【言葉は、場を支配する!】
心理学者・内藤誼人氏が、相手の空気を支配し、自分の望む方向へと、人を動かす心理テクニックを紹介する一冊。ちょっとしたコツを意識するだけで、自分が主導権を握り人を動かせる!
■この本の紹介文
思い通りに相手が動いてくれない。
こんな経験ありませんか?
本書は、心理学をベースとした、相手の空気を支配して、自分の思う方向に人を動かすテクニックを紹介する一冊。
小泉純一郎元総理や橋本大阪市長など、身近な例を用いながら、その背後にある大衆心理へのアプローチを分かりやすくまとめた構成になっています。
大衆心理をいかに操るかの視点のため、広告やマーケッターの人向けかな?と思って読みました。
ですが、個人のコミュニケーションレベルでも活かせるテクニックも収録されています。
操る?とか扇動する?とか訊くと、眉を顰めたくなります。
しかしながら、いかに相手の心理をつき、自分の進みたい方向に相手を動かすかというテクニックは頭に入れておいて損はないと感じます。
くり返し学習しながら、自分流の「人の動かし方」を確立しましょう!
相手があなたに熱狂するために。
◆場の空気を支配せよ!
■本がわかる!15の要約ポイント
人と同じことをしていたら、埋没してしまって、自分を目だたせることができない。
商品もそうで、同じパッケージの商品を売っていたら、目だたせることはできない。
とにかく目だたなければ何事も始まらないのである。
人を動かすときには、「そういうビジョンなら、ついていってもいいかな?」と思うようなビジョンを示せることが重要だ。
●影響を受けやすい人のタイプ
・不安感が高い
・知能指数が低い
・失望感が高い
・立場が弱い
・大きな夢を見がち
・子どもっぽい
・女性的
私たちは、古語の引用に弱い。
古の賢人たちの言葉に、わざわざ逆らおうとする人はいないからである。
古い格言、ことわざ、古文など、とにかく”権威性”を感じさせるものを引用すると、それだけで説得力は高くなる。
私たちは、不安を煽られると、その不安を解消するための行動をとろうとする。
不安は、私たちに行動をとらせるうえでの、強烈なモチベーションになるのである。
人前で話すときには、「ちょっと大きすぎるだろうか?」と思われるくらいの声でしゃべろう。
そのほうが、必ず好ましい印象を与えることができる。
人と話をするときには、相手の目をじっと見つめて、視線をそらさないようにしなければならない。
オドオドして、視線が定まらないようではダメである。
●キラーフレーズをつくり出す要素
(1)利益を強調する
(2)目標をはっきりさせる
(3)行動を促す
(4)ドラマを含める
(5)ミステリーの要素を含める
(6)想像をかきたてる
(7)すぐに記憶できる
(8)思わず口ずさみたくなる
相手が、どのような服装をしているかによって、私たちは影響を受ける。
汚らしい格好をしていたら、相手を軽く見るようになるし、きちんとした服装をしていたら、高く評価するようになる。
何事もそうだが、「やりっぱなし」が一番よくない。
そういうやり方では、いつまでも自分が成長することができないからである。
説得をするときにも、必ず記録をとることが大切である。
心理学的に見ても、午前中というのは、人を説得するのにあまり効果的な時間帯ではない。
説得するのなら、午後、それも夕暮れ時あたりが効果的である。
心理学では、午前中を「理性の時間」、午後を「感情の時間」とわけているけれども、人を説得するのなら、午後のほうがいい。
なぜなら、午前中には、人は批判的、理性的な状態にあることが多いからである。
好かれる人間になるためには、「とにかく何でもやってみる」という姿勢を見せることだ。
行動的で、腰の低いところを見せていれば、周囲からの評価は必ずアップする。
どうすれば自分を大きく見せられるのかを考えよう。
どうすれば自分の魅力を高めることができるのかを考えよう。
自己プレゼンス能力は、どんな人にとっても必要な能力なのだから。
人間なら、だれにでも長所と短所があるものだが、他人に見せるときには「長所」だけにしておこう。わざわざ自分の短所など、見せる必要はない。
短所などを見せてしまうと、自分の株が下がってしまうに決まっているからである。
顔立ちがよいとか、性格が明るいとか、マナーと教養に溢れているとか、好かれるためにはいろいろな要因があるが、やはり「挨拶」がもっとも重要だと考えている。
■これをやろう!3つの実践ポイント
【101-1】名言集や名セリフ集を読む習慣をつくる
【101-2】伝えたい事は何度でも繰り返し伝える
【101-3】コミュニケーションでの気づきをメモする
■ひと言まとめ
■本日紹介した書籍情報
【書籍名】人を動かす心理テクニック
【著者名】内藤誼人
【出版社】ベストセラーズ
【出版日】2013/2/26
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】心理学、メンタル、習慣術
【頁 数】206ページ
【目 次】
第1章 大衆を操ることができる人
第2章 操られやすい人の7つの特徴
第3章 心を揺さぶる悪魔の演説術
第4章 圧倒的な存在感を示す演出の極意
第5章 だれもが納得させられる説得技法
第6章 思いどおりに人を操るイメージ戦略
この本が、あなたを変える!
内藤誼人さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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