【書評:1288冊目】身近にいる「やっかいな人」から身を守る方法(マーク・ゴールストン)

【相手の波に飲みこまれる前に】
アメリカの著名な精神分析医・マーク・ゴールストン氏が、身近にいる「やっかいな人」から身を守る方法を指南する一冊。理不尽でやっかいな人と”最高の対話”をする準備が整う。

■この本の紹介文

避けたくても避けられない。
そんな関係にある「理不尽でやっかいな人」はいませんか?

 

本書は、「理不尽でやっかいな人」になる理由を理解する方法からはじまり、その人から身を守る科学的根拠に基づいた具体的な方法を指南する一冊。

 

◯◯ハラスメントという言葉を聞かない日はありません。
当事者にとって、相手はまさに「理不尽でやっかいな人」です。

 

この本は、そうした状況に置かれた時に身を守るために、ならびに、自分がそうした状況を作り出さないために、学んでおくべきだと感じます。

 

なぜなら、つぎの3点が優れているからです。
(1)「理不尽でやっかいな人」がそうなる原因を理解する方法が学べる点
(2)「理不尽でやっかいな人」を13パターンに分けて、パターン別に対処方法が学べる点
(3)自分の中にも「理不尽でやっかい」な部分があることを知れる点

 

特に、パターン別に対処方法が学べる第3章では、
・対処方法の概要説明
・対処するシーンがイメージしやすいミニエッセイ
・知識の補足
・実践するときのポイントとステップ
このように理解を助けてくれる構成がされており、心理学に馴染みのない読者でも安心して読めるようになっています。

 

「理不尽でやっかいな人」への対応は、ものすごくエネルギーを吸い取られます。
わたしも仕事上で経験(重たくなるので詳細は書きません)がありますが、生きる意味まで疑ってしまうほど心身ともに追い込まれました。

 

こんな深刻な状況に置かれないために、いざという時に自分を守るために。
読んでみるといいのかなと思います。

 

◆自分の中に溜め込まないために。

■本がわかる!15の要約ポイント

あなたと関わる相手が次の4パターンに当てはまったら、その人は理不尽だといえる。
・自分の置かれている状況がわかっていない
・言動や思考の筋が通っていない
・自分にとって最善でない決断をする、またはそのような行動をとる
・まわりの人が理屈で言い聞かせても、どうにもならない

 

●理性のサイクル
①認識:相手が理不尽であることを認識する
②特定:相手のやりかたを見極める
③対処:自分自身の異常さに対処する
④順行:相手の異常さに合わせる
⑤表現:自分は危険ではないことを見せる
⑥誘導:相手を良識的な見地へと導く

 

やっかいな人の理不尽なやり口は戦術だが、弱点にもなりうる。
相手のやり口を知れば、この情報を有効に使い、次にくる攻撃が泣き落としなのか、わめきなのか、むっつりなのか、いびりなのか、行動を予測できるようになる。
そうして準備ができると、自分のなかのアミグダラ(危険を感知する脳)を抑制しやすくなるのだ。

 

>依存的
>妄想的
>境界性
>反社会的
やっかいな相手がこれらに少しでも当てはまるなら、ひとりで対処しようとしないことだ。

 

自分に理不尽な考えかたや行動があることを認めれば、だれかの理不尽さをはっきりと見極める準備ができる。

 

やっかいな人が攻撃をしてきたら、あなたは本能的に迎え撃つ。
でもそれではうまくいかない。
だから、それを攻撃と思わず、ひと息ついて心のなかでこうつぶやこう。
「今は、落ち着くのが一番」

 

●やっかいな人と向き合う13の術<抜粋>
(1)主導権を与え、緊迫感をやわらげる「腹見せの術」
(4)異常な状態のなかに理性を見つける「台風の目」
(7)争わせようとする人にすすめる「ノーの受け入れ」
(8)不安のなかにいる人を助ける「3つのL」
(12)職場の策略家をうまく操る「友人のふりをした敵」

 

根っからの、やっかいな人などいない。
嵐のどこかに、必ず平穏で風の吹かないところがある。
だから感情的な人と話すとき、その台風の目を狙うのがもっとも効果的な方法のひとつだ。

 

●相手の恐怖を解放する「3つのL」
(1)Lean in(流れに身をゆだねる)
(2)Look at the Reality(現実を見る)
(3)Lead the Person into the Future(未来へ導く)

 

他人のチャンスを利用するのは異常な行動で、長い目で見れば、人を敵に回すことになる。

 

相手がしたいこと、でも気遣ってできないことを、あなたに向けてさせてあげよう。

 

ひどく感情的になっていたり、不安や絶望を感じたりしている人に対しては、そのつらさを軽く扱うのではなく、つらさそのものを話題にすることが最良の方法だ。
人生で一番いいときの話をしてもらうのではなく、最悪のときについて話してもらおう。

 

心の傷を癒そうとする前に、次の4つの点で、相手の行動で深く傷ついたことを認めよう。
>苦痛
>憎しみ
>不信
>恨み

 

相手がまだあなたの話にじっと耳を傾けていれば、関係修復の望みがある。
そのときは、4つの要求へ進もう。
「してもらいたいことが4つあります」と、ひとつずつ説明しよう。
>罪悪感
>つぐない
>リハビリ
>心からの謝罪

 

心を通わせる会話に1つひとつ取り組むことで、世界を癒すことができると私は考えている。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1288-1】相手の理不尽さの原因を「自分にある」としない

【1288-2】理不尽な攻撃をされたら、「今は、落ち着くのが一番」と自分に言い聞かせる

【1288-3】自分にも理不尽な考えや行動があることを認める

 

■ひと言まとめ

相手の感情の波にうまく乗ろう!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】身近にいる「やっかいな人」から身を守る方法
【著者名】マーク・ゴールストン
出版社あさ出版
【出版日】2018/6/15
オススメ度★★★★☆
こんな時に人に疲れてしまったときに
キーワード人間関係メンタル問題解決
【頁 数】288ページ
【目 次】
第1章 「やっかいな人」から身を守るために
第2章 自分のなかの〝やっかいな部分〟を知る
第3章 やっかいな人と向き合う13の術
第4章 やっかいな家族とうまく向き合う8つの方法

 

この本が、あなたを変える!

 

マーク・ゴールストンさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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