【シェア読書:1120冊目】脳が認める外国語勉強法(ガブリエル・ワイナー)

【記憶のしくみを最大活用して学習せよ!】
オペラ歌手・ガブリエル・ワイナー氏が、覚えた発音・単語・文法が忘れられなくなる記憶の特性を最大限に活用する、最新の脳が認める外国語勉強法をまとめた一冊。

■この本の紹介文

なにかを学習するとき。
忘れてしまう不安を感じていませんか?

 

本書は、単語も文法も忘れなくなる”記憶のしくみ”を最大限に活用した、外国語学習の効率を飛躍的に向上させる勉強法メソッドを指南する一冊。

 

●記憶の5原則
原則1:脳の「忘れるフィルター」を突破する
原則2:できるだけラクをする
原則3:「思いだす」と忘れない
原則4:忘れる直前に思いだす
原則5:過去の記憶を上書きする

 

この5原則に即した学習メソッドを、効果的に学べるように構成されています。
使えるウェブサイトの情報やツールも多数収録されており、実用性も高いのも嬉しいです。

 

どの順番で学習をすれば、脳はきちんと記憶するのか。
語学の学習方法に特化していますが、”記憶のしくみ”を学習という点でも、非常におもしろい内容です。

 

しくみが分かれば、覚えたら覚えた分だけ、記憶できる。
これだけでも、ワクワクしてきませんか?

 

◆学習効率を最大化しよう!

■本がわかる!15の要約ポイント

●最速で外国語を学ぶための3つのカギ
1.発音を最初に学ぶ
2.翻訳しない
3.SRS(分散学習をシステム化するツール)を使う

 

自分にとって難易度の高い外国語をマスターするには時間がかかるが、習得できないことは絶対にない。
必要な条件は唯一つ。
外国語に興味を持っているということだ。

 

●記憶の5原則
原則1:脳の「忘れるフィルター」を突破する
原則2:できるだけラクをする
原則3:「思いだす」と忘れない
原則4:忘れる直前に思いだす
原則5:過去の記憶を上書きする

 

SRSとは、フラッシュカードを使って、分散学習をシステム化するツールのことである。
自分の成長が自動的に記録され、新たに学ぶべき単語と復習すべき単語が日々更新されるので、SRSを使って学習すると記憶する力が増大する。

 

発音の基本的なルールを最初に身につけたうえで、正しい発音を察する力を磨きながらほかの学習も並行して行うほうがいい。

 

発音やアクセントをマスターすると、言葉だけでは絶対に成しえない形でその言語を使う文化とのつながりが生まれる。
相手の文化に頭で合わせようとするだけでなく、実際に身体を合わせることになるからだ。

 

使用頻度の最も高い100語さえ知っていれば、どんな文章でも半分程度は読めると思う。
言語とは、使用頻度の高い単語をとにかく使うものなのだ。

 

役に立つのは訳文だけではない。
文法書で説明されているさまざまなルールも学ぶ価値がある。
調査によると、ルールを学んだほうが外国語を早くマスターできるという。

 

文法書は、その言語の大事なポイントを手短に教えてくれるものとして活用する。

 

作文は、自分だけのための究極の授業だ。

 

自分のニーズに即した語彙に絞れば、学習時間を大幅に節約できる。
大学の教科書を読めるようにならないといけないなら、「affect(影響を及ぼす)」「confirm(確認する)」「facilitate(容易にする)」といった教科書によく出てくる単語に絞って学べばいい。

 

●語彙を確実に増やす3つのルール
(1)グーグルの画像検索
(2)自分で考えて書いた作文
(3)マスターしたい外国語のモノリンガル辞書

 

学習を続ける限り、苦労せずすぐに思いだせるようになっていくし、複数のことを同時にこなす力も向上する。
また、バイリンガルのほうが、集中する力や雑音を無視する力が高い。

 

単語や文法事項に苦労するときは、密接に関係する情報を含めたカードを何枚か追加するだけでずいぶん覚えやすくなる。

 

動詞を置く位置を1つの文章を通じて学ぶだけで、似通った文章のほぼすべての動詞の位置がわかるようになる。
同じことを2回学ぶ必要がないので、絶えず驚きに満ちた新しい文の構造を学ぶことができるのだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1120-1】外国語を使いこなす自分をくり返しイメージする

【1120-2】フラッシュカードを作成して学習する

【1120-3】文法書をくり返し学習する

 

■ひと言まとめ

脳に伝えやすく学習することで、学習効率はあがる!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】脳が認める外国語勉強法
【著者名】ガブリエル・ワイナー
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2018/1/25
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の語学力を磨きたいときに
キーワード勉強法脳科学英語
【頁 数】420ページ
【目 次】
第1章 外国語をマスターするとはどういうことか
第2章 10年忘れずにいられる「記憶の5原則」
第3章 倍の速さでマスターできる「音声ファースト勉強法」
第4章 これで会話が成り立つ「最初の604語」
第5章 ライティングも苦にならない「文法暗記術」
第6章 語彙が急増する「外国語ハック法」
第7章 外国語ができると頭がよくなる

 

この本で、あなたは変わる!

 

ガブリエル・ワイナーさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

 

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