【書評:1658冊目】超・自習法(スコット・H・ヤング)

【9つのメソッドで”学ぶ力”を覚醒せよ!】
全米屈指のアルファブロガー/スコット・H・ヤング氏が、『超・自習法(ウルトラ・ラーニング)』を題し、どんなスキルも自力かつ最速で習得できる自習法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

新しいことを学習する。
自信がありますか?それとも苦手ですか?

 

本書は、どんなスキルも自力かつ最速で習得する方法として、超・自習法(ウルトラ・ラーニング)という自己管理的かつ集中的な習得戦略を解説する一冊。

 

Webであったり、Youtubeであったり・・・。
学ぶ気になりさえすれば、現代は無限の知識にアクセスできる時代です。

 

言い換えれば、学ぶ気になって学ぶ人と、そうでない人の差は拡大する時代ということです。
このことは、あなたもお分かりいただけるとおもいます。

 

問題は、いかに自分を学ぶ気にさせるかです。
一番良い方法は、新しいことを習得して変われたという成功体験をたくさん積むことです。

 

そのためには、新しいことを習得するスキルの獲得が大前提です。
それも、できるだけ速く習得するスキルを。

 

なぜなら、人は我慢や辛抱が苦手だからです。
習得までの期間が長くなるほど、脱落のリスクが高まってしまいます。

 

新しいことを速く習得するスキル。
これこそが、『超・自習法(ウルトラ・ラーニング)』です。

 

”学習する”ということを、ここまで見事に理解させてくれる本ははじめてです。
短期間で習得するための道具として、手元に置き続けたいとおもわせてくれる内容です。

 

学ぶ気になって学ぶ人と、そうでない人の差は拡大する時代。
本書を使って、ぜひとも前者であり続けましょう!

 

◆これからは、学ぶ力で決まる!

超・自習法
スコット・H・ヤング
ダイヤモンド社 2020-3-5
売上ランキング(公開時):2,899
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■【要約】15個の抜粋ポイント

1つ1つの課題を丁寧にこなし、成果が出るのを何週間も待つ代わりに、1つのマテリアルが終わるたびにテストを行うことで、自分が間違えている箇所をすぐに把握することができた。
そしてこれらの方法を使えば、たった1週間でこのクラスの内容を網羅できることがわかった。

 

テクノロジーを賢く使う方法を知っている人にとって、現代は歴史上最も簡単に新しい知識を学ぶことができる時代だ。

 

●ウルトラ・ラーニングの9つの原則
原則1:メタ学習(最初に地図を描く)
原則2:集中(ナイフを研ぎ澄ます)
原則3:直接性(一直線に進む)
原則4:基礎練習(弱点を突く)
原則5:回想(学ぶためにテストする)
原則6:フィードバック(パンチから逃げない)
原則7:保持(穴の開いたバケツに水を入れない)
原則8:直感(構築を始める前に深掘りする)
原則9:実験(安全地帯の外に出て探求する)

 

原則や戦術の範囲を超えた、より広い「ウルトラ・ラーニング精神」とでも呼ぶべきものがある。
それは自分の学習に自分が責任を持つことだ。
自分で何を学ぶか、どう学ぶかを決め、自分で計画を立てるのである。
自分が責任者であり、結果に対する最終的な責任を負うのだ。

 

特定のウルトラ・ラーニング・プロジェクトのためにメタ学習の準備を行う際、それを「なぜ」「何を」「どうやって」という3つの質問に分解して考えるとわかりやすい。

 

「5分でいいからこの作業をやろう、そうしたら止めて他のことをしていいから」と自分に言い聞かせるだけで、作業を始められることがよくある。

 

何かを直接学ぶ最も簡単な方法は、自分が上達したいことをするのに多くの時間を費やすことだ。
新しい言語を話せるようになりたければ、それを話してしまえば良い。

 

●基礎練習を設計する際の5つのワザ
(1)時間分割
(2)認知要素での分解
(3)コピー
(4)虫メガネ法
(5)前提条件をつなぐ

 

記憶から知識を呼び出そうとする行為は、直接的な学習やフィードバックとのつながりを超えて、それ自体が強力な学習ツールなのである。

 

短期間でフィードバックを受けるのはストレスが溜まるが、それを受ける習慣ができれば、過剰に感情的な反応をすることなく処理するのが簡単になる。

 

忘れるというプロセスはあらゆる人に発生し、完全に逃れる術はない。
しかし間隔反復、手続き化、過剰学習、そして記憶術などの戦略は、短期的にも長期的にも忘却の割合を減らし、最終的には記憶に大きな違いをもたらす。

 

苦労して説明してみることで、自分の理解のどこにギャップがあるのかが明らかになるだろう。

 

自分の能力が改善できるものだと考えるだけでなく、それを可能にする膨大な道があるのだと理解しなければならない。
その可能性を現実のものとするためには、独断ではなく探求がカギを握る。

 

ウルトラ・ラーニングにおける最大の障害とは単に、ほとんどの人々は、自分で自己学習をスタートさせることに十分な関心を払っていないという点だ。

 

●最初のウルトラ・ラーニング・プロジェクトを進めるステップ
STEP1:リサーチする
STEP2:スケジュールを立てる
STEP3:計画を実行する
STEP4:結果を評価する
STEP5:学んだ知識をどうするか?

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1658-1】5分でいいから毎日勉強する時間を設ける

【1658-2】記憶から知識を引っ張り出す訓練をする

【1658-3】学んだことを、周りに説明して理解度をチェックする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】超・自習法
【著者名】スコット・H・ヤング
出版社ダイヤモンド社
【出版日】2020/3/5
オススメ度★★★★☆
こんな時に学ぶ力を身につけたいときに
キーワード勉強法記憶法教養
【頁 数】344ページ
【目 次】
第1章 MITに行かずにMITの学生より短期間で学ぶ
第2章 ウルトラ・ラーニングが「あなたの価値」を高める
第3章 ウルトラ・ラーナーになるには?
第4章 原則1 メタ学習
第5章 原則2 集中
第6章 原則3 直接性
第7章 原則4 基礎練習
第8章 原則5 回想
第9章 原則6 フィードバック
第10章 原則7 保持
第11章 原則8 直感
第12章 原則9 実験
第13章 最初のウルトラ・ラーニング・プロジェクト

 

この本が、あなたを変える!

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スコット・H・ヤングさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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