【悩みの原因はメンタルブロックにあり】
富とお金のメンタルトレーナー・三凛さとし氏が、『金のなる本』と題して、ワークを通じてメンタルブロックを壊し、自分の人生に合った「お金の最適解」を掴む方法を指南する一冊。
■書籍の紹介文
お金に関する悩み。
どんな悩みを抱えていますか?
本書は、お金の悩みの有無はお金に対する「メンタルブロック」の有無で決まると提起し、ワークを通じてメンタルブロックを壊し、自分の人生に合った「お金の最適解」を掴む方法を指南する一冊。
著者は、自身の実体験から成功してお金を手にする人には、次のような特徴があると説きます。
(1)楽観的である
(2)正しい努力を継続できる
(3)失敗を受け入れることができる
(4)自信を持っている
(5)社交的で人と打ち解けるのがうまい
(6)コミュニケーション能力に長けている
(7)独立心が強い
(8)現状に満足せず、長期目標を設定してやり抜く
(9)成功するための生活習慣を身につけている
(10)熱心に投資を行っている
(11)自身の成長のために、ためらわず自己投資する
(12)リスクを取ることを躊躇しない
いかがでしょうか。
ご自身に当てはまる項目はいくつありましたか?
ここで重要なのは、○がいくつで×がいくつで、ということではありません。
どちらだろうかと考えてしまっていること、その行為自体に注意が必要だと著者は指摘します。
どちらだろうかと迷うこと自体が、すでに「メンタルブロック」の影響下にある可能性が高いというわけです。
このことときちんと向き合い、足枷となる「メンタルブロック」を1つ1つ取り除くことが何より大切なことだと説きます。
悩みがあるということは、そこには原因となる心の傷があるはずです。
そこに蓋をしたまま無理をしたところで、本当の幸せ、本当の笑顔は得られません。
お金を稼ぐことで傷に蓋をしようとしても、傷が癒えることはありません。
ドラマとかでもよく描写されますよね。
だからこそ、まず取り組むべきことは自分と向き合い、メンタルブロックを取り除くことだと著者は力説します。
そして、メンタルブロックさえ取り除くことができれば、誰でも上述の特徴を備えた人に変わっていけるのだと語りかけます。
「ワークはまた時間あるときに・・」と後回しにしにくい、構成もよく練られた一冊です。
まとまった一人の時間を取れるときに読むことをオススメします。
◆自分ととことん向き合う一冊。
金のなる本
三凛さとし KADOKAWA 2024-9-12
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■【要約】15個の抜粋ポイント
お金のメンタルブロックがある人は、「お金に対して不安を持つことに安住している」という共通点を持っています。
(略)
その理由は、「お金の不安を持っていれば、ほかの不安から目をそらすことができるから」です。
私の目の前で給与明細を見てもらい、感じたことを言ってもらうというワークです。
このとき、「どう感じましたか?」と私が尋ねると、ほとんどの人が「少ない」「これだけしかもらえないんだ」「もっとあればいいのにと思いました」と言うのです。
そのときに抱いた感覚が、その人のお金に対するイメージになります。
(大阪大学社会経済研究所を中心とした研究にて)被験者に集団で公共財を作るゲームをさせたところ、日本人はアメリカ人や中国人に比べて、他人の足を引っ張ることに意識が向いているという結果が出たのです。
私が海外に出て一番強く感じたのは、「日本人ほど正解を求める人たちはいない」ということです。
「お金がないこと」にばかりフォーカスしてしまうのは、「自分はいずれ、これをやってお金を稼いで生きていく!」というプランがないからだ、ということに気づいてもらいたい
人口は国力を支える重要な要素です。
国力は国の富の蓄積状況や国土面積、人口や教育レベル、技術レベルといった基礎的指標およびGDP(国内総生産)や経済成長率、産業の国際競争力などの豊かさを示す指標によって決まります。
(略)
特に人口は重要です。
働く人の数が減ればその分、生産性が低下して税収も減るなど、経済に与える影響が大きいからです。
お金に関して学びを深める際には、こうした側面も見つめる必要があります。
お金は会社や国から「もらうもの」ではなく、自分の手で「作り出すもの」と認識を改めなければならないタイミングが、まさに今なのです。
●お金のありのままの姿を知るワーク
STEP1:お金が人類にもたらした「ネガティブ」なこと
STEP2:お金が人類にもたらした「ポジティブ」なこと
STEP3:お金が自分個人にもたらした「ネガティブ」なこと
STEP4:お金が自分個人にもたらした「ポジティブ」なこと
順にノートに書き出していく
●お金への苦手意識を手放すワーク
STEP1:お金にまつわるネガティブ感情の源を明らかにする
STEP2:自分も他者に同じ行為をしていたことを自覚する
STEP3:ネガティブ感情の源となった行為が、自分や他者の成長につながっていたことを知る
STEP4:ネガティブ感情の源となった相手が、正反対の性質も持っていたことに気づく
●人生への情熱を明らかにする4つの質問
質問1:あなたのパーソナルスペースを占めているものは何ですか?
質問2:あなたが多くの時間を費やしていることは何ですか?
質問3:あなたが多くのエネルギーを注いでいるものは何ですか?
質問4:あなたが多くのお金を使っていることは何ですか?
(上記、4つの質問に対して書き出した答えから)質問ごとにベスト3を考えてみてください。
重複が多かったジャンルが、あなたにとっての人生の優先順位を示します。
●理想の人生を表す「心の地図」を描くワーク
STEP1:自分の望む生活をするには、いくらのお金が必要なのかを特定する
STEP2:特定した金額が得られれば、それがあなたの優先順位ベスト3にどんなメリットをもたらすかを「マンダラシート」に書く
STEP3:逆に、特定した金額を得られない場合に起こるデメリットを「マンダラシート」に書く
幸せなお金持ちになる人の特徴をまとめると、次のようになります。
(1)楽観的である
(2)正しい努力を継続できる
(3)失敗を受け入れることができる
(4)自信を持っている
(5)社交的で人と打ち解けるのがうまい
(6)コミュニケーション能力に長けている
(7)独立心が強い
(8)現状に満足せず、長期目標を設定してやり抜く
(9)成功するための生活習慣を身につけている
(10)熱心に投資を行っている
(11)自身の成長のために、ためらわず自己投資する
(12)リスクを取ることを躊躇しない
ありのままの自分を受け入れることができ、自己に対する信頼感があるので、何があっても自身の未来の成功を信じることができるのです。
常に自分の意識や状態を把握するためにも、3カ月から半年に1回ほどの頻度でワークを行うといいでしょう。
そのくらいのペースで行えば、メンタルのブレを修正でき、自分の意識の質が効果的に変わるのを実感できます。
■【実践】3個の行動ポイント
【2132-1】自分の望む「生き方」を、思いつくままに書き出す
【2132-2】【2132-1】で書き出した「生き方」を実現させるために、いくら必要か計算してみる
【2132-3】【2132-2】で計算した「金額」を、どうやって「作り出す」か思いつくままに書き出す
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】金のなる本
【著者名】三凛さとし ・ 著者情報
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2024/9/12
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】お金と賢く付き合いたいときに
【キーワード】お金、自己対話、稼ぐ力
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 お金が貯まらない、稼げない、増やせない理由
第2章 「お金のメンタルブロック」はこうして作られる
第3章 自分の力で「富」を生み出す時代がやってきた!
第4章 メンタルブロック解消! お金の悩みがなくなるワーク
第5章 理想の豊かさを生み出す体質になれるワーク
第6章 「お金持ちの未来」に向けて一歩を踏み出そう
▼さっそくこの本を読む
金のなる本
三凛さとし KADOKAWA 2024-9-12
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三凛さとしさん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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2024年 11月 20日
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