【事前に倒れることを折り込め!】
メンタリスト・DaiGo氏が、挫折・失敗・サボりを折り込んで計画することで「倒れない計画術」は身につくと提起し、科学的に証明された段取り・計画術をレクチャーする一冊。
計画どおりにモノゴトを進める。
あなたにとって、簡単なことですか?
本書は、目標達成は「事前準備をして計画を立てる」ほうが成功できると提起し、著者自らが効果を実感している”倒れない計画術”を紹介する一冊。
計画どおりにモノゴトを進めることは、多くの方が少なからず苦手意識を持っていると思います。
なぜなら、「(計画どおりに)できない自分」を思い出すことになるからです。
さまざまなツールが開発されても、計画どおりに進めることは難しいです。
必ずと言っていいほど、”想定外”の計画を妨げることが起きるからです。
しかし、きちんと目標設定をして計画を立てないとモノゴトが進まないのも事実。
このジレンマをどうやって解消すればいいのか?
このモヤモヤ感を解消する方法を紹介するのが、本書です。
今回も科学的に証明された方法をたくさん用いて、最新の計画テクニックを教えてくれます。
ポイントは、「”まずは””あえて”挫折・失敗・サボりを計画しなさい」ということです。
特に、”まずは”と”あえて”の部分が重要です。
このポイントを意識しつつ、読み進めてみましょう。
なぜ、自分が計画倒れになってしまうのかが理解できると思います。
倒れない計画術を身につけたとき。
自分の未来を自分でつくることができるようになるのです!
◆倒れることを、先に折り込もう!
あなたが自分の事前準備・段取り・スケジューリングをする力を改めて伸ばしていきたいと思ったその日から、トライしてほしいことがあります。
それはログを取ることです。
私が大切にしている段取りの基本は、やるべき1つのタスクに対して自分のモノサシで測った必要な時間を先に確保し、その時間内で終わるよう集中するというサイクルです。
段取りを立てるときは先に「失敗する、挫折する、計画外のことが起きる」ということを計画に盛り込んでおくこと。
●現時点で最もエビデンスのあるゴール設定方法「MACの法則」
M:Measurable(測定可能性)=目標(ゴール)が数字として測定可能なこと
A:Actionable(行動可能性)=目標(ゴール)を正確に把握し、そこにたどり着くまでのプロセスを明確に書き出せること
C:Competent(適格性)=目標(ゴール)を達成することが、自分の価値観に基づいていること
「自分は本当にできるのか?」
「できるとしたら、何をしたらいいかな?」
というふうに実現に向けた可能性を加味した疑問形で、自分に問いかけていきましょう。
「if-thenプランニング」は、その名のとおり、「もし(if)Xが起きたら、行動Y(then)をする」と前もって決めておくことで、行動に躊躇する私たちの背中を押すというもの。
少なくとも「今日という1日を自分でコントロールする」という意識は持ち続けましょう。
そのために、毎朝10分ほど、その日の予定を考える時間をつくることです。
その日の朝、「今日はやる気が出ないからチートデイにしよう」と決めるのではなく、事前に「この日はサボる!」と決めて、チートデイをつくっておく
本気で人生を変えたいならコツコツと段取りを立てて、よい習慣を続けていくしかありません。
一夜で人生が変わるような魔法を追いかけても、時間をむだに失うだけです。
あまりにも詳細なゴールを設定するとモチベーションが低下します。
失敗した状態から立ち直れた回数をカウントしていく方法が最も「どうにでもなれ効果」を遠ざける効果が高い
●「汎化」を防ぎ、時間配分を成功させる3つの対処法
(1)人に聞いてみる
(2)人のことだと思って想像してみる
(3)自分でこれくらいと思った数字を倍にして予定する
「完璧を目指すより、まず終わらせろ。Done is better than perfect」という言葉があります。
これはFacebookの創業者で会長のマーク・ザッカーバーグが社内の壁に貼り出し、徹底している考え方です。
まずは6割、7割のレベルでいいから形にすること。
そして、完璧にしていくのはその後でいい、と。
多くの成功者が同じ発想をしていて、似た名言はいくつもあります。
自分が取る行動とそれにかかる予測時間も書くことです。
何分かかるか予定ではなくて、何分かかるのかの予測。
これくらいかかるだろうと書き込み、実際にやってみて、何分かかったかを記録。
その後、「もっとかかる時間を減らすには?短くするには?」と検証していきます。
その繰り返しによって、1つ1つの行動がブラッシュアップされ、むだがなくなり、1日24時間の中に空いた時間をつくり出すことにつながります。
何をなくせるか考え、予定を減らしていくこと。
究極まで減らしていったら、次に何に取り組むかを考えます。
日常の細かな予定でも評価し、採点することで、継続すべきか、次回は再考すべきかが浮き彫りになり、段取りの仕方をブラッシュアップしていくことができます。
【1283-1】行動の予測時間と実測時間のログを取る
【1283-2】「今日という1日を自分でコントロールする」と毎朝鏡の前で自分に向かって語りかける
【1283-3】ゴールを設定するときは「MACの法則」を満たすように設定する
計画を制するものは、未来を制する!
【書籍名】倒れない計画術
【著者名】DaiGo ・ 著者情報
【出版社】河出書房新社
【出版日】2018/9/13
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】続ける力を身につけたいときに
【キーワード】習慣術、苦手克服、ヤル気
【頁 数】272ページ
【目 次】
1章 計画にまつわる3つの誤解
2章 科学的に正しい計画へと導く、たった1つの原則
3章 計画どおりに進めるための7つのテクニック
4章 計画倒れを招く4つの落とし穴と対処法
5章 計画実行にまつわる悩み対策Q&A
6章 必ず目標達成できるパーフェクト・スケジュール
この本が、あなたを変える!
DaiGoさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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