

では、不確実なものを受け入れる器をどうやって大きくするのか。
当然ながら、脳にとって確実なものができるだけ多い状態をつくるほかありません。

 

この確実なものが多い状態をつくるのに、「書く」ことが最適だと著者は指摘。
書くことで、脳は書かれた言葉をみて、確実なものだと認識するからです。

 

この「書く」「書かれた言葉」「脳」の3つの関係性をうまく活用する方法を解説していきます。
うまく活用することで、書くことで脳をコントロールできるようになるのです。

 

そして、脳の本気スイッチを押し、夢も叶うようになる。
書くだけで、これを実現できるのです。

 

◆書くことで脳は動き出す!

「書く」習慣で脳は本気になる
茂木健一郎 廣済堂出版 2019-3-29
売上ランキング(公開時):7,144
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■【要約】15個の抜粋ポイント

●怠け者の脳を本気にさせる3つの方法
(1)コンプレックスを逆手に取る
(2)目標をつくる
(3)与えられた課題を楽しむ

 

必ずしも勉強や仕事に直結する保証がなくても、自分が心から「楽しい!」と思ったことには、とりあえずはまってみることも必要です。

 

記録することは、「メタ認知」を働かせることにほかなりません。
自分をあたかも外から観察しているかのように認識する能力。
これを「メタ認知」と言います。

 

現代の脳科学においてもっとも重要な概念の一つに「偶有性」があります。
ある程度「予想がつく事柄(確実性)」と、「予想がつかない事柄(不確実性)」とが混ざり合っている状態のことで、「どのように変化するかわからない性質」のことをいいます。

 

人間の脳は、確実なものと不確実なもののポートフォリオ(組み合わせ)のバランスを取ろうとします。
そのときに、確実なものが多ければ、それだけ不確実なものを積み増せることになります。

 

人は漠然と目的意識を持っているだけでは、どうしても「あれ、なんだっけ」と忘れてしまうものです。
書いて脳の外に不動点を築くことで、脳は新たな確実性を手に入れます。
そのうえでさらに不確実性を積み増せるようになります。

 

文字を書くことは、自分が書いたものが自分にとってのキャピタルになるということです。

 

夢を書いておくことで、「言葉がタイムマシーン」となって、現在の自分の願いを未来の自分の姿として脳に送り届けてくれるのです。

 

書くという行動は、自分の「無意識にアクセスする」ことです。
無意識の中では、「書く準備」がちゃんとできています。

 

自分を見つめ直し、人生を整理させていくことで、次のステップに踏み出すことができる。
「早すぎる自伝」にはそういった前向きな姿勢があります。

 

自分自身の人生を整理することは、自分がこれまで歩んできた人生の軌跡を書き出していくことであり、脳の中に確実なものを積み上げていくということです。
その積み上げた確実性の分だけその後に続く不確実性なものにも対処できるようになって、生の偶有性を楽しむことができます。

 

ある言葉に出合ってからそれを自分のものとしていくには、それ相応の時間がかかります。
言葉を本当の意味で自分のものにしていくには、次の五つのステップを経る必要があるように思います。
①言葉を使いこなす
②言葉を磨く
③言葉を発信する
④言葉と一体化する
⑤言葉で自分を語る

 

自分が発信する言葉が多ければ多いほど、それを読んだ人を感化させられるし、また自分をアピールすることにもなります。
結果として、自分を取り巻く世界が広がっていきます。

 

ある言葉の意味するところを実践できるようになるには、それこそ一生かけて鍛錬していくしかありません。
それは、言葉でなくても剣道にしても将棋にしても、同じことです。
初級から始めて、有段者になるには、毎日の練習を積み重ねていくしかないのです。

 

●二一世紀の生き方八ヵ条
①脱藩する(組織の論理で行動しない)
②プリンシパルを磨く
③学ぶべき場を見つける
④師匠を持つ
⑤言葉の級位を上げる
⑥英語で発信していく
⑦出会った人と○・五秒で打ち解ける
⑧人前で夢を宣言する

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1408-1】「楽しい!」と思ったことに、どっぷりハマってみる

【1408-2】気になることはノートに書き留める

【1408-3】夢を書き出す

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】「書く」習慣で脳は本気になる
【著者名】茂木健一郎
出版社廣済堂出版
【出版日】2019/3/29
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に書く力を身につけたいときに
キーワード文章力ことばのチカラ脳科学
【頁 数】207ページ
【目 次】
第1章 なぜ脳は本気になれないのか
第2章 脳は「記録」されたがっている
第3章 なぜ書くだけで願いがかなうのか
第4章 願いをかなえるために自伝を書く
第5章 言葉という鏡を磨いていく
第6章 偶有性の時代を生き抜く

 

この本が、あなたを変える!

「書く」習慣で脳は本気になる
茂木健一郎 廣済堂出版 2019-3-29
売上ランキング(公開時):7,144
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茂木健一郎さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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