【シェア読書:726冊目】言いたいことが一度で伝わる論理的日本語(齋藤孝)

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【あなたの気持ちが誤解されないために】明治大学文学部教授・齋藤孝氏が、誰もが同じ理解ができることこそが「論理的」であるとし、省くことが伝統の日本語で言いたいことが一度伝わるためのポイントを解説する。

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書籍情報
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【書籍名】言いたいことが一度で伝わる論理的日本語
【著者名】齋藤孝
【出版社】海竜社
【出版日】2016/4/7
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】論理的文章力話し方
【頁 数】189ページ
【目 次】
1章 日本語の“あいまいさ”を払拭する
2章 “言語の新しい血”が日本語を変えた
3章 混ぜると論理が破綻する
4章 慣れると便利な実践ワザ
5章 やさしい英語をヒントに
6章 ちょっと数学頭に切り換えて

 

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1分間紹介文
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空気を読む・察するということに、疲れていませんか?

 

著者は、齋藤孝さん。
明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー著書が多数あるほか、テレビ・ラジオ・講演等多方面で活躍。

 

本書は、言葉を省略する伝統をもつ日本語において、いかにして上手に効率的に言いたいことを伝えられるようになるか、論理的日本語力の上達法を教える一冊

 

「自分の日本語を英訳して意味が通る英語になれば、その日本語は論理的である」という説明がとても印象に残る。英語は文化圏が違う世界中の人間が話す言語だから必然として論理的に進化。他方、日本語は狭い日本だけで独自に進化。だから、英訳するトレーニングが有効というのは新鮮であり理にかなっているなと感じる。

 

・翻訳本の堅苦しさ・まどろっこしさに慣れる(論理的な英文をそのまま日本語訳している)
・英語のように主語にすぐそばに述語を置くように心がける
・時間を区切って話すトレーニングをする
など。論理的に話そう!という本はたくさんあるが、本書のアプローチの仕方はとても新鮮で読んでいて面白い。

 

相手に察する負荷をかけない日本語。オススメ。

 

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押さえておきたい15のポイント
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「日本語は主語や目的語、さらには述語、会話部分の始まりと終わりなどをどこまで省けるかに挑戦し続けた言語」と言ってもいいほどです。それが日本語の「伝統」を形成した、という見方もできます。

 

「主語・目的語は、極力省かないほうがいい」
というふうに考えてください。それが、論理的日本語を使うための基本です。

 

「主語と述語をなるべく近づけて話す」ことを心がけてください。そのうえで、説明したいことの優先順位をつけて、短いセンテンスでつなげるといいでしょう。この「優先順位」が論理を形成するのに役立ちます。

 

論理的日本語というのは、実は英文とも浅からぬ”因縁”があります。
漢文の素養があることに加えて、英語、フランス語、ドイツ語など、欧米の言葉を学んだ作家や学者たちが、翻訳によって近代日本語の語彙をつくっていったからです。

 

がんばって翻訳文体に慣れる努力をしたほうがいいと思います。
文章をつくるときの頭が丁寧になってきて、ものの言い方も正確になります。

 

論理トレーニングの基本は、「混ぜるな、危険!」がキーワード。十把一絡げにして物事を語ってはいけないし、思い込みや決めつけにとらわれないこと。根拠のないことを事実のように語ってもいけません。

 

●便利な言い回し
【事実を言う場合】
・私はこんな経験をしました
・私はこう聞いています/新聞やテレビではこう報道されています
・データはこうなっています
【非事実を言う場合】
・これは私の考えですが/私見ですが
・私が主張したいのは
・私の推測では/私の希望的観測では
・データから推測すると/メディアの報道から推測すると
・私の経験では/私が聞いた話によると

 

「2つのことについて共通点を言うか、相違点を言うか、どちらかの手法を駆使すれば、論理的にはだいたいOK」なのです。
その際に大事なのは、「観点を示す」ことです。

 

「論理的相槌」とは、「なるほど」とか「へぇ」「ふむふむ」「そうですね」「おっしゃるとおりです」といった、本当に聞いているのか疑わしいような”名ばかり相槌”とは違います。相手の話からキーワードを見つけ出して要約し、自分の会話に混ぜて投げ返すものです。

 

説得力のある話であっても、「別の考え方・見方もある」と保留する思考を持つことが大切です。そうして冷却期間を設けて、現実とのズレをチェックすること。それが論理にだまされないための方法でもあるのです。

 

日本語を英訳したときに、ちゃんと意味が伝わる文章は論理的である

 

論理的な話というのは、「in short(ようするに)」に始まる核心的な話と、「for example(たとえば)」で示す具体的な説明とが、交互にくるのが原則です。

 

「論理を数式という普遍的な言語で表すのが数学。
論理を音声または文字という、地域や文化によって異なる言語で表すのが国語」

 

議論を進める際に、何のために話をするのか、その前提となることと、仮定を提示しながら、相手の確認をとることです。まず、「これを前提に話します」と、前提を明らかにします。「そこは疑わないでくださいね」と念を押すのです。
もし、前提を疑う声があがった場合は、「では、前提を疑うところから議論をしましょう」と、話の軸足を移さなければなりません。ここをあいまいにすると、議論そのものが意味のないものになってしまいます。

 

時間感覚は、実は論理的言語能力と深く関係しています。なぜなら、「短時間で効率的に言いたいことを伝えられる」言語能力を駆使できることが、論理的言語能力だからです。

 

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■これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【726-1】主語と述語を極力近づけて文章をつくる

 

【726-2】自分で文章をつくり英訳する訓練をする

 

【726-3】時間を区切って話す訓練をする

 

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今回のまとめ
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論理的であることが、シンプルで自然体!

 

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今回紹介した本
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言いたいことが一度で伝わる論理的日本語

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齋藤孝さん、とても勉強になる一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

興味をお持ちいただけましたら、ぜひあなた自身で本を体感してくださいね(^^)
少しでも参考になれたら、嬉しいです。ありがとうございました!

 

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