【辞書ではなく現場の意味!】
早稲田大学ビジネススクール教授・山田英夫氏が、ビジネスで使われている数々の用語を、教科書や辞書ではなく現場の”生”の意味でまとめた『悪魔の辞典』。ブラックな笑いをどうぞ!
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■1分間紹介文
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日々さまざまな言葉が飛び交う職場。
その言葉を、表面を取り繕う意味でなく
使う人の心の中の意味でまとめた辞典。
著者は、山田英夫さん。
早稲田大学ビジネススクール教授。
三菱総合研究所にて大企業のコンサルティングに従事後、早大に転じ現職。
博士(学術)。
本書は、ビジネスの現場で飛び交う言葉のより本質的な語釈を、ブラックなユーモアを交えながら辞典としてまとめた一冊。
収録されている用語は、1018語。
形式的な意味を一切排し、”真の意味”にこだわる。
知らない単語に出会ったら、
まずは「形式的な本」でその意味を知る。
その後、現場に出て使われ方を観察。
仕上げに、本書の説明を読む。
自分が卑しく思えるほどに、
ニヤニヤ笑ってしまうこと受けあいだ。
あの人が平然と使っている単語の、
本当の意味をあなたは知る。
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■本がわかる!15の要約ポイント
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【リーダー】
会議で、部下が作成した資料を読み上げる人。
読むだけの役割なので、質問が来ると部下が答える。
【人材】
「人財」「人在」「人罪」など当て字が作られているが、
本当に人を大切にしている会社は、奇をてらわない。
【二年縛り】
2年間の収入と解約料を合計すると、
儲かりすぎてしまうので、
少し値引きしたもの。
【SNS】
情報漏洩の原因となるため、
会社から使用注意を喚起される一方、
これを活用した新規事業やプロモーションの企画を出せと会社から言われるもの。
【会計】
出版業界で入門書が一番多い分野。
何冊読んでも門をくぐれないから。
【シナジー効果】
買収前の資料には頻出。
買収後には聞かれなくなるもの。
【クロージング】
売り手はスッキリ、
買い手はこれから…。
【資料】
金曜の夕方になると、役員が突然欲しくなるもの。
社員が休日出勤して必死に作るが、
月曜に受け取った時には忘れている。
【win-win】
①お互い自分が得していると思う状況。
②自分が得している時に、相手の目をそらす文句。
③自分だけが得をしたい時に、相手に投げかける誘い文句。
【SEO】
①昔からある、”金で順位を得る”こと。
②スポーツ界でやれば、ただの八百長。
【フィンテック】
①銀行を要らなくする仕組み
②米国では銀行業務のアンバンドリング。
日本では銀行における新規事業。
【リーン・スタートアップ】
英語で書くと戦略のようだが、
「とりあえず、やってみる」。
【オープン・イノベーション】
①日本では大袈裟に経営者が口にするが、
本物のシリコンバレーでは、
「カジュアルなコラボレーション」
と言われる程度のもの。
②すべてをさらけだすわけではなく、
応分の共同開発。
【その他】
分類が難しくなった時の逃げ道。
多用すると、「その他」のほうが多くなる。
【ふるさと納税】
自治体主催の通販事業。
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■これをやろう!3つの実践ポイント
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【806-1】言葉の裏の意味に目を向ける
【806-2】言葉に踊らされない
【806-3】引っかかった言葉は記録する
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■今回のまとめ
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心を理解しないと、言葉はわからない!
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■本日紹介した書籍情報
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【書籍名】ビジネス版 悪魔の辞典
【著者名】山田英夫
【出版社】日本経済新聞出版社
【出版日】2016/6/9
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】教養を伸ばしたいときに
【キーワード】教養、社会、雑談
【頁 数】312ページ
【目 次】
1 人事・組織
2 マーケティング
3 会計・財務
4 M&A
5 トップ・マネジメント、経営戦略
6 IT
7 生産、研究開発
8 その他
山田英夫さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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