【書評:1402冊目】1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法(山口揚平)

【少子化・高齢化でもない、もっと深刻な問題が日本に…】
思想家・山口揚平氏が、1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法の身につけ方を指南する一冊。AI時代を生き残るたった1つの行動とは?

■書籍の紹介文

AI時代を生き残るために必要なスキル。
あなたは、どんなスキルだとおもいますか?

 

本書は、情報や知識をいくら抱えこんでもAI時代は生き残れないと提起し、もっとも必要な「考える力」を養う方法を指南する一冊。

 

これからのAI時代に必要なスキル。
それは、「考える」スキルです。

 

ただ、この「考える」スキルが、日本では低下していると著者は指摘します。
少子化問題や高齢化問題よりも、よほど深刻なレベルまでに・・・。

 

その原因が、超情報化社会がもたらした、情報との過剰接触。
すぐに情報へたどり着けることに安住して、「考える」時間が圧倒的に不足してしまっているからです。

 

しかし、ただ情報にたどり着けてもこれからは生き残れません。
なぜなら、それら情報を探す→引き出すは、AIがもっとも得意とする領域だからです。

 

では、そんなAI時代を人間が生き残る方法とはなにか。
それが、「考える」です。

 

本書はまさに、『「考える」を「考える」本』です。
情報に毒されて失われる一方の「考える」スキルを、取り戻すための本とも言えます。

 

「考える」スキルは、人間のみに与えられた特別な力。
いまのところは・・・。

 

であるならば、その力を最大限に引き出しましょう!
そのための方法が、学べる一冊です。

 

◆もっと頭を使って考えろ!

1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法
山口揚平 プレジデント社 2019-2-28
売上ランキング(公開時):39
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

思考力・想像力が養えれば「問いを問う力」や「つながりを見出す力」「物事をイメージする力」さらには「ストーリーテリング力」など、幅広い能力を培うことができるはずだ。

 

世の中は、超情報化社会と言われるが、情報量が増えるほど、人は思考しなくなる。
これを「思考と情報のパラドックス」と呼ぶ。
思考を鍛えたいなら、情報を減らし、思考の割合を増やすことだ。

 

「考える」とは、意識を使うことだ。
意識を使って情報を整理することなのだ。
「意識を自由にコントロールすること」こそが、最終的な目的地なのだ。

 

考えることで人間は、ロボットやAIに勝てる。
AIは、計算は行うが、思考はしないからだ。
思考とは意識的な作業であり、意識は次元を超えて漂うものだ。

 

何かアイデアを考えるときも、人間なら次元の異なるものを組み合わせることができる。
AIは同次元で平面上の計算を膨大に行うが、次元は超えられない。
そこが人間と決定的に違うところだ。

 

思考力を鍛えるために必要なことは、「考える」「書く」「話す」の3つのサイクルを確立することだ。

 

人は、現状や過去に執着する。
悩みの本質はいつも執着だ。
執着は意識の焦点を固定させ、選択肢を欠如させる。
一方、知識は新たな選択肢を与え、執着や悩みを解きほぐす力になる。

 

論理的問いを考え続け、どんなときもその問題意識を頭の片隅に残しておくことだ。
そうすると、最後にしびれを切らした右脳が働き、ひらめきを与えてくれるのだ。

 

「すべては、らせん的に生成・発展している」と考えることだ。
その前提に立てば、過去の事象・現在の状態から、次はどこに向かっているかが洞察できる。
これは、未来を推察する大きな手がかりだ。

 

ひたすら考えた後は「一度、考えるのをやめてみる」ことだ。
考えに考え、最後に思考するのをやめた時、答えが自然と浮かび上がってくるはずだ。

 

コミュニティは、基本的にヨコ社会だ。
そこでの言語は、従来のお金でなく、価値観や信用・貢献・品位だ。
お金は、タテ社会における言語として残るが、コミュニティの中では通用しない。

 

個人と仕事は結合する。
仕事とは、個人の天才性を周りの環境にはめ込む作業になる。
仕事の定義は、労働からコミュニティへの「貢献」に変わる。
相手の感情を知覚する力が尊ばれる。

 

仕事と時間は、価値や貢献と比例しなくなる。
人々が自らの所属するコミュニティに、仕事を通して貢献することで、コミュニティは「共同体」から「経済体」へと進化する。

 

住む場所や、付き合う人、部屋の状態や食するモノも、すべて自分であり、すべて有機的につながっている。
多くの人が「自分」だと思っているものは、その「結果」に過ぎないのだ。

 

自分という定義を広範囲に認知でき「結果」としての自分を作った「原因」とのつながりを意識できれば、変えるべきは自分でなく、環境だと気がつくはずだ。
そうなれば人生は変わり、好転していく。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1402-1】「本質的には?」と自問しながら考える

【1402-2】メモを取る習慣を確立する

【1402-3】現状を変えたければ、環境を変えることを重視する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法
【著者名】山口揚平著者情報
出版社プレジデント社
【出版日】2019/2/28
オススメ度★★★★☆
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード思考教養生き方
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 思考力は AIを凌ぐ武器になる
第2章 短時間で成果を出す思考の技法
第3章 2020年から先の世界を生き抜く方法を考える

 

この本が、あなたを変える!

1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法
山口揚平 プレジデント社 2019-2-28
売上ランキング(公開時):39
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山口揚平さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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【書評:1402冊目】1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法(山口揚平)
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