【人類史上最高峰ゲームの攻略本】
個人投資家・cis氏が、取引の影響力の大きさから「一人の力で日経平均を動かせる男」とも言われる、独自の投資哲学を指南する一冊。その哲学は、投資に留まらず人生にも通ずる。
損をしそうなとき。
あなたは、どのような判断をくだしますか。
本書は、資産約230億円(2018年11月現在)を築き上げるまでに確立してきた、独自の投資哲学を指南する一冊。
株で勝つ方法を書いた本は、役に立たない。
なぜなら、多く人の目に触れた瞬間に”優位性”を失うから。
「えっ?では、この本は?」と思われるかもしれません。
ここで書かれているのは、方法論ではなく、哲学です。
そう考える裏には、どんな哲学があるのか。
そう行動する裏には、どんな哲学があるのか。
根本的なところで役に立つことを語っています。
ゆえに、投資哲学をまとめた内容にも関わらず、その言葉は人生哲学にも通ずる感覚になります。
読みながら、自分の生き方について、ついつい考えてしまいました。
どう考え、どう行動し、どう勝っていくのか。
深さを感じる、良書です。
◆本能に克たねば、勝てない。
一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
cis KADOKAWA 2018-12-21
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上がっている株を買う。
下がっている株は買わない。
買った株が下がったら売る。
マーケットの潮目に逆らわずに買う。
そして潮目の変わり目をいち早くキャッチする。
この大原則に従うようにして今の資産を築くことができた。
重要なのは勝率ではなく、トータルの損益。
そう考えられるかどうかが株で勝つための鍵(かぎ)となる。
大勝利こそチャラにされやすい。
本を読んでいても相場は勝てない。
株式市場は、公平や平等という概念で動く場ではない。
ニュースはツイッターがいちばん早い。
今売られている、あるいは今買われているということは板を見ていればわかるため、買い手にとっては優位性がある。
今ある優位性に張るのは、長期の展望よりは確実なことだと思っている。
相場をやっている限り、持っているお金の量が力になる。
投資家でうまくいっている人ほど、投資以外のお金の使い方は守備寄り。
1億円稼いだら600万円使っていい、くらいの感じ。
1000万円使ったら、使い過ぎに感じる。
(麻雀を打つ際)新しい戦術で、数学的に考えても絶対に正しいだろうというようなものは即採用して、カメレオンのごとく打ち筋を変えていった。
後に相場も同じスタイルで戦っている。
お金が絡むと、人は自分が得する方向に動く。
重要な情報など、口コミが最強。
専業トレーダーに限らずフリーの人たちは会社で健康診断を受けないので注意が必要。
富の総量が増え続けているのと並行して、お金の価値は落ち続けている。
お金が万能な世の中になっているようで、実はお金の威力は落ちている。
努力とリターンのスパイラルというものは存在する。
勉強すれば勝つ。
勝つと気分がいいからさらに勉強する。
すると、ますます上達して、さらに勝つ。
これは勝負事に限らず、かなり幅広く見られる法則だと思う。
相場は、最新かつ最先端の学問であり、経済活動でもある。
最先端だから未来が予測できない。
究極に近い”不完全情報ゲーム”。
日々やることが勉強になり、実力をつけることになり、お金にもなる。
【1377-1】著者のTwitterをフォローする
【1377-2】上達するための、努力・勉強を怠らない
【1377-3】少額でもいいので、自分で投資をする
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
【書籍名】一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
【著者名】cis
【出版社】KADOKAWA
【出版日】2018/12/21
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】お金と賢く付き合いたいときに
【キーワード】金融リテラシー、教養、数学的思考
【頁 数】200ページ
【目 次】
第1章 本能に克てねば投資に勝てない
第2章 相場は仮説を生み出した人が勝つ
第3章 勝つための一歩は場と自分を冷静に見ること
第4章 職業・トレード職人
第5章 投資に必要なスキルはゲームで磨いた
第6章 億万長者になれたのは2ちゃんねるのおかげ
第7章 これから株を始めるなら
この本が、あなたを変える!
一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学
cis KADOKAWA 2018-12-21
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cisさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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2019年 2月 18日
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