【効率偏重時代だからこそ、接待が活きる!】
書評サイト「HONZ」代表・成毛眞氏が、接待の効果を知らないのは大きな損失だと提起し、”成毛流「接待」の教科書”として、接待で差をつける方法を紹介する一冊。
「接待」。
最近、接待の場に身を置いた経験がありますか?
本書は、効率重視の中で減少している「接待」の効果を明らかにし、減少している今こそ、積極的に接待を活用するべきだと提起し、接待で差をつける方法を紹介する一冊。
接待と聞くと、経験に基づく記憶の場面よりも、こんなものなんだろうなというイメージが先行する。
そんな人が最近の社会に増えているように、私個人も含めて感じます。
そして、これはものすごい機会損失だと、著者は嘆きます。
その上で、ライバルが減っているんだから接待をもっと活用せよ!とハッパをかけます。
しかし、接待とは失敗のできない場面です。
そんな場面を、イメージしかつかない状態で望むのは非常に危険です。
ここで、この本の出番です。
日本マイクロソフトのトップとして、数多の接待を経験してきた著者が、接待の活かし方を網羅的にまとめ上げているからです。
著者のいう通り、ライバルが減っているなら活かさない手はありません。
接待を活かせる人になりましょう!
◆あなたの接待を心待ちにしている人がいる!
今、接待をすべき理由、私が接待を薦める理由は、接待の数が減っているからだ。
それを軽視する人が増えているからだ。
接待の目的は、相手と仲良くなることだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
そして、仲良くなるとは、相手を知ること、こちらを知ってもらうことだ。
一番恐れなくてはならないのは、接待の相手に「自分はこの程度の店での接待がふさわしいと思われているのか」と思わせてしまうことだ。
接待に向いた店が見つかったら、それで接待の成功は8割がた保証されたと思っていい。
おめでとうございます。
残りの2割は何が決めるかというと、その店という舞台でどんな出し物を見せるかだ。
接待に限らないが、遅刻は厳禁だ。
ボトルで頼むことのメリットは、オーダーの回数が減るだけではない。
かなり飲む人とあまり飲まない人の差が目立たなくもなる。
絶対に触れてはならない話題が3つある。
それは、政治・宗教・プロ野球だ。
散々あちこちで言われていることではあるが、これらの話はしない方がいい。
こちらの想像を超えた、予想とのギャップが大きな店だったからこそ、印象に残っているのだ。
ある程度の役職に上り詰めた年配者は、必ずと言っていいほど、同世代では考えられないような、想像を絶する経験をしている。
その話は間違いなく面白い。
面白いだけでなく、その時代のリアリティが感じられる。
接待は、いい関係をより良くするものであり、さほど良くない関係をプラスに変えるにはあまり向いていない。
このことをきちんと理解しておく必要がある。
埋もれてしまうような贈答品には、贈った意味がない。
お金で解決できることは、解決した方がいいのだ。
結局のところは、自分で行ってみて、いいなと思った店しか、接待には使えないのだ。
自分自身や家族が料理上手なら、手料理でもてなすのも悪くない。
ただ、特別感を出したいなら、ケータリングサービスを利用するのがいい。
相手の気持ちがわかっていればそれだけで、上手に接待される。
上手に接待されるためにすべきことがあるとするなら、それは、いい接待を繰り返すことだ。
【1156-1】「接待」したいと思う方を書き出す
【1156-2】政治・宗教・プロ野球の話は避ける
【1156-3】「接待」に相応しい店を開拓する
接待とは、相手を想う気持ちを形にする場。
【書籍名】成毛流「接待」の教科書 乾杯までに9割決まる
【著者名】成毛眞
【出版社】祥伝社
【出版日】2018/4/1
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】人間関係、信用残高、人脈術
【頁 数】176ページ
【目 次】
第1章 接待とは何か
第2章 接待の8割は店選びで決まる
第3章 接待の日の行動マニュアル
第4章 印象に残る飲み会は接待に匹敵する
第5章 嫌な接待はしなくていい
第6章 接待上手になるためのレッスン
この本が、あなたを変える!
成毛眞さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2018年 4月 09日
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