【迷いは時間の浪費である!】
カリスマ経営者・小山昇氏が、『絶対に会社を潰さない 社長の時間術』と題して、変化の激しい時代を生き残るために必要な、経営者としてあるべき時間への向き合い方を指南する一冊。
■書籍の紹介文
時間の使い方。
うまくできていますか?
本書は、これまで数多く語られてきた小山氏流の経営術を、『時間』の視点から指南する一冊。
「さっさと仕事を片づけて飲みに行きたいから」
なんとも人間らしい欲求から、時間術を語っているのがおもしろい一冊。
社長は、社員がおもっている以上に忙しいもの。
ゆえに、社長の時間の使い方次第で会社の命運は決まってくるのです。
社長が機敏に動けば、社員も機敏に動きます。
社長が怠ければ、社員も怠けます。
つまり、社長の時間の使い方は、社員の時間の使い方につながっているのです。
社員の時間の使い方に不満があるのなら、それは社長の時間の使い方に問題があるということです。
このような視点で、リーダーとしての”時間”を考えていきます。
効率に成果に、求めるものはリーダーの時間の使い方次第で得られるのです。
◆時間こそ経営の真髄!
絶対に会社を潰さない 社長の時間術
小山昇 プレジデント社 2013-10-10
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】15個の抜粋ポイント
社長は、柔軟であるべきだ。
柔軟でないと世の中の変化に対応できないからだ。
生物と同じように、会社も生き残るのは、強い会社よりも、変化に対応できる会社だ。
柔軟さを保つ上で最も大切ことは、スピードだ。
変化に対応するには、早く反応する必要があるのだ。
正しいことより、早いことが大切なのだ。
「朝令暮改」というと、悪いことのように思われがちだ。
しかし、その考えは間違いだ。
朝令暮改とは、修正が早いことなのだ。
「やらないことを決めること」を「戦略」と言う。
時間を節約するには、戦略に基づいて「やらないこと」を決めることだ。
これが、基本中の基本だ。
人間は、失敗を重ねることで、データベースに経験が蓄積され、即断即決ができるようになる。
だから、致命的にならない失敗なら、どんどんしたほうがいい。
「この仕事は一時間でやる」と決めたら、一時間後には強引にでも終わらせる。
「そんなことは無理だ」と思うだろうが、その気になれば誰でもできることだ。
「時間を守る」ということは、約束の時間ちょうどに行くことではない。
三分前にその場に待機することだ。
一日は、二四時間しかない。
今日という日は一回しかない。
明日、取り返そうとしても無理だ。
ということは、時間は命そのものなのだ。
社員の仕事のスピードを速くするのに効果的なのは「最後に指示されたことを最初にやる」ように教育することだ。
しかし、社員の多くは命じられた順番にこなそうとする。
これではダメだ。
社員には「社長にとって、最もやってほしい仕事は、直近に命じた仕事だ」ということを、徹底して教えるべきだ。
社長がスピード命なら、社員もスピード命。
これを社員教育で徹底するべきなのだ。
社長は、コミュニケーションに十分時間を割くべきだ。
社長が時間を節約すべきなのは、一つには社員と過ごすためだ。
「時と場所」を共有しないと価値観、コミュニケーションは深まらない。
価値観は、人それぞれ違う。
だからこそ、時と場所を共有して、同じものを見て、同じものを聞く。
これにより、誤解を限りなくゼロに近づけることができる。
コミュニケーションは回数で勝負だ。
どんなに長い時間、会っても、一回で終わってしまえば、絆は深まらない。
それより、一日三分でも、毎日顔を合わせる人のほうが親しみを覚えるものだ。
上司と部下の面談を半期に1度、60分間みっちりやるより、月1回、10分ずつ6回やるべきだ。
そのほうが、所要時間は同じでも、コミュニケーションは深まる手間をかけないと、心は通じないのだ。
時間を節約することで、一日一日を大事に生きて欲しい。
そして限りある人生を大事に生きて欲しい。
■【実践】3個の行動ポイント
【100-1】仕事をするときは作業ごとにリミットを設ける
【100-2】「今日という日は人生で一回しかない」ということを毎朝唱和する
【100-3】回数を意識して、コミュニケーションする
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】絶対に会社を潰さない 社長の時間術
【著者名】小山昇
【出版社】プレジデント社
【出版日】2013/10/10
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー、指導力、組織改革
【頁 数】213ページ
【目 次】
第1章 社長の命はスピードにあり
第2章 時間を作る社長のテクニック
第3章 社員が輝く時間術
第4章 会社が一変する時間の仕組み
実例コラム集
この本が、あなたを変える!
絶対に会社を潰さない 社長の時間術
小山昇 プレジデント社 2013-10-10
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小山昇さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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