【男よ、目を覚ませ!】
”20年間無敗の雀鬼”・桜井章一氏が、常識に囚われない「粋」な男になるための生き方を伝授する一冊。「男は腹をくくるな」「男は重心を低くしろ」など、男の器を磨く言葉を浴びまくれ!
”粋”。
あなたの中に、”粋”はありますか?
本書は、桜井章一さんが人生の中で得てきた男としての教訓を元に、「男の器」を磨くための常識に囚われない生き方を伝授する一冊。
「スーッと心に入ってくる言葉」と「拒絶する言葉」。
これがハッキリ分かれるのが解るのが、おもしろい。
自分は何を受け入れていて、何を排除しているのか。
著者独特の語録に触れることで、自己分析=自分の器が見えてきます。
その上で、自分はどこを磨き、どこを捨てるのか。
ここを考えていくのに、とても役立つ一冊です。
すべてを受け入れる必要はありません。
自分の器を確認し、器をどう磨いていくかを考える研磨剤に、オススメな一冊です!
◆器を磨け!
「勝った俺や私」は最高と思っているかもしれないが、そんな勝ちは「たかだか」という程度の価値しかほんとはないのである。
力は「込める」のではなく、いかに「抜く」か、なのだ。
いずれにしても、権威を笠に着たようなことをいった段階で、そいつは何か決定的なものに負けているのである。
少なくても権威を笠に着るようなサルだけにはなりたくないものだ。
力が足りなくてどうしようもなくても、ありのままで戦えばいい。
身の丈で精一杯やっていればいい。
いくども戦いを繰り返すうちに、必ず力は磨かれるのだから。
知識というのは頭から身体の深いところに降りてこないとほんとに「わかった!」とはならない。
腹でわからないと駄目なのだ。
知識はあくまでも自分の目線と同じ高さに捉え、実感のレベルでしっかりとらえるよう努めるべきものである。
「人生捨てたもんじゃない」には、どんなに悪い人生であろうと、それを放り出してはいけない、そこから逃げてはいけないという意味がかくされているように思う。
「何とかなるさ」と思っているだけでは、何ともならないものだ。
それは、「いつか○○やります」という人が、結局は何もしないのと同じことなのだ。
あなたがもし人から「マイペースな人ね」とよくいわれるなら、気をつけたほうがいい。
それは「あんたは自分勝手な人ね」といわれているようなものなのだから。
生きるということは、人に迷惑をかけるということなのだ。
男はうつむいてはいけない。
いつも少し目線を上げて遠くを見る。
そんな姿勢を基本として持っていたほうがいい。
トラブルとは人生における困難であり、逆境である。
すなわち、トラブルが不得手な人間は人生に負けてしまうのである。
だからこそ、トラブルに強いのはとても大事なことなのだ。
男が男らしく生きれば、女が絶対に勝てないものがあるし、逆に女が女らしく生きれば男が絶対に勝てないものがある。
男と女が違うのは宿命なのだが、「らしさ」を失った男と女はその宿命を乗り越えられると錯覚しているのである。
生命は定まっていない。絶えず揺らいでいる。
自然の生き物たちの動きにはそれが如実に表れている。
本能に従えば、人間も一箇所に落ち着かず、ふらふらと揺らいだ生き方をするほうが理にかなっているのではないだろうか。
地に足を着けない生き方のほうが、生命や本能に近いあり方だと思うのだ。
どんな道にも最終ゴールはない。
どんな人でもその途上なのである。
だからこそ、「悟った」と思うことがあれば、そこでお終いなのである。
「計算する生き物」から「計算しない人」へ。
そんな転換がはかれたら、あなたの人生はきっと大きく転回していくはずだ。
【267-1】権威の笠をかりた人間にならない
【267-2】「とりあえず」の精神で行動する
【267-3】「何とかなるさ」を捨ててみる
腹に、重心を置け!
【書籍名】男の器 常識に囚われない生き方
【著者名】桜井章一
【出版社】角川書店
【出版日】2012/4/10
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】男性向け、生き方、メンタル
【頁 数】191ページ
【目 次】
第1章 「粋」な男になれるか
第2章 男は人生を演じるな
第3章 男は腹をくくるな
第4章 男は重心を低くしろ
第5章 男は自分を信じるな
この本が、あなたを変える!
桜井章一さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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