【書評:1265冊目】the four GAFA(スコット・ギャロウェイ)

【新しき支配者の行く末】
スターン経営大学院教授スコット・ギャロウェイ氏が、『the four GAFA』と題し、Google・Apple・Facebook・Amazonによる新秩序を分析する一冊。

■この本の紹介文

Google・Apple・Facebook・Amazon。
これらのサービスを、普段どれくらい使っていますか?

 

本書は、デジタル時代の支配者であるGAFA([ガーファ]:Google・Apple・Facebook・Amazonの頭文字)が世界をどう創り変えているか、その”変化”を克明に分析した一冊。

 

Googleで情報を検索して、いつも記事を書いています。
AppleのMacbookAirで、いつも記事を書いています。
Facebookでたくさんの著者や出版関係者と繋がっています。
Amazonのリンク、貼っています。

 

このように、どっぷりと支配者のサービスにわたしは浸かっています。
特段の違和感や嫌悪感を抱くこともなく・・・。

 

文句のつける意味すらないほど、この4つの企業は私たちの生活を創り変えています。
今この瞬間に、この4つの企業が消えたら世界中がパニックです。

 

そこまで激烈な影響力をもつGAFA。
そのパワーの源はなんなのか、これから世界はどこに向かっていくのか。
的確な分析と軽妙なテンポで、その実態をあぶり出していきます。

 

自分の仕事や生活に関係ない(わけないのですが)と思うかもしれません。
ですが、この”変化”を知っておくことは、これからの世界を生き抜く知恵として確かに役立つことでしょう。

 

(青汁のCMの)「不味い、もう一杯!」ではありませんが、「480ページ、もう一読!」と言えるくらい読んでいて楽しい本。
現代人の教養としても、読んでおくべきです。

 

◆支配者を理解することの意味。

■本がわかる!15の要約ポイント

テクノロジー業界の四強と言えば、誰もがグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンを思い浮かべるだろう。
これらの巨大企業は過去20年間、歴史上かつてないほどの喜びや人間同士のつながり、あるいは経済的な繁栄や発明を私たちにもたらしてきた。

 

四騎士はビジネスや社会、地球にきわめて大きな影響を与えている。
もはや政府や法律でさえ、これら四騎士の快進撃を止めるには無力なように見える。
しかし四騎士自身の対抗心の中にこそ、安全装置が組み込まれているようだ。
四騎士が互いを憎んでいるのは明らかだ。
いまや彼らはそれぞれの分野では敵なしの状態になり、四騎士同士が直接ぶつかり合っている。

 

アメリカのネット業界における2016年の成長の半分、そして小売業の成長の21パーセントはアマゾンによるものだった。
実際の店舗で買い物するときも、消費者の4人に1人が購入前にアマゾンのカスタマー・レビューをチェックしている。

 

たいていの取締役会は経営陣にこう問いかける。
「どうしたら最小の資本(投資)で最大の儲けを得られるだろうか?」。
一方、アマゾンはこの逆を行く。
「莫大な資金がかかるために他社にはできないことで、我々が他社を出し抜けることは何だろうか」。

 

20世紀の大富豪は最低賃金で従業員をうまく使ってものを売っていた。
21世紀の大富豪は、賃金のいらないロボットをうまく使ってものを売っている。

 

テクノロジー企業が老化すると、やがて時代にそぐわなくなる。
この問題を解決した企業はまだない。
アップルは高級ブランドとして、数世代にわたる成功に挑む初のテクノロジー企業である。

 

●高級ブランドの5条件
(1)アイコン的な創業者
(2)職人気質
(3)垂直統合(メーカー直営店)
(4)世界展開
(5)高価格

 

フェイスブックにとって、もっと頭の痛いことがある。
虚偽の記事を削除することで、フェイスブックは何十億というクリック数と多額の収益も犠牲にするのだ。

 

グーグルは面倒なことは他に任せ、人々がネット上で「こんなものが欲しい」と指さしたものだけを与える。
そればかりかグーグルは人と企業を、アドワーズを通じて結びつける。

 

より正確なターゲティングにデータが使われているという以外に、他の目的に使っているという証拠はない。
気持ち悪さと関連づけは、デジタル・マーケティングの世界では強く結びついている。
これまでの行動を見ると、消費者は多少の気持ち悪さを許容するだけの価値はあると判断していると思われる。

 

進化心理学の見地からすると、成功するビジネスはどれも、体の3つの部位のどれかに訴えかけるものだ。
その3つとは脳、心、性器である。
これらはそれぞれ人間の生き残り戦略の違う面を支えている。
会社の指導者は、自分たちがどの領域にいるかーどの器官を刺激しているかーを知り、それに沿って戦略を練る必要がある。

 

●四騎士に共通する8つの要素
①商品の差別化
②ビジョンへの投資
③世界展開
④好感度
⑤垂直統合
⑥AI
⑦キャリアの箔付けになる
⑧地の利

 

100年に一度と言われる洪水が10年ごとに起こっているように思えるのと同じように、ありえないと思えることが実際に起こることもあるのだ。

 

成功する起業家の条件はデジタル時代になってもそれほど変わらない。
ブランドづくりより製品づくりができること。
そして創業チーム内、あるいは近くに技術者を入れること。
以下に3つの質問がある。
(1)人前で失敗しても平気でいられるか
(2)売り込みは好きか
(3)大企業で働くスキルに欠けているか

 

この調子だとアメリカは300万人の領主と3億人の農奴の国となる。
もう一度繰り返すが、いまほど億万長者(ビリオネア)になるのは簡単だが、百万長者(ミリオネア)になるのが難しい時代はかつてなかった。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1265-1】グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾンを分析した関連書籍を読む

【1265-2】今後の世界について、自分なりに分析・予測をしてみる

【1265-3】気になっている新しいサービスを実際に体験する

 

■ひと言まとめ

逃げずに、飛び込む。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】the four GAFA 四騎士が創り変えた世界
【著者名】スコット・ギャロウェイ
出版社東洋経済新報社
【出版日】2018/7/27
オススメ度★★★☆☆
こんな時にビジネス理論を深めたいときに
キーワードビジネスモデルグローバル教養
【頁 数】480ページ
【目 次】
1章 GAFA
2章 アマゾン
3章 アップル
4章 フェイスブック
5章 グーグル
6章 四騎士は「ペテン師」から成り上がった
7章 脳・心・性器をターゲットにする
8章 四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」
9章 NEXT GAFA
10章 GAFA以後の世界を生き残るための「武器」
11章 少数の支配者と多数の農奴が生きる世界

 

この本が、あなたを変える!

 

スコット・ギャロウェイさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

■お知らせ

■メルマガ版も好評配信中■
ブログ版とは構成を変えてお届けしています!
ぜひ購読登録してください(^^)
登録はこちらから

■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!

■応援お願いします!■

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

Summary
Review Date
Reviewed Item
【書評:1265冊目】the four GAFA(スコット・ギャロウェイ)
Author Rating
31star1star1stargraygray

関連記事

コメント

ページ上部へ戻る