【書評:1335冊目】瞬読(山中恵美子)

【時間を買う読書術】
瞬読協会代表理事・山中恵美子氏が、短時間で読んだ本の内容を自分のモノにする「瞬読」のメソッドを解説する一冊。「速く読み、しっかりと内容も覚える」この理想に近づくヒントが学べる。

■この本の紹介文

速く読めて内容も覚えられる。
その方法を、あなたは知りたいですか?

 

本書は、従来の速読法に挫折した多くの人でも効果が得られた、短時間で読んだ本の内容を自分のモノにする「瞬読メソッド」を解説する一冊。

 

速く読めて内容も覚えられる。
誰もができるようになりたいと思っています。

 

そのために、さまざまな速読法が世の中に出ています。
代表的なところでは、フォトリーディングが挙げられます。

 

ですが、テクニックに偏ったものは、余計なストレスを感じることも多いです。
ストレスを感じると、読書の質は著しく低下し、挫折につながっていきます。

 

こうしたテクニック偏重の速読法への対処として、著者が提唱するのが「瞬読メソッド」。
瞬読は、人間が本来もっている脳力(言葉と言葉を関連づける力や言葉をイメージに置換する力など)を活用した速読法と言えます。

 

この脳力を、紙上トレーニングでたっぷり鍛えられるのが本書の価値です。
「紙上トレーニング→実際の読書で実践」をくり返すことで、その効果を感じられるようになるでしょう。

 

ただし、読むうえで注意は必要です。
瞬読の普及に向けたステレオ的な表現が多用されている点は、差し引いて読むべきでしょう。

 

『瞬読できるのは、脳の仕組み上、基礎知識があるものに限られます』
このような大切なことを、章と章の間のQ&Aにサラッと書いてある点も、読者への配慮に欠けると感じてしまいます。

 

しかしながら、個人的にはおもしろいメソッドだと思います。
興味のある方は、自分がどう感じるか試してみてください。

 

◆瞬読のススメ。

■本がわかる!15の要約ポイント

瞬読の技術を使うと、高い理解度を保ったまま、圧倒的短時間で本を読むことができます。

 

瞬読であれば、1時間半の訓練で、1分間の読む速度が「約2万字」になる人もいます。
成長がゆるやかな人でも、8時間の訓練でそのレベルに達することは珍しくありません。
1年間訓練すれば、92%が成功しています。

 

従来の「速読」とも異なり、眼球はほとんど動かさないため、目がそれほど強くない人でも安心して取り組んでもらえます。

 

手を動かして「書く」という作業で、脳に大きな影響を与えられることは、既に明らかになっています。
瞬読のアウトプットとして「書く」ことが脳を刺激することにつながり、本から取り込んだ知識を、記憶として定着させることができます。

 

瞬読では、「音読」を”厳禁”としています。

 

「読んだ内容をイメージで取り込む」(=右脳の働き)だけでなく、「読んだ後に内容を書き出す」(=左脳の働き)ところまで含めて、「瞬読」でフォローしているのです。

 

●瞬読をマスターする4つのステップ
ステップ1:変換力を鍛える
ステップ2:イメージ力を鍛える
ステップ3:本を右脳読み
ステップ4:本の内容をアウトプット

 

変換力を鍛えるために最も大事なことは、制限時間内で行うことです。

 

読み取ったワードから、図のようなビジュアルを瞬時に思い浮かべる訓練を行います。
それが「イメージ力」です。

 

実際にページを開いたとき、情報が入りやすい「視点の動かし方」は、人それぞれ違います。
自分に合った視点の動かし方で、取り組んでみてください。

 

箇条書きの羅列でもよいですし、印象に残った単語をいくつか書き留めるだけでも十分です。
2回、3回と回数を重ねるうちに、徐々に文字数は増えてくるでしょう。

 

もし、大事な箇所に気づくことができたときは、物理的なマーキング(目印をつけること)を行うのではなく、脳に記憶させるよう努力してみてください。

 

瞬読できるのは、脳の仕組み上、基礎知識があるものに限られます。

 

ビジュアルと文字が混在しているものは、瞬読には向かない

 

瞬読は、右脳で情報をインプット、左脳で情報をアウトプットするのですが、右脳と左脳がつながっている脳梁を通して、右脳と左脳の両方を使いこなすことができるのです。
すると、「記憶力」や「問題処理能力」はもちろん、これからの時代に必須となる「想像力」や「イメージ力」も高まります。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1335-1】制限時間を設けて読書する

【1335-2】言葉をビジュアルに置き換えて記憶する

【1335-3】読み終わったら、頭に残っていることを書き留める

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読
【著者名】山中恵美子著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2018/11/10
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に読む力を身につけたいときに
キーワード読書術インプット情報整理
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 「瞬読」は、従来の「速読」とはまったくの別物である
第2章 えっ、これだけ!?瞬読はこんなに簡単にマスターできる!
第3章 瞬読トレーニング ステップ1「変換力を鍛える」
第4章 瞬読トレーニング ステップ2「イメージ力を鍛える」

 

この本が、あなたを変える!

 

山中恵美子さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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