【書評:1156冊目】成毛流「接待」の教科書(成毛眞)

【効率偏重時代だからこそ、接待が活きる!】
書評サイト「HONZ」代表・成毛眞氏が、接待の効果を知らないのは大きな損失だと提起し、”成毛流「接待」の教科書”として、接待で差をつける方法を紹介する一冊。

■この本の紹介文

「接待」。
最近、接待の場に身を置いた経験がありますか?

 

本書は、効率重視の中で減少している「接待」の効果を明らかにし、減少している今こそ、積極的に接待を活用するべきだと提起し、接待で差をつける方法を紹介する一冊。

 

接待と聞くと、経験に基づく記憶の場面よりも、こんなものなんだろうなというイメージが先行する。
そんな人が最近の社会に増えているように、私個人も含めて感じます。

 

そして、これはものすごい機会損失だと、著者は嘆きます。
その上で、ライバルが減っているんだから接待をもっと活用せよ!とハッパをかけます。

 

しかし、接待とは失敗のできない場面です。
そんな場面を、イメージしかつかない状態で望むのは非常に危険です。

 

ここで、この本の出番です。
日本マイクロソフトのトップとして、数多の接待を経験してきた著者が、接待の活かし方を網羅的にまとめ上げているからです。

 

著者のいう通り、ライバルが減っているなら活かさない手はありません。
接待を活かせる人になりましょう!

 

◆あなたの接待を心待ちにしている人がいる!

■本がわかる!15の要約ポイント

今、接待をすべき理由、私が接待を薦める理由は、接待の数が減っているからだ。
それを軽視する人が増えているからだ。

 

接待の目的は、相手と仲良くなることだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
そして、仲良くなるとは、相手を知ること、こちらを知ってもらうことだ。

 

一番恐れなくてはならないのは、接待の相手に「自分はこの程度の店での接待がふさわしいと思われているのか」と思わせてしまうことだ。

 

接待に向いた店が見つかったら、それで接待の成功は8割がた保証されたと思っていい。
おめでとうございます。
残りの2割は何が決めるかというと、その店という舞台でどんな出し物を見せるかだ。

 

接待に限らないが、遅刻は厳禁だ。

 

ボトルで頼むことのメリットは、オーダーの回数が減るだけではない。
かなり飲む人とあまり飲まない人の差が目立たなくもなる。

 

絶対に触れてはならない話題が3つある。
それは、政治・宗教・プロ野球だ。
散々あちこちで言われていることではあるが、これらの話はしない方がいい。

 

こちらの想像を超えた、予想とのギャップが大きな店だったからこそ、印象に残っているのだ。

 

ある程度の役職に上り詰めた年配者は、必ずと言っていいほど、同世代では考えられないような、想像を絶する経験をしている。
その話は間違いなく面白い。
面白いだけでなく、その時代のリアリティが感じられる。

 

接待は、いい関係をより良くするものであり、さほど良くない関係をプラスに変えるにはあまり向いていない。
このことをきちんと理解しておく必要がある。

 

埋もれてしまうような贈答品には、贈った意味がない。

 

お金で解決できることは、解決した方がいいのだ。

 

結局のところは、自分で行ってみて、いいなと思った店しか、接待には使えないのだ。

 

自分自身や家族が料理上手なら、手料理でもてなすのも悪くない。
ただ、特別感を出したいなら、ケータリングサービスを利用するのがいい。

 

相手の気持ちがわかっていればそれだけで、上手に接待される。
上手に接待されるためにすべきことがあるとするなら、それは、いい接待を繰り返すことだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1156-1】「接待」したいと思う方を書き出す

【1156-2】政治・宗教・プロ野球の話は避ける

【1156-3】「接待」に相応しい店を開拓する

 

■ひと言まとめ

接待とは、相手を想う気持ちを形にする場。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】成毛流「接待」の教科書 乾杯までに9割決まる
【著者名】成毛眞
出版社祥伝社
【出版日】2018/4/1
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード人間関係信用残高人脈術
【頁 数】176ページ
【目 次】
第1章 接待とは何か
第2章 接待の8割は店選びで決まる
第3章 接待の日の行動マニュアル
第4章 印象に残る飲み会は接待に匹敵する
第5章 嫌な接待はしなくていい
第6章 接待上手になるためのレッスン

 

この本が、あなたを変える!

 

成毛眞さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

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