【シェア読書:467冊目】吉田松陰松下村塾 人の育て方(桐村晋次)

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【吉田松陰の真髄】史上最強の教育機関・松下村塾。松下村塾と言えば吉田松陰。しかし松蔭が実際に教えた期間はわずか2年4ヶ月。この短い期間で、いかにして人材を育て上げたのか。その秘密の一端を知る良書!




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書籍情報
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【書籍名】吉田松陰松下村塾 人の育て方
【著者名】桐村晋次
【出版社】あさ出版
【出版日】2014/12/9
【推薦度】★★★☆☆
【頁 数】239ページ
【目 次】
序章 吉田松陰と松下村塾
第一章 松下村塾の誕生と教育の変遷
第二章 吉田松陰の教育
第三章 松下村塾の教育 現代への応用


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なぜこの本を選んだのか?
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・久しぶりに松蔭の本が読みたくなったため

・松下村塾の教え方が体系的にまとめられていそうだったから

 

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この本で得たいこととは?
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・人の育て方

・自分を成長させるきっかけ


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1分間紹介文
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松下村塾。
吉田松陰。

 

史上最強の教育機関として、150年以上の時を超えた現代でも、多くの”信仰”を集める松下村塾。本書は、その秘密を解き明かし、それをどう現代に応用するかまでに迫った意欲作。

 

伊藤博文(初代内閣総理大臣)
山県有朋(第三・九代内閣総理大臣)
山田顕義(日本大学、國學院大学創設者)
高杉晋作(奇兵隊創設者)
桂小五郎(維新の三傑)



2人の総理大臣をはじめ、幕末から明治の激動期において、国家の体勢を築き上げた多くの逸材を輩出してきた吉田松陰の松下村塾。

 

「吉田松陰」と「松下村塾」の関係性で一番驚かせるのが、松陰が教育を行なったのは、”2年4カ月”と非常に短い期間だったということ。

 

一体、松陰はこの期間で何をしていたのか?
「教えず”自力で”成長していく人材を育てた」松下村塾。

 

この教えは150年以上たった現代も、そしてこれからも語り継がれるであろう、日本の真理。

 

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Key Phrase(15の気に入った一文)
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吉田松陰の松下村塾は、伊藤博文、山県有朋、高杉晋作、桂小五郎など、幕末から明治の激動期に国家の体制を築き上げた多くの逸材を輩出した。その指導法は、私たちに多くの示唆を与えてくれる。

 

松蔭は、入門希望者が来ると「いいでしょう。一緒に励みましょう」と答えた。外交辞令ではない。これが松陰の本心なのだ。

 

時として「私は教えることはできませんが、一緒に学ぶことができます」と答えることもあった。また「あなたは、私に何を教えることができますか」と尋ねることもあった。

 

教えてもらおうと思ってやってきて「何を教えることができるか」尋ねられて驚かない者はいない。しかし、これが松陰の学問の学び方についての基本姿勢だったのだ。

 

勉強は一生ものだ。どこにいても学ぶ気さえあれば学ぶことができる。一生勉強だと考えると、師も弟子も互いに教え合い、共に学ぶ、“師弟同行”の思想はまことに明快になる。

 

社会人の能力開発は、本来、自己啓発が基本

 

現実を正確に把握しない限り、行動のための目標設定も適切なものにならない。未来の予測の精度を高め、行動の方向づけを行うには、可能な限り多くの情報を集めるべきだ。

 

松陰は、何より実践を重んじた。実践に結びつかない学問や読書には、何の価値も置かなかった。

 

現実から遊離した学問はダメだ。「真に深く道理を知れば、誰でも行動に及ぶ」というのが、松陰の考え方だ。行動にいかない知識は、松陰にとって知識の名に値しなかったのだ。

 

「知」は「行」の一部であって、分けることはできないという考え方を「知行合一」という。これは、実務の世界に身を置くものにとって、とりわけ大切な勉強の姿勢を示しているのだ。

 

長所と短所は背中合わせ

 

松陰は、家柄にとらわれず、志と実力によって活躍の場を与えられるべきだと考えていた。それは「兵を省かなくては、民の税をうすくできない。兵はすべて、農に帰すべきだ」という思想に育つ。

 

我々の持つ集団規範は、後輩や子供たちの生き方に強い拘束力を持つ。これを考えると、我々は、我々の持つ常識と集団規範の総点検を避けて通れないのだ。

 

我々の日常には、たくさんの情報が飛びかい、多くの人との出会いがある。学ぶ機会も多いが、それを自分の成長に役立てようとするか、見逃してしまうかは本人の日頃からの心がまえと準備次第だ。

 

村塾の人間関係は「ともに教え合い、学び合う」連鎖だった。全国各地で、最初は塾生の集団ができ上がり、それが塾生以外の人々も取り込んで、同行の輪を広げていった。

 

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Take Action(実践ポイント)
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【15-0022】行動に結びつく学びを常に意識する

 

【15-0023】自分の短所を書き出し、反対に置き換えてみる

 

【15-0024】「ともに教え合い、学び合う」姿勢を生き方の軸にする

 

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今日の一言
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人生一生勉強。ともに学び、ともに教え合おう!

 

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編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。

 

年末年始の休み。
注意していても体内リズムが狂いますね(^^;
ゆるいスタートなのに、早くも身体が重たいです。

体調崩してませんか?
よく身体を温めて、よく寝て疲れを溜め込まないようにしましょう!

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

感謝!米山智裕

 

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今回紹介した本
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吉田松陰松下村塾 人の育て方
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桐村晋次さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

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読了までの時間
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02時間14分。
通勤電車+スキマ時間に。

 


 

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