【時短したければ目標を定めよ!】
起業コンサルタント・米山彩香氏が、自分の大事な時間をより大事なことのために使う「最高の時短」術を指南する一冊。少ない時間で充分な収入を望むなら、ここまで貪欲になれ!
「今日1日でどれだけ目標に近づきましたか?」
こう聞かれて、あなたはなんと答えますか。
本書は、1日わずか2時間の労働で月収1000万円を稼ぐという著者が、仕事と時間に関する思考をオープンにしながら、独自の時短メソッドを指南する一冊。
「効率」ではなく「幸率」。
著者の”独自の”の部分は、この表現に集約されています。
すなわち、仕事をどれだけたくさんこなすかという視点(効率)ではなく、幸せを感じる生き方をするには今をどう使うべきかという視点(幸率)で時間を捉えるということです。
そして、「幸率」を考える上で一番大切なこと。
それが「大きな目標(ゴール)」の設定です。
「大きな目標(ゴール)」とは、そのまま、「どう生きたいか」に直結していきます。
それを実現するために、どういう計画を立て、今この時間をどうするかを考えて、必要な行動に集中していくことが、著者のいう”最高の時短”です。
したがって、根底に流れているのは、いわゆる「逆算思考」と呼ばれる原則です。
この原則を、著者のストーリーや思考の視点からまとめあげています。
装丁と同じように、貪欲な空気を感じる一冊。
「分かっている」で止まっている人のカンフル剤にオススメです。
◆やるべきことはシンプル!
人生を変えるなら「どう生きたいのか?」という観点から考えることだ。
それだけで、働き方のスタイルや時間の使い方が、まったく違ったものになるはずだ。
目標さえ見つかれば、後は「先の目標にたどり着くために目先の目標をクリアする」という思考が生まれる。
そうなれば、自ずと効率化を図る気持ちが生まれ、ムダのない行動を促すようになるはずだ。
大きなゴールがない状態では、小さなゴールでの「達成感」「自己効力感」は、単なる「満足感」になる。
「もうこれで十分」になり、そこで行動は終わる。
これは「諦め」だ。
小さなゴールの積み重ねの先に大きなゴールがある。
大きなゴールとなる「生き方」が明確なら、小さなゴールをクリアした際の達成感は、目標達成の最高の武器になる。
重要なことは、ゴールに「数値」目標を入れることだ。
「月収150万円」が目標なら、それは何年後の目標にするか、そのためには、1週間に必要な売上がわかる。
どんな目標でも、それを達成する作業は、苦しいこと、つらいことではない。
楽しいことだ。
そう捉えることができれば、作業の効率はグンとアップするはずだ。
苦手なことを上手に回避するコツがある。
まず大前提は「完璧を求めない」ことだ。
この前提のもとに「他の手法で代用する」という方法がある。
「なぜ」という問いかけを飛ばして、すぐに「どうしようか」と解決策を導き出そうとするのは良い方法ではない。
答えを導き出す手順を知らなければ、いつまでも悩んで時間を使うだけだからだ。
常に「なぜ?」を持つことで、先読み思考で物事を考えることができるようになる。
これが、ビジネスにおいても成功の秘訣、第一条件と言える。
先読みせずに行き当たりばったりでトラブルに見舞われたら、そのつど、計画変更が必要になる。
そうならないように、自分の計画のハードルになりそうなものは、先に見つけてしまうべきなのだ。
行動が速い人の特徴は「時間をしっかり区切る」ことだ。
飲み会や食事会などでも、終わりの時間を自分の中でしっかり決めている。
その後にも予定を入れている。
まずは、すべての常識を疑ってみる。
会社のやり方をすぐに変えることは難しいが、少なくとも自分がどれだけの時間と労力をムダにしているかは、すぐに自覚できるはずだ。
自分の時間は自分のものだ。
嫌々と人に付き合う必要はない。
明らかにムダな時間だとわかっていることや、自分の大切な時間を脅かす依頼や誘いは、きちんと断るべきだ。
メリハリのある仕事をして、自分の時間を守るための最も有効な施策は、ずばり「自分でやらなくていいことは人に任せる」ということだ。
売上が下がったり、時間をロスしたりするかもしれないが、どこかでリカバリーできるようにしておけば大事故にならない。
それより、「人に任せる」スタイルをとれるようになることが大事なのだ。
【1263-1】「どんな生き方をしたいか?」を書き出す
【1263-2】理想の生き方を手にするために必要な目標を、数値を入れて作成する
【1263-3】何事も完璧を求めない
今、どこに向かっているか把握していますか。
【書籍名】お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短
【著者名】米山彩香
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2018/7/27
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】時間力を身につけたいときに
【キーワード】時間術、働き方、思考
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 最高の目標設定
第2章 「努力しない」勇気
第3章 「先を読む力」を鍛える
第4章 「1週間に14時間」だけ働く
第5章 誰からも時間を奪われてはいけない
この本が、あなたを変える!
米山彩香さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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