【書評:1611冊目】異端のすすめ(橋下徹)

【今を生きるほど、後悔は消える!】
弁護士・橋下徹氏が、『異端のすすめ』と題して、人生の最期に後悔しない、選択肢の中で一番大胆な道を選び、常にチャレンジすることで「限界を突破する生き方」を指南する一冊。

■書籍の紹介文

この瞬間に人生の最期を迎えたら…。
後悔のない人生だったと胸を張っていえますか?

 

本書は、人生の最期に後悔しない生き方とは、自分自身が燃焼し尽くした感を持てることだと提起し、常にチャレンジすることで「限界を突破する生き方」を指南する一冊。

 

「完全燃焼した」。
スポーツ漫画やヒーロー映画などのクライマックスでよく目にするセリフ。

 

充実感に満ち溢れて、すべてを出し尽くした達成感を噛みしめる。
そんな晴れ晴れとした主人公の表情が目に浮かびます。

 

この燃焼し尽くした感こそ、”後悔しない生き方”を達成する唯一の方法だと著者は説きます。
そのうえで、どうすれば燃焼し尽くせるかについて、思考や行動を示していきます。

 

橋下徹氏をイメージすると、「激しく熱量がとにかく高い人」とわたしはおもいます。
本書では、表からみた橋本氏のイメージの裏側にある、考え方や生き方に触れることができます。

 

◎リツイートするなら考えや持論を添えてせよ!
◎批判・苦言・進言には正面から向き合え!ただ侮辱には「1000倍返し」の勢いで対抗せよ!
◎先のことより今に全力を尽くせ!

 

こうした、橋下氏の”後悔しない生き方”を支える言葉の数々。
言葉に触れながら、自分自身の完全燃焼度について考えてみましょう。

 

重要なのは、燃焼度合いは行動に比例するということ。
後悔が残る、まだまだ完全燃焼には遠い、とおもうなら、行動を増やすしかないのです。

 

「今死んでも後悔はない」といえる日々。
それを手にしている者の言葉に触れてみてください。

 

そして、行動を増やしましょう。
「後悔しない生き方」を手にするために。

 

◆講演を書籍化しているので熱量を感じやすい一冊。

異端のすすめ
橋下徹 SBクリエイティブ 2020-2-6
売上ランキング(公開時):10
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■【要約】15個の抜粋ポイント

誰だって「自由」「権利」はほしいでしょう。
でも、その裏には必ず背負うべき「責任」「義務」がある。
すべての仕事は、こうした「表裏」の一体性だと考えてください。

 

チャンスを「つかむ力」をつけるには「行動」しかない。
だから僕は、人生の選択で迷ったときには、選択肢の中で一番大胆な道を選ぶことをこころがけてきました。

 

個人としての商品価値を考える上では、分相応なウリが必要なのです。
経験不足なら経験不足なり、実力不足なら実力不足なりに、ウリにできるものがあるはずです。

 

自分のウリは、圧倒的な量を実行することで磨きがかかり、やがて自分の代名詞になっていきます。

 

まず自分の今の商品価値は、自分の感覚に聞いてみることです。
・今まで懸命に量をこなしてきたという自信があるか
・この間、自分は手を抜かずに、ウリを明確かつ圧倒的に打ち出してきたか
・そのウリに磨きをかけ、仕事の質を上げてきたか
これらの問いに対して、自信を持って「イエス」と言えるのなら、過去の自分の商品価値より今のそれのほうが、確実に高まっていると見て正解です。

 

「先送りする理由」がない限り、とにかく「今できることはすぐにやる」というのを徹底することです。

 

先送りグセのある人は、とりあえず、先送りしそうになるたびに「この先送りに理由はあるか?」と自問するようにしてみてください。

 

これからの情報化時代に求められる能力は、「知識・情報を持っている」ということよりも、その知識や情報を活用して「自分の頭で考え持論を打ち出せる」ことであると自覚すべきです。

 

気になったニュース、自分が意見を添えることができそうなニュースについて、引用リツイートをする。
それにどのような反響があるか、フォロワーがどの程度増えるか。
こういったことから、自分の持論工場を客観的に評価できるのです。

 

人間関係はときとともに必ず移り変わるものです。
それはネガティブな意味ではなく、「人は、必ず新しい人と出会うようにできている」ということ。
だから、今あなたの目の前に存在する嫌な相手だって、ただ現時点においてあなたの目の前にいるだけであって、いずれ関係なくなっていく人なんだと割り切ってみてください。

 

議論の作法とは、相手に敬意を払うことです。
「反論」「批判」はしても「侮辱」は絶対にしないということです。
誹謗中傷するなどは、もってのほかです。

 

こちらが議論の作法を守ったとしても、相手が議論の作法を守らない場合があります。
もし相手があなたを侮辱してきたら、いっとき流行った「倍返し」どころか「100倍返し」くらいの勢いでやり返さなければなりません。
(略)
まず、しっかりとやり返すことで、自分が許せないラインをしっかりと示すことになります。
それは相手に対しても、またその周囲の人たちに対しても、今後の抑止力になります。

 

皆さんにとって人生という大海原の航海は、まだまだ道半ばです。
20代、30代、そして40代半ばに差し掛かるくらいまでは、とにかく全力で動いてチャレンジしてください。

 

老後のために貯めるより、まずは5年後、10年後の自分のために今、お金をかける。
すべては自分の商品価値を高める「自己投資」だと考えて、可能な限り自分にお金をかけることが、突き抜けた唯一無二の存在として成功するチャンスにつながるのです。
若いうちは、株式投資は自己投資の次に考えましょう。

 

「今、自分が死んだとしても後悔はない」と言えるくらいに、今を一生懸命に生き続け、完全燃焼してほしいと強く願います。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1611-1】先送りしそうになったら「この先送りに理由はあるか?」と自問する

【1611-2】自分の意見を添えてリツイートする訓練をする

【1611-3】批判・苦言・進言には向き合い、侮辱には対抗する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】異端のすすめ
【著者名】橋下徹著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2020/2/6
オススメ度★★★☆☆
こんな時に他人の生き方に触れたいときに
キーワードマインド生き方思考
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 突き抜けるには、リスクを取れ
第2章 自分の商品価値を高めよ
第3章 物怖じすればチャンスは終わる
第4章「情報マニア」になってはいけない
第5章 合理的に人と付き合え
第6章 批判と侮辱を同一視してはいけない
第7章 心から納得できる人生を生きる

 

この本が、あなたを変える!

異端のすすめ
橋下徹 SBクリエイティブ 2020-2-6
売上ランキング(公開時):10
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橋下徹さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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