【すぐやる楽しさを脳に教えよう!】
メンタルコーチ・大平信孝氏が、ベストセラー『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』の要諦をマンガで解説しながら、やる気に頼らず自分を動かすコツを指南する一冊。
■書籍の紹介文
樹懶。
なんて読むか知っていますか?
本書は、面倒くさがりな脳を「その気」にさせさえすれば、いつでも『すぐやる』人になれると提起し、マンガを活用して「その気」にさせるコツを指南する一冊。
20万部超えるベストセラーのマンガ版。
より深く理解したいという場合は、原作も合わせて読んでみてください。
【書評:1715冊目】やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ(大平信孝)
わたしたちの脳は、とても”あまのじゃく”な存在です。
新しいことをやろうとすると拒否したり面倒くさがったりするくせに、楽しそうだラクそうだとわかると、嘘のようにポジティブに取り組むようになります。
面倒くさがるとは、「今は動きません」という選択に。
ポジティブとは、「すぐやります」「もっとやります」という選択につながっています。
つまり、先延ばし体質で悩む人は、『君の提案は面倒だから却下します』と脳に判定(選択)され続けている状態なのです。
この判定を『ポジティブ』に変えることさえできれば、それまで悩んでいたことが信じられないほど、「すぐやる人」体質にガラッと変わることができるのです。
しかし、くり返しますが、脳は”あまのじゃく”です。
慎重に対応しないと、先延ばしの体質の沼から抜け出せません。
そこで役立てたいのが、著者のメソッドです。
あなたを「すぐやる人」体質に変えるために、取り入れてほしいコツを指南していきます。
それぞれのコツの要点を、マンガのイメージにのせて吸収する。
これをやることで、とても効率的に学習できるように構成されています。
先延ばししてしまうのは、あなたのせいではありません。
脳に「すぐやるほうが楽しいよ」ということをうまく伝えられていないだけです。
マンガという学習ハードルの低さを活用して、学びの一歩を踏み出してみてください。
あとから、後悔しないためにも。
最後に、冒頭の「樹懶」という漢字、読めましたか?
読み飛ばした人は、先延ばし体質の危険性が・・・・。
◆すぐやる楽しさを脳に教える。
マンガでよくわかる やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
大平信孝 かんき出版 2023-4-19
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■【要約】15個の抜粋ポイント
「すぐやる」ためのスイッチは誰もが持っていて、「先延ばししてしまう人」は、スイッチの入れ方を忘れてしまっているだけなのです。
すぐ行動できるようになるためには、まず「行動量」を増やし、その後「行動の質」を上げることがポイントです。
ランニングを始めたいのに、なかなか動けないのであれば、「最初の10秒は何をするのか?」と考え、それだけを実行してみます。
たとえば、「シューズを履く」「ランニングウェアに着替える」といったことをとりあえずやってみるのです。
仕事を中断されてしまったら、再開時にやることをメモして目につくところに貼っておけばいいのです。
なお、メモを書く際は、「今すぐ机上の書類を見る」「今すぐAさんにメールする」といったように、「今すぐ○○する」という型で書くことが有効です。
うまくいかずくじけそうなときは、物事を個別・限定的に捉えるようにしましょう。
常に緊張している人は、意識的に緊張を緩めてあげることで、いい結果に結びつけることができます。
そのための最も簡単で効果的な方法は、「1分間目を閉じること」です。
目からの情報を遮断するだけで、脳への負担を劇的に減らし、緊張を緩めることができます。
些細なことでいいので、「できていること」を紙に書き出すことが有効です。
物事を「できないメガネ」で見るのではなく、「できるメガネ」で見るようにするのです。
もし、言い訳をしてしまったら、その都度言い換えましょう。
たとえば、「時間がないから無理」と言い訳してしまったら、「時間がないから無理と思っていたけれど、時間は自分で生み出せるものだった」「時間が足りないから、朝の時間にやろう」など、しっくりくる言い換えの言葉を見つけておくのです。
人は、実現したい未来がはっきりすれば、それに向かって動きたくなるものです。
人と比べずに、自分と比べることで劣等感や優越感にひたることなく、自分の成長にフォーカスして行動できるようになります。
時間は、繰越しできない「その日かぎりの資産」
どんな仕事でもタイムリミットを設けることで、集中力が増し、最短の時間で終わらせることができるわけです。
そこでおすすめなのが、時間を15分に区切ることです。
短く感じるかもしれませんが、集中すれば多くのことができます。
深呼吸やストレッチ、散歩、甘いものを食べるなど「数分でできるもの」、
仮眠や掃除、ランニング、入浴など「30分あればできるもの」、
旅行や映画鑑賞など「ある程度時間が必要なもの」
の3種類を決めておきましょう。
こうすることで、仕切り直しが必要になったとき、状況に応じて、すぐに気分転換できるようになるのです。
不満や不足という課題をなくすための行動が「ゼロベース行動」であり、満足感や達成感、幸福感を得るための行動が「プラス行動」
●「プラス行動」を増やす3つのステップ
(1)目標を立てる
(2)目的を明確にする
(3)取り組み内容を決める
目標の80%まできたら、次の目標を仮決めするクセをつけましょう。
もう1つ先の新たな目標を設定することで、成長するための具体的な行動が見えてきます。
また、現在の目標を最後まで気を緩めずにやりきる効果も期待できます。
■【実践】3個の行動ポイント
【1998-1】緊張を感じたら、1分間目を閉じる
【1998-2】制限時間を決めてから、仕事(行動)を開始する
【1998-3】数分・30分・まとまった時間ごとに、自分が気分転換できるメニューを用意する
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】マンガでよくわかる やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
【著者名】 大平信孝 ・ 著者情報
【マンガ】 河村万理
【出版社】かんき出版
【出版日】2023/4/19
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】働き方、マインド、ヤル気
【頁 数】192ページ
【目 次】
Prologue 桜、ナマケモノに出会う
Chapter1 行動に「初速」をつける
Chapter2 「行動ブレーキ」を外す
Chapter3 感情に左右されない「行動マインド」をつくる
Chapter4 「時間の使い方」を変える
Chapter5 夢や目標をかなえる「行動思考を身につける」
Epilogue 桜、世界に羽ばたく
▼さっそくこの本を読む
マンガでよくわかる やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
大平信孝 かんき出版 2023-4-19
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大平信孝さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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2023年 5月 09日
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