【話は1分できちんと伝わる!】
ヤフーアカデミア学長・伊藤羊一氏が、「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」の信念の元、1分で相手の記憶に残す方法を紹介する一冊。これからは1分で話せ!
人前で話す機会があります。
どうやって話す内容の構成を考えますか?
本書は、「コミュニケーションで相手に動いてもらう」ことを目的として、1分間で伝わるくらいに話の内容を濃縮し構成する方法を紹介する一冊。
話を聞いていて「わかりにくい」と感じることがあります。
だいたいが、「長いな〜(どこまで続くの!)」「何が言いたいんだろ?(要点だけ言って!)」と思っているときです。
反対に、「わかりやすい」と感じることもあります。
そのときは、決まって「簡潔で、短い」話をされたときです。
もちろん、ただ「簡潔で、短い」だけでは不十分です。
最終的に、「相手に動いてもらう」ことが必要だからです。
では、どうやって「簡潔で」「短く」「相手に動いてもらう」伝え方ができるのでしょうか?
この点を、「簡潔で」「短く」「実践したくなる」伝え方で教えてくれるのが、この本です。
誰もが、情報過多時代を生きています。
相手に届かない情報は、あっという間に流されて、永久に届きません。
だからこそ、「簡潔で」「短く」「相手に動いてもらう」伝え方が重要なのです。
情報という濁流の向こう岸にいる相手に、ぜひあなたの思いを届けましょう!
◆伝えたいことを、限界まで濃縮しよう!
私が思うに、
「1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない」
逆にいえば、
「どんな話でも『1分』で伝えることはできる」
ということなのです。
さて、「何のためにプレゼンするのか」を言語化してみると、ほとんどの場合、「(どこで)誰に、何を、どうしてもらいたい」という構造になっています。
そもそも、「理解してもらう」というゴールがおかしいのです。
伝える側が、聞き手に、「理解したうえで、どうしてほしい」のか、君が動くのか私が動くのか、どうすればいいのか、ということを、必ず考えなくてはならないのです。
「考える」とは、「自分の中にあるデータや自分の外にあるデータを加工しながら、結論を導き出すこと」なのです。
「悩んで」いても結論は出てきません。
この「無限ループ」を避けるためにも、機械的に「考える」=結論を出す習慣をつくるのです。
そのために自分に問う。
黄金の質問は、「だから何?」「ファイナルアンサー?」「本当か?」です。
私の主張はこうです。
理由は3点あって、1点めはこう、2点めはこう、3点めはこうです
「使う文字・言葉を少なくし、文章をややこしくしない」ということです。
そして、プレゼンで話す言葉は特に、「短く、言いきる」ことを心がけましょう。
●イメージを描いてもらうために行なう2つのこと
(1)ビジュアルを見せる
(2)「たとえば」と言って、具体的な事例を示す
「自分の伝えたいことを、一言のキーワードで表す」
そうすることで、その一言に、自分の伝えたい内容を「包み込む」のです。
●人前で話す時の4つのポイント
①視線:しっかりと聞き手を見る
②手振り:多少、動きをつける
③声:「相手と対話するように」声を届ける
④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる
SDS:「Summary(まとめ)-Detail(詳細)-Summary」
PREP:「Point(主張)-Reason(根拠)-Example(例示)-Point」
新しい取り組みを説明する時のPCSF
Problem(問題)-Change(変化)-Solution(解決策)-Future(未来)
突然想定外の質問をされると、早く答えなければと焦ってしまうものですが、まずは落ち着いて相手の質問を聞いて、それに、
・YES/NOで答えればいいのか
・アイデアを聞かれているのか
・懸念点を答えればいいのか
といった答え方をとらえることです。
言葉は、思いを伝えるための道具です。
プレゼンも、自分の思いを言葉にのせて、自分の主張を伝えて、相手に動いてほしいわけです。
信頼を得るためには、まずは自分たちのエゴを捨て、相手の課題に向き合い、ニーズに応える。
ひたすらこれを続けていれば、必ず商売に結びつきます。
【1157-1】「どうすれば行動してもらえるか」を常に意識して伝える
【1157-2】自分の伝えたいことを、一言でまとめる習慣をつける
【1157-3】結論を出す習慣を身につけ、悩みに囚われない
1分間は、伝えるに十分な長い時間。
【書籍名】1分で話せ
【著者名】伊藤羊一
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2018/3/14
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】話し方、ロジカル、ことばのチカラ
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 「伝える」ための基本事項
第2章 1分で伝える
第3章 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
第4章 1分でその気になってもらう
第5章 1分で動いてもらう
第6章 「伝え方」のパターンを知っておこう
第7章 実践編
この本が、あなたを変える!
伊藤羊一さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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