【書評:1705冊目】最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方(堀田秀吾)

【忘れるほど、脳は活性化する!】
明治大学教授・堀田秀吾氏が、『「考えすぎない」人の考え方』と題して、考えすぎるほど考える力は低下すると提起し、考えすぎずに最適な行動が取れるようになる方法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

人は何に突き動かされて生きているのか。
あなたはどのようにおもいますか?

 

本書は、「考えすぎない」ということをきっかけに、よりよい選択、よりよい行動が取れるようになる方法を解説する一冊。

 

学問の視点では、人間の行動原理はつぎのようになります。
『人はみな「不安」に突き動かされて生きている』と。

 

自分の命が「不安」だから、安心しようと必死に動く。
自分の生活が「不安」だから、一生懸命に働く。

 

不安を解消するために、必死に考えて、必死に行動する。
それが、人間の姿であり、人類の歴史なのです。

 

ただ、「不安」には1つ難点があります。
なにかというと、不安をうまく処理できないと、考えすぎたり悩みすぎたりして心身に悪影響を与えてしまうことです。

 

にも関わらず、「よく考えてから行動しなさい!」などと熟考することが求められます。
結果、考えすぎてしまうことで、不安を増幅させてしまい『動けなくなってしまう』のです。

 

あらゆる物事のスピードが上がっている現代社会。
適切なタイミングで『動けない』のは、致命傷になりかねません。

 

このことが、さらに不安を増幅させて、脳は不安を処理できなくなる悪循環に陥ります。
”突き動かされる”という人間の行動原理が成り立たなくなるわけです。

 

では、なにをすれば悪循環から抜け出せるのか。
ここに役立つ方法をまとめたのが、本書です。

 

考えるけれども、考えすぎない。
不安は消えないけど、不安に押しつぶされない。

 

この絶妙なバランスを保つための行動や習慣が学べます。
吸収することで、考えすぎずに適切なタイミングで、よりよい選択、よりよい行動が取れるようになります。

 

いい意味で開き直り、抱えこまないこと。
情報過多時代を生きるわたし達にとって、これが一番の処世術なのかもしれません。

 

◆頭の中は適度に空っぽに!

最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方
堀田秀吾 サンクチュアリ出版 2020-8-5
売上ランキング(公開時):29,413
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■【要約】15個の抜粋ポイント

忘れるとは、過去のいらない情報をさっさと処理し、「現在の新しい情報」に対応していくための能力でもあります。

 

手をつけない限りやる気など起きない、集中などできないというのが今の脳科学でわかっているやる気のメカニズムなのです。

 

優先順位をつけておき、細かいところには目を向けない(=忘れていく)。
このような習慣が思考のムダを省き、より素早い行動につながっているのです。

 

トロント大学のリチャーズらによると、ものごとの記憶はすべてを詳細に覚えるのではなく、ディテールは忘れてざっくり記憶したほうが意思決定が早くなると報告しています。

 

不安は怒りの感情も引き起こします。
過ぎたことについてもんもんと考えていると気づいたときには、まったく関係のない作業を始めるなど、意識を別のことに持っていくような習慣、スイッチをつくるといいでしょう。
とにかく、イライラから意識をそらす。
これが最優先なのです。

 

情報を過剰に入れるから、悩みますし、考えてしまうのです。
心が乱れているとき、疲れているときは、やはり情報量を絞るのがおすすめです。

 

行き詰まったときは、ぜひ気に入ったもの、好感を持てる人のマネをしてみてください。
それまで見えていなかった新しい方法や視点が見つかることでしょう。

 

1日ほんの少しの時間でも呼吸に目を向けることは、そうして浅くなっている呼吸の改善、意識改革や気分転換にもつながってきます。

 

近年の脳科学では、感情は思考(考え方)よりも、身体の動きなど外的な要因から大きな影響を受けることがわかっているのです。
つまり、「ポジティブな態度」を習慣化することで、思考や感情をポジティブな方向に持っていく方法があります。

 

(人は笑うと)記憶や価値判断など、ひらめきにつながる部位がより活性化することがわかったのです。
これはつまり、笑うことで判断が早くなったりいいアイデアが生まれやすくなったりするというわけです。
笑うことは、娯楽や気分転換といったことだけではなく、実用的な部分でも重要な役割を果たしているということになります。

 

「何もしないでじっとしている」のは心身にとってよくないということです。
筋肉が硬直し、血流も悪くなり、結果的に脳も疲労してしまいます。

 

不安が大きいときほど、理想は高くなる傾向があり、現実との差が大きくなっていきます。
そして、ギャップが大きくなるほどよりネガティブな感情、思考に支配されやすくなるのです。
たとえば日常で、自分や人に対して「〜すべき」「〜であるべき」といったフレーズを使っていないでしょうか?

 

特に考えごとをしているときには「歩きながら」「動きながら」はより脳が活性化しやすくなるのでおすすめです。

 

(歯みがきは)昼食後に眠くなってきたときのリフレッシュにも、病気の予防にもなりますので、習慣化ができていない人はこの機会にぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

 

ちょっと集中して疲れたなぁというとき、子猫や子犬の写真を見てみてください。
癒やされるとともに、脳に集中力が戻ってくるのを感じることでしょう。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1705-1】気分が乗らないときは、1分くらいゆっくりと呼吸する

【1705-2】集中力が切れたりしたら、ストレッチ/散歩などで体を動かす

【1705-3】昼食後、歯磨きをすることを習慣にする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方
【著者名】堀田秀吾著者情報
出版社サンクチュアリ出版
【出版日】2020/8/5
オススメ度★★★★☆
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード思考メンタルヤル気
【頁 数】237ページ
【目 次】
1 考えすぎる理由・考えすぎない方法
2 行動を最適化する
3 不安から「冷静」へ
4 最高に集中する
5 態度だけはポジティブであるべき理由
6 脳、体、心のつながり
7 リセット&GO!

 

この本が、あなたを変える!

最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方
堀田秀吾 サンクチュアリ出版 2020-8-5
売上ランキング(公開時):29,413
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堀田秀吾さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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