【書評:1492冊目】知ってはいけない医者の正体(平松類)

【医者だって人間だもの】
医師・平松類氏が、『知ってはいけない医者の正体』と題して、知っておくべき医者の行動心理を明らかにしながら、よりよい医療のために医者と患者の相互不信を解消する方法を考察する一冊。

■書籍の紹介文

病院で診察を受けるとき。
お医者さんに、きちんと挨拶していますか?

 

本書は、患者が医者に”不信感”を抱く原因のウラにある、医者の行動心理を明らかにしながら、医者と患者の相互不信を解消する方法を考察する一冊。

 

「医者と患者の人間関係構築の手引き書」
読んでいくうちに、本書をこのようにおもいました。

 

医者がどんな気持ちで仕事をしているのか。
医者がどんな考えでその言動をするのか。

 

ふだん、わたし達が知りようのない世界に触れられます。
「そういう背景があったのか!」「えっ?そんなことも…」と読み物として、とても楽しめます。

 

と同時に、おもいました。
これだけボタンをかけ違うポイントがあれば、不信感も生まれるわけだと・・・。

 

いかにポイントに注意して、ボタンのかけ違いを起こさないか。
そのために「ここに注意してほしい!」という点を、医師の立場から解説しています。

 

解説されている点は、人間関係・コミュニケーションに関することが大半です。
医者に対して、病院に対して、アナタができることが書かれています。

 

ここで重要なことを1つ。
「医者に対して、なんでこっちが合わせないといけないんだ!」
「医者は黙って治せばいいんだよ!」
と決して思わないことです。

 

医者と患者の間にきちんと人間関係を築く。
これが不信感を生む原因を抑え、質のいい医療を受ける土壌となるのです。

 

医者の生態を理解するために、ぜひ読んでみてください。
士業や専門職の人にも、示唆に富んだ内容だとおもいます。

 

◆知っておきたい、知ってはいけない世界。

知ってはいけない医者の正体
平松類 SBクリエイティブ 2019-8-6
売上ランキング(公開時):7,560
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■【要約】15個の抜粋ポイント

患者の見た目や話し方で、治療法が変わってしまうこともある

 

病院の予約時間は「歯科医院や美容室などの予約とは違う」ということ。
あくまで「来院時間を分散させて、一人一人の待ち時間を減らす」目的しかありません。

 

この用語を理解できていれば、患者さんの医学に対する理解は大きく変わるという用語があります。
「治療」「正常値」「標準治療」「最新治療」「合併症」「確率」がそうです。

 

医療過誤は完全に防ぐことはできませんが、できる限りその確率を減らすには、患者さんも治療に協力しましょう。
医者が勝手に診療を進める状態は、よろしくありません。
例えば診察の時、ただ診察室に入って診察を受けていないでしょうか。
すると医者はどんなに気をつけていても、人を間違えるかもしれません。
そこで「山田太郎です。平松先生こんにちは」というように挨拶すると、名前の確認が取れます。

 

「あの先生はいい」というクチコミは信用せず「あの先生はダメ」というクチコミだけを信頼してください。

 

症状が改善したら薬をやめてよいでしょうか?
これは、いけないことです。

 

現在、肝臓ガンの原因はお酒であることは少なく、79.8%がウイルスの感染です。
特に現在40歳以上の人であれば、1回は(検査を)受けておいたほうがいいです。

 

医者は、自分や家族が重い病気になったらどうするのか?
私でしたら、次のような行動に出ます。
1.まず最初に、一般書を3〜5冊買う
2.専門書を1冊買う
3.ガイドラインを読む
4.ネットで診療経験の多い医者を探す
5.「この医者ってどうなの?」と周囲に聞く
6.通えそうなら紹介してもらう
7.新規治療がないか論文を探す
8.追加で統合医療も一つは行うかも

 

「いい医者がいる=いい病院」とは限らない

 

全国的に見ると西高東低の傾向があり、関西圏のほうが医療は充実しています。

 

あまり知られていませんが、実は、「大部屋が満室で個室しか空いていない」というような病院都合の個室料金は、払わなくても大丈夫です。

 

病院は、役所と同じで「申請主義」。
「患者さんから特別な申し出がない限り、余計なことはしない」ということです。

 

名医も一般医も結果は大きく変わりませんが、トラブルが起きた時の対処が名医は抜群にうまいのです。

 

「手術をするほど儲ける」と思われていることも多いですが、勤務医であれば基本的には手術件数は給料にあまり関係しません。

 

医者は「長生き(延命)のために、病気を治したい」と思う一方で、患者さんは「いい人生を送るために、病気を治したい」なのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1492-1】清潔のある身だしなみで受診する

【1492-2】処方された薬は、きちんと使い切る

【1492-3】病院の評価よりも、医者の評価を大事にする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】知ってはいけない医者の正体
【著者名】平松類著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2019/8/6
オススメ度★★★★☆
こんな時に健康的な人生を送りたいときに
キーワード社会考えるセルフケア
【頁 数】288ページ
【目 次】
第1章 診察
第2章 薬・治療
第3章 健康診断
第4章 病院
第5章 入院・手術

 

この本が、あなたを変える!

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平松類さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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