【シェア読書:725冊目】お金持ちはなぜ、「教養」を必死に学ぶのか?(加谷珪一)

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【お金を生む教養と殺す教養】評論家・加谷珪一氏が、お金持ちは総じて教養を必死に学んでいることに注目し、ビジネス・投資・家計・教育に一生使える“儲かる教養”を、あなたが身につける方法を紹介した一冊。

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書籍情報
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【書籍名】お金持ちはなぜ、「教養」を必死に学ぶのか?
【著者名】加谷珪一
【出版社】朝日新聞出版
【出版日】2016/4/7
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】教養を伸ばしたいときに
【キーワード】成功法則お金持ち教養
【頁 数】256ページ
【目 次】
第1章 ゼロから資産家になるための社会学
第2章 世間に踊らされずに儲けるための経済学
第3章 お金の思考センスを身につけるための数学
第4章 稼ぐ脳を加速するための情報工学
第5章 人間と儲けの構造を見抜くための哲学
第6章 富の大局と未来を見通すための歴史学

 

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1分間紹介文
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「教養」と「お金持ち」。
あなたはこの組み合わせをみてどう思いますか?

 

著者は、加谷珪一さん。
評論家。日経BP社に記者として入社。その後、野村證券系投資ファンドに転じ企業評価や投資業務を担当。独立後、中央省庁や政府系金融機関などへのコンサルティング業務に従事。現在は、金融・経済・ITなど多方面の分野で執筆活動を行っている。公式サイトはこちら

 

本書は、これからの時代を生き残っていくには、徹底して教養を身につけることが一番であると説く一冊。社会学・経済学・数学・情報工学・哲学・歴史学の分野ごとに、あなたが「お金を生む教養」の身につける方法を提示する

 

教養』とは、
物事の本質を見極めるための総合的な知識や考え方が、人格や行動に結びついたもの
このように本書では定義されている。

 

世の中のあらゆる事柄は、間接的であれ直接的であれ、お金の問題と関係している。当然、教養も経済活動とは不可分の存在なのだ。

 

「お金を稼ぐこと」と「人間を磨く教養」。一見すると相反する禁断の組み合わせに感じるが、まったく逆であることに気づかされる一冊。密接に結びつき、教養を磨けば磨くほど、結果的にお金を生み出すことにつながるのだ。

 

お金を生むも殺すも、あなたの教養次第。

 

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押さえておきたい15のポイント
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具体的な成功方法を記したマニュアル本をうまく活用するためにも、その前提条件となっている社会全体の仕組みを知ることは非常に大事なことです。つまり、社会学的な教養は、大きな資産を形成するための土台のようなものと考えてよいでしょう。

 

現代の資本主義社会で成功するためには、ゲゼルシャフトに基軸を置きつつ、必要に応じてゲマインシャフト的な取り組みを実施するという柔軟性が必要となります。経済的・社会的な成功者は、無意識的にそれが実行できているのです。

 

経済的に成功するためには、自身が大衆にならないことはもちろんのことですが、その大衆についてよく知っておく必要があるはずです。

 

経済学の世界は、純粋な学問というよりも、やはり政治に近い存在なのかもしれません。

 

教養があれば、物事の本質をズバリと見極めることができます。

 

お金持ちに関する書籍や雑誌などにおいて、「1億円を目指せ」というキーワードが使われているのを見たことがあると思います。キリが良い数字という理由もありますが、1億円というキーワードが多用されていることには、もっと本質的で深い意味があります。
1億円というのは、経済学的に見た場合、日本人の平均的な年収に近い額を不労所得で得ることができる最低限の金額だったのです。

 

重要なのは、ある情報を知らされた時に、言語の持つニュアンスだけで状況を判断しないことです。言語の持つ響きに惑わされず、数字を使って検証を行います。ピッタリくる統計データが存在しなくても、おおよそ合っていればよいという感覚で推定を実施するわけです。

 

帰納法と演繹法を使い分けると、真実を得られる可能性が高まる

 

ITの世界は、あらゆる分野において、階層化・抽象化が行われており、役割分担が徹底しています。誰も統括して仕組みを管理していませんから、この情報を不安に感じる人もいます。
しかし現実には、無理して中央集権的に開発や制御を行うよりも、この方法を使った方が、大規模なシステムの動作はうまくいくのです。
こうした概念はITの世界を理解し、IT的な教養を身につける上で重要です。

 

このところ米アマゾンが提供する企業向けクラウド・サービスが急激な勢いで普及しています。このサービスは、システムを時間や使用量単位で貸し出すというもので、最近では、ユニクロを展開するファーストリテイリングのように、自社の情報シスてむを丸ごとアマゾンに移管するケースも出てきました。
こうした一連の流れは企業における業務の階層化(水平分業化)をさらに進めることになると考えられます。

 

ホリエモンこと、堀江貴文氏は、ITに関する素養があると仕事がデキるようになる理由について、「定型的な仕事はできるだけ自動化しようとするので、その分、全体の効率が上がるからだ」と説明しています。

 

成功者は、自分が成功した理由として、観念的理由を挙げることがほとんどです。どうすれば何円儲かるという些末なテクニックより、お金や仕事に対する基本的な考え方、モチベーションに対する考え方など、価値観やマインドを重視しています。お金持ちになるためのイデアを身につけることが、成功のカギだと考えているわけです。

 

過程が重要であれば、新しいテクノロジーが登場してきた場合、とりあえず使ってみるという判断になるでしょう。
その中で、有効性が確認できるようであれば、使い続けることになるでしょうし、弊害が大きいなら、見直しを進めることになります。

 

共和制から帝政に至るローマの歴史には、民主主義に関する重要な話がすべて盛り込まれており、最高の教科書となっています。

 

重要になってくるのは、その判断基準

 

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これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【725-1】教養を磨くための読書量を増やす

 

【725-2】説明に使われる数字が「なぜ使われているのか?」を自問する

 

【725-3】ローマの歴史を学ぶ

 

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今回のまとめ
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教養を磨けば磨くほど、お金の本質へと近づく!

 

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今回紹介した本
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お金持ちはなぜ、「教養」を必死に学ぶのか?

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加谷珪一さん、示唆に富んだ一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

興味をお持ちいただけましたら、ぜひあなた自身で本を体感してくださいね(^^)
少しでも参考になれたら、嬉しいです。ありがとうございました!

 

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