【書評:1158冊目】ちょっとしたことで“心が伝わる”話し方(福田健)

【会話をもっと気分よく!】
話し方研究所会長・福田健氏が、普段のコミュニケーションを、ちょっとしたことで”心が伝わる”話し方にしていくコツを紹介する一冊。ちょっとしたことで、人間関係はスムーズになる!

■この本の紹介文

この人は感じがいいな〜。
その方って、どんな話し方をしていますか?

 

本書は、「思いやり」「優しさ」「気くばり」といった大切な気持ちが相手にきちんと伝わる、伝え方のコツを実例とともに解説する一冊。

 

普段のコミュニケーションをブラッシュアップするのに役立つ。
読み終わって、真っ先に浮かんだ感想がこちらです。

 

言葉選びから、声のかけ方・ツカミのひと言など、会話に活かせるコツが満載!
実例と一緒に解説されているので、すぐに試すことができます。

 

「この人は感じがいいな〜」という印象を受ける人は、この本に書かれていることが自然とできている人です。
従って、この本のコツが習得できれば、あなたも良い印象を相手にあてることができるのです。

 

何事もちょっとしたことなのです。
あとは、あなたがどこまで意識できるかです。

 

◆このコツは、効く!

■本がわかる!15の要約ポイント

同じ内容でも、言い方、態度、タイミングで、相手が受け取るニュアンスは大きく変わる。
「あなたのことを気遣っています」という気持ちを「いかに伝えるか」が重要なのだ。

 

さりげなく相手を気づかうコミュニケーションのできる人は、場面に応じて、感じよく、短く話す人だ。
誰でも、一方的に話を聞かされることは好まないものだ。

 

心づかいを伝える「短い話」のポイントは、相手を受けとめ、肯定することだ。
人の心に響く会話は、必ずここからスタートしているのだ。

 

「どう思うか」もしくは「どうしたいか」と一言、質問することで、相手には、自分で考えさせる、自分で行動するように仕向けるのだ。

 

相手の「説得点」を把握し、そこに的を絞って話すことだ。
それができれば、短い一言でも、相手を気持ちよくその気にさせることができる。
「説得点」とは、相手をその気にさせる的のことだ。

 

周りをよく観察して、相手の「関心事」に的を絞ることだ。
あいさつの際に、相手の「関心事」に触れた一言を発すれば、その心づかいの深さに、ほとんどの人は心を引き付けられるはずだ。

 

態度は心の反映だ。
口でうまく言っても、心が伴わないと本心が態度に出てしまう。
反対に、心で思っていることを、言葉だけでなく、態度で表すことができれば、より強く気持ちを伝えることができる。

 

話し手と聞き手の入れ替わりが会話の生命だ。
複数での会話では、みんなが交互に発言しやすくなるよう「各自の発言時間は短く、回数は多く」を心がける。

 

「そうじゃなくて」は「そうとも言えるね」と「そんなはずない」は「そうかな、もうちょっと話してみて」と、肯定に変えてみる。
それだけで、互いに気分よく、会話は先に進んでいくはずだ。

 

「一分間スピーチ」を身につけると、普段の話もテンポよく、わかりやすくなる。
結果、周囲から信頼されるようになる。
会社でも「仕事ができる人間」として頼りにされるようになるはずだ。

 

●一分間スピーチの成否をわけるポイント
(1)しっかり「立ち止まる」こと
(2)2〜3秒間を置くこと

 

●スピーチでの3つのコツ
(1)姓だけでなく、フルネームで名乗ること
(2)親しみやすい態度で話すこと
(3)自分を出して、伸び伸び話すこと

 

「これを話したい」というテーマを絞ることだ。
その際「自分が本当に話したいことを自問する」「聞き手の興味・関心をひく話題にする」ことの2点に注意することだ。

 

テーマが明確になれば、スピーチを支える土台がしっかりしたものになる。
そうなれば、どんなに大勢の相手になろうと、話がブレない。
その結果、言いたいことが伝わる。

 

何かと忙しい現代だ。
ますます直接コミュニケーションを取る機会が少なくなっている。
だからこそ、短く、感じのいい話し方をすることで、相手に心づかいを伝える人が求められるのだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1158-1】「どう思うか」「どうしたいか」を相手に投げかける

【1158-2】相手を観察して、相手の「関心事」を探る

【1158-3】否定的な表現を肯定的な表現に置き換える

 

■ひと言まとめ

簡潔に伝えると、準備の努力が相手に伝わる

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】ちょっとしたことで“心が伝わる”話し方: もっと人間関係がスムーズになる方法
【著者名】福田健
出版社三笠書房
【出版日】2018/3/19
オススメ度★★★☆☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワード話し方人間関係ことばのチカラ
【頁 数】211ページ
【目 次】
はじめに 「心づかい」をどう伝えるか
1章 心づかいは「優しい言葉」に乗ってやってくる
2章 いつ、どんなふうに…
3章 いい空気が一瞬で生まれる一言
4章 「しっかり聞いています」というシグナル
5章 スピーチ、プレゼン、あいさつ…

 

この本が、あなたを変える!

 

福田健さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

■お知らせ

■メルマガ版も好評配信中■
ブログ版とは構成を変えてお届けしています!
ぜひ購読登録してください(^^)
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力ください。
携帯アドレスだと未着の場合があります。

■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!

■応援お願いします!■

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る