【できないをできるに!】
目標実現の専門家・大平信孝氏が、『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』と題して、心理学や脳科学に基づいた、誰でも実践できる”自分を動かすためのコツ”を指南する一冊。
■書籍の紹介文
いつか、やろう。
そうやって温めているコトはありますか?
本書は、「いつか」を「今から」に変えると人生は動きはじめると提起し、心理学や脳科学に基づいた、自分を動かす”やる気スイッチ”を押すコツを指南する一冊。
すぐやる人とは、どういう人なのでしょうか。
それは、無理せず自然体のまま、いつでもサクサクと行動できる人のことです。
こう表現すると、「自分には無理だ」「どうせ自分は意思が弱い人間だ」などと否定的におもう人が多いでしょう。
でも、本当に無理なことなのでしょうか。
著者は、絶対に諦めないでほしいと強調します。
なぜなら、たった2つのことを身につけるだけで、誰でも「すぐやる人」になれるからです。
その2つとはなにか。
(1)すぐやる人になるためのポイントを学習する
(2)学習したポイントを反復練習する習慣を持つ
この2つを身につけるだけで、あなたは「すぐやる人」に変わっていけます。
そして、この2つを身につけるための方法がまとめられたのが本書です。
”すぐやる”にも、やり方があります。
先延ばししがちな人は、このやり方を知らない、身につけていないだけなのだと著者は訴えます。
豊富なイラストや要点の強調など、「読むのも面倒だ!」という人でも読み進められるよう工夫して構成されています。
「これくらいなら・・・できるかも」と、最初の一歩を踏み出す背中を押してくれる内容です。
どんなに面倒くさがり屋でも、意思が弱い人でも、共通していることがあります。
それは、「このままじゃダメなことくらい分かっている」と心の中では思っていることです。
その心の叫びに応えたいと、著者はあなたへ手を伸ばしています。
あなたが「変われるなら変わりたい」とおもっているなら、著者の手を掴んでみてください。
◆もう迷わない!
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
大平信孝 かんき出版 2021-10-21
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■【要約】15個の抜粋ポイント
すぐ行動できるようになるためには、「量」→「質」という順番を意識することが大切です。
第一に、「行動量」を増やすこと。
その後に「行動の質」を上げることがポイントです。
同じ場所で同じ仕事をしていると、「喫茶店に行くと、執筆が進む」ということが徐々に脳に刷り込まれていきます。
そして、同じ行動を続ければ続けるほど、その刷り込みが強化されていきます。
朝の過ごし方は、1日の行動を決める重要な要素なのです。
朝起きてから仕事を始めるまでの間に、楽しみなことや自分をご機嫌にすることをルーティンとして組み込んでください。
「ゆっくりコーヒーを飲む」「朝ごはんに好きなものを食べる」「散歩をする」「ヨガやストレッチをする」「好きな曲を聴く」「瞑想をする」「掃除をする」など、なんでもかまいません。
ポイントは、「朝の時間に何をするか?」をあらかじめ決めておくこと。
好きなことなので、日々のルーティンに組み込んでしまえば、簡単に習慣化できます。
実は、中断した仕事を、スムーズに再開するにはコツがあります。
それは、再開後、最初にとりかかる仕事をあらかじめメモしておくことです。
こんな簡単なことで、作業再開時に集中力を瞬時に取り戻すことができるのです。
頭の中のゴチャゴチャは、そのままだと処理するのが難しいのですが、「見える化」すると驚くほど扱いやすくなります。
手順としては、次の2ステップです。
・ステップ1:「気になっていること」を思いつくままに紙に書き出す
・ステップ2:書き出した紙を眺め、1つずつ対策をメモする
常に緊張している人は、意識的に緊張を緩めてあげることで、いい結果に結びつけることができます。
緊張を緩めるための最も簡単で効果的な方法は、「1分間目を閉じること」です。
仕事でもプライベートでも、5回に1回ヒットを打てれば、残りは三振やゴロでもいいと考えてみる。
つまり、自分が行動したことについて5回に1回思い通りになっていれば十分だし、3回に1回思い通りにいくのであればプロ並みにすごいと考えてみるのです。
「できていること」を書き出すこと。
どんなに些細なことでもいいので、「できている」ことを紙に書き出してみてください。
物事を「できないメガネ」で見るのではなく、「できるメガネ」で見るようにするのです。
そこで気づいた「できた!」が、「次もできそう!」につながっていくのです。
人と比べずに、自分と比べることで劣等感や優越感にひたることなく、自分の成長にフォーカスして行動できるようになります。
究極を言えば、「時間=命」です。
私たちは、全ての行動に「自分の命の残り時間」を使っているわけです。
これを意識するだけでも、行動力は変わってきます。
時間を15分に区切ることです。
短く感じるかもしれませんが、集中すれば多くのことができます。
時間の質を上げたいのなら、月に一度、自分自身に次の4つの質問を投げかけてみてください。
Q1:今月成果が出たこと
Q2:今月成果が出なかったこと
Q3:心身のコンディションが上がった要因
Q4:心身のコンディションが下がった要因
そして、「今月成果が出なかったこと」と「心身のコンディションが下がった要因」を極力排除し、「今月成果が出たこと」「心身のコンディションが上がった要因」を増やしていく。
この意識を持つだけで、時間の質が上がっていきます。
人生を変えるために必要なのは、「ぶっとんだ目標」です。
「ぶっとんだ目標」とは、実現可能性や感情のブレーキにとらわれない「心底、実現したい目標」のことです。
「ぶっとんだ目標」を立てる際の最大のコツは、「実現できるかどうか?」よりも、「実現したいかどうか?」を重視することです。
目標の80%まできたら、次の目標を仮設定するクセをつけましょう。
もう1つ先の新たな目標を設定することで、成長するための具体的な行動が見えてきます。
また、現在の目標を最後まで気を緩めずにやりきる効果も期待できます。
■【実践】3個の行動ポイント
【1715-1】朝、気分がアガることを習慣にする
【1715-2】中断するときは、再開時にやることをメモする
【1715-3】寝る前に、今日1日で「できたこと」を書き出す
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
【著者名】大平信孝・ 著者情報
【出版社】かんき出版
【出版日】2021/10/21
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】習慣術、ヤル気、行動科学
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 先延ばしがなくなる!行動に「初速」をつける方法
第2章 集中力が驚くほど続く!「行動ブレーキ」の外し方
第3章 感情に左右されない!行動マインドのつくり方
第4章 「忙しくて動けない」がなくなる!時間の使い方
第5章 夢や目標に向かって一歩踏み出せる!行動思考の身につけ方
この本が、あなたを変える!
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
大平信孝 かんき出版 2021-10-21
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大平信孝さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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