【シェア読書:1133冊目】自分を変える「脳」の習慣(宇都出雅巳)

【意志ではなく記憶だった!】
トレスペクト教育研究所代表・宇都出雅巳氏が、脳と記憶のしくみを活用しながら、意志に頼らず自分を変える方法を解説する一冊。自分を変えたければ、記憶から「脳」の習慣を変えよう!

■この本の紹介文

新しいことをはじめよう!
その時、気合を入れてはじめていませんか?

 

本書は、記憶をマネジメントすることで、効率的かつ確実に自分を変えることができると提起し、記憶を活用する方法を解説する一冊。

 

「よし!頑張るぞ!」
この気合いこそ、うまくいかない元凶であると指摘している点が学びです。

 

認知科学と脳科学における最新研究の結果が明らかになりました。
自分を変えるには、意志ではなく記憶を変えることが重要である」と。

 

これがどういうことかを、さまざまな症例ごとの対処方法を通すことで、わかりやすく解説しています。
特におもしろかったのが、「未来記憶」という概念です。

 

「なりたい自分」を意識し、「なれる」と自分に語りかける
記憶を書き換えることで、人生は思い通りに!

 

◆意志ではなく、記憶がキーポイント。

■本がわかる!15の要約ポイント

「意志」がどれだけ頑張っても「記憶」が変わらなければ、人は変われないのだ。
「これはやりたくない」「この人は嫌い」と判断しがちなのも「常にマイナス思考」なのも、記憶のせいなのだ。

 

「記憶」は、ある意味、自分たちの行動を決めている「枠」であり、「プログラム」だ。
自分が「こうしたい」と思っても、プログラムが違う方向を向いていれば、自分の行動も引っ張られてしまうのだ。

 

失敗の記憶と向き合い、それを「できる」体験にする方法を「リフレーミング」という。
これは、枠組みで捉えている物事の枠組みを大きくしたり、小さくしたり、違う枠組みで見直したりすることだ。

 

「できない」分野でも、少しならできることがあるはずだ。
たとえば「数学は全然ダメだから、子どもに教えるのはムリ」という人も、九九は言えるはずだ。
少しはできることもあるのだ。

 

成功したいなら、小さなことでも「できる」と思って取り組むことだ。
一つの「できた」記憶が、新たな行動を促し、それがさらに「できた」記憶を増やす。
こうして「できる記憶」が成長していくのだ。

 

人は、ついつい頑張ろうとする。
“自分”の力を過信しているからだ。
ただ「自分」より強いのが「記憶」だ。
最近の研究でも「自分」がいかに頼りない存在かが裏付けられている。

 

成功する人は、頑張る力の限界を知っている。
だから、環境や仕組みの力を使って記憶の持つパワーを引き出している。
そうして物事を継続し、できるだけ頑張らずに済むように工夫しているのだ。

 

淡々と「やるべきこと」をやり続けることで、気がつくと誰も追いつけないような高みに達することができるものだ。
これが、成功者に共通するスタイルなのだ。

 

行動したいなら、考える前に動くことだ。
要するに「取りあえずやってみる」ことを習慣にするのだ。
頭で考えてから行動する代わりに、行動しながら考えることを習慣づけるべきなのだ。

 

自分自身の「恐れる記憶」の反応を認めるだけで、恐怖のループでブレーキを踏み続けることがなくなる。
気がつくと一歩前に進めるようになっているはずだ。

 

記憶は、過去だけでなく、未来も記憶している。
この未来の記憶、すなわち「未来記憶」も、人をコントロールしている。
未来記憶を変えたり、新たに創り出すことで、自分を変えることができる。

 

記憶は、過去にかかわるものがすべてではないのだ。
未来に向けたビジョンや目標も記憶なのだ。
そして、それが今の自分に影響を与えているのだ。

 

思い描いた自分の姿が「実現する」と信じて、口にしたり、手帳に書いたりすることだ。
それが記憶になって、未来記憶を強化し、その実現に向けた行動を起こしやすくなる。

 

新たな思考が生まれてくれば「それもありかも」と新たな可能性が見えてくるはずだ。
そうなればしめたものだ。
それが、新たな行動を生み、新たな現実を生み出していくはずだ。

 

「記憶に従って生きて行く」か「新しい行動で記憶を作り替え、新しい自分を生きて行くか」は自分で選択できるのだ。
記憶の力を最大限に活用し、ぜひ「なりたい自分」を生きて欲しい。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1133-1】「できない」の中の「できる」を探す

【1133-2】できるできないを考える前に、行動を起こす

【1133-3】「実現する」「できる」と自分に語りかける

 

■ひと言まとめ

記憶を書き換えれば、自分は変わる!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】頑張らずにうまくいく 自分を変える「脳」の習慣
【著者名】宇都出雅巳
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2018/1/20
オススメ度★★★☆☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワード脳科学習慣術次元上昇
【頁 数】208ページ
【目 次】
序章 自分を変えるには、まず記憶を変える
第1章「できる自信」は誰にでも持てる
第2章「三日坊主の自分」を「続けられる自分」に変える
第3章「行動できない自分」を「行動力のある自分」に変える
第4章 すぐイライラ・クヨクヨする自分を変える
第5章 ミス・失敗だらけの自分を変える
第6章 「苦手な人・もの」とうまく付き合う
第7章 なりたい自分に変わる「未来記憶」の育て方

 

この本で、あなたは変わる!

 

宇都出雅巳さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

 

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