【書評:632冊目】人生を面白くする本物の教養(出口治明)

【人生に必要なのは『本』『人』『旅』】
ライフネット生命会長・出口治明氏が、『人生を面白くする本物の教養』と題して、「教養とは人生に楽しみを増やす道具である」と説きながら、教養を磨く方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

人生を楽しむために必要なもの。
あなたは、どんなモノを思い浮かべますか?

 

本書は、「教養とは人生をおもしろくする道具」であると説きながら、『本』『人』『旅』の3本柱を軸にした教養を磨く方法を指南する一冊。

 

生きてきた過程で学んだことは、すべて教養である。
さらに、人と接し、お互いの教養を交換し合うことで、教養はどんどん広がっていく。
この広がりを実感することこそが、人生の最大の面白さである。

 

著者の”教養”に触れて、このように感じます。
背筋を伸ばして勉強するものと捉えがちな教養というものを、身近な存在にしてくれる内容です。

 

教養を磨くキーとなるのが、「人と接すること」です。
そこで推奨される”三種の神器”が、『』『』『』です。

 

著者自身の実体験をもとに、「なぜこの3つなのか」を語っている点は、読み応えがあります。
と同時に、ワクワクするような気持ちが湧き上がってくるのを感じるとおもいます。

 

教養を身につけたければ、本をたくさん読みなさい。
この意味も、見事に腑に落ちます。

 

「しばらく印象に残り続ける本だな」と感じる良書。
本書という『本』、出口治明という『人』に、接することができたことに感謝します。

 

◆教養は人生の栄養。

人生を面白くする本物の教養
出口治明 幻冬舎 2015-9-30
売上ランキング(公開時):3,196
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■【要約】15個の抜粋ポイント

私の答えは「教養とは、人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを増やすためのツールです」という一言に尽きると思います。

 

「知ること」には「嫌いなものを減らす」効果もあります。
先入観による嫌悪を除去できれば、さまざまなものとの相互理解が進みます。

 

人間が意欲的、主体的に行動するためには、「腑に落ちる」ことが必須

 

古代ギリシアの哲学者、ソクラテスは「無知の知」を唱えました。
私たちも「私たちにはまだまだ知らないことが多すぎる」「世界は本当に広いのだ」という自己認識からスタートすべきです。
およそ、謙虚でなければ教養は身につかないのです。

 

いまさらもう遅すぎると努力を放棄する人は、サボる理由を探しているだけ

 

●物事を考えるコツ(抜粋)
1.「タテ(時間軸、歴史軸)」と「ヨコ(空間軸、世界軸)」で考える
2.「数字・ファクト・ロジック」で考える
3.何かにたとえて考える
4.常識を疑う

 

私にいくばくか教養のようなものがあるとすれば、それを培ってくれたのは、「本・人・旅」の3つです。

 

本を読むことは著者と対話をすることですし、旅は異なる場所に住む人を知ることです。
つまり、すべては人です。

 

人間が老人になっても生きているのは、人生で学んださまざまなことを次の世代に語り伝えることによって、次の世代をより生きやすくするためです。
人はそのために生かされているのです。

 

人は常に五感で情報を得ている

 

社会問題や時事問題は、表面的な「枝葉」に目を奪われず、「幹」や「森」の部分で本質をとらえるように努めれば、何事もよく理解できると思います。

 

洋の東西を問わず、沈む船からボートを降ろす時は子ども、女性、男性、高齢者の順です。
子どもが最優先で高齢者が最後です、それが生命の純然たる序列なのです。

 

三人の人間が会合を持ったとします。
そして、三人それぞれがメモを取り、同時にレコーダーにも録音する。
百年後にこの会合を研究する歴史家がいたとして、メモ(一次資料)を調べたところ、三つのメモの内容は当然のことながら、一致しません。
おのおの力点を置くところが違っているからです。
しかし、レコーダーに録音されたデータが発見されれば、どういう会合だったか答えは出ます。
歴史とはそういうものです。

 

英語の習得はやる気の問題にすぎない

 

仕事や職場がすべてだと思っている人は、じつは、仕事や職場に依存し従属しているにすぎないのです。
それでは人間としての視野が狭すぎます。
仕事や職場がすべてではないと気づく必要があります。
そう気づいて初めて、さまざまな教養にも目が向くというものではないでしょうか。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【632-1】実体験を増やす

【632-2】旅に出る機会を増やす

【632-3】考えるときは「数字・ファクト・ロジック」に集中する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】人生を面白くする本物の教養
【著者名】出口治明
出版社幻冬舎
【出版日】2015/9/30
オススメ度★★★★★
こんな時に教養を伸ばしたいときに
キーワード生き方勉強法教養
【頁 数】261ページ
【目 次】
第1章 教養とは何か?
第2章 日本のリーダー層は勉強が足りない
第3章 出口流・知的生産の方法
第4章 本を読む
第5章 人に会う
第6章 旅に出る
第7章 教養としての時事問題ー国内編
第8章 教養としての時事問題ー世界のなかの日本編
第9章 英語はあなたの人生を変える
第10章 自分の頭で考える生き方

 

この本が、あなたを変える!

人生を面白くする本物の教養
出口治明 幻冬舎 2015-9-30
売上ランキング(公開時):3,196
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出口治明さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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