【266冊目】戦略PR代理店(西江肇司)

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【あなたの前に”波”は立っていますか?】No.1PR会社・ベクトルを率いる西江肇司氏が、戦略PRの過去・現在・未来を、豊富な最新事例を分かりやすく解説した一冊!あのヒットの裏に隠された”波”とは。

 

 

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■本の概要
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【書籍名】戦略PR代理店
【著者名】西江肇司
【出版社】幻冬舎
【出版日】2014/3/28
【推薦度】★☆☆☆☆
【目 次】
1章 これが戦略PR代理店だ
2章 PRの歩み
3章 PR会社の仕事
4章 最先端事例から読みとく「戦略PR」
5章 「No.1戦略PR会社」とは?
6章 アジア奮闘記
7章 進化するベクトルのビジネス

 

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

 

本日ご紹介する一冊は【戦略PR代理店(西江肇司)】です。

 

著者は、西江肇司さん。
日本業界No1を自負する独立系PR会社・株式会社ベクトル代表取締役社長。

 

あなたへの質問です。
「あなたの仕事に、今”波”は起きていますか?」

 

本書は「戦略PR」についてまとめた一冊。
商品やサービスが、テレビ・雑誌・ウェブ上で記事として取り上げられるよう、トレンドという装いにして情報発信する。それが「戦略PR」。

 

PR業務に携われる人に向けた、ある種の業種本です。
但し、さまざまなヒット商品やブームをPR視点から解説した豊富な事例は、読み物としてとても面白い内容です。

 

「コンビニコーヒー戦争」
「ユニクロのPR戦略」
「ソフトバンクの白土家シリーズ」



新たな視点で見直してみると、日常の様々な景色が違って見えてくるから不思議です。

 

著者が率いるベクトル社の広報用書籍の要素もかなりありますし、広報・PRに関わる人以外は若干読みにくい部分があります。

 

世の中に日々起きている”波”に興味がある人のみ、お読みになってください。

 

それでは、本編をはじめます。

 

 

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■読書ノート
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(戦略PRとは)
自分たちが伝えたいメッセージ(新商品・サービス・会社に関する情報など)を、世の中の流れや、ターゲットとなる生活者のマインド等とリンクさせ、
「これだったら世の中に広まるだろう」という文脈をつくり、それを広めるための情報コンテンツを開発。
そのコンテンツを、パブリシティ活動を中心とした様々なPR活動や広告などのコミュニケーション施策によって効果的に世の中に流通させ、
結果的に自分たちの伝えたい文脈を生活者のなかで広めていく。
ということである。

 

その商品を「なぜ買うべきなのか」。
そのサービスを「なぜ利用するべきなのか」。
という「なぜ」の部分をつくり出し、発信する

 

PRの成果は、クライアントの意志に比例すると言っていい

 

効率よくモノを広めるために、「これだったら、世の中に広まるだろう」というアイデアと、それが生活者のなかに広がる構造を設計・実行することが、
PRの本質であり、それがPR会社の役割なのだ。

 

PR活動において、メディアに会いに行くというのは基本中の基本

 

ソーシャルメディアとキャラクターの相性はとても良い

 

「最低300の事例を頭に叩き込め!そこからうまく学んで、うまくマネていけば、PRの成功パターンが見えてくる」

 

「戦略PR」に習熟したい気持ちがあるなら、何事もPR目線で「誰がどう仕掛けたのか」を考えてみることをオススメする。

 

メディアは、戦争の構図が好きなのである。競争の熾烈な市場には、元気なエネルギーがあるし、時流を象徴するブーム感もあるからだろう。
PRがこれを使わない手はない。戦争を仕掛けるくらいのことをしてでも、戦争の構図を描き出してメディアに売り込むべきだ。

 

メディアは戦争文脈にした際、どうしても勝ち負けをつけたがるので、わかりやすい優位点を用意しておくのが非常に重要である。

 

時流に乗った、メディアトレンドに合わせた文脈をつくるのは、PRの定石である。
簡単に言えば、「こういう時代だから、こういう商品・サービスを開発した」、もしくは「こういう時代だから、こういう商品・サービスが人気を集めている」という文脈だ。

 

ヒット商品に限らず、PRの文脈の一つひとつについて、どんな人が絡んでいるのか、その人を主役にしたどんなストーリーがあるのか、どんな画が撮れるのか、
といったことを常に考える必要があるだろう。露出のチャンスがより広がるはずだ。

 

「時代の波」が来なければ、そこに停滞せざるをえない。
経営者が飛びぬけて優秀であっても、ビジネススキルの高い社員が揃っていても、波が来なければまず成長は望めない。

 

常に「そこに波があるか」をウォッチしながら「来るぞ!」と察知した瞬間に波に乗った

 

「ビジネスは波から入るべきだ」

 

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■実践ポイント
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●「なぜ○○は利用されるのか」を考えて「なぜ」を考える

●流行りのものを「誰が仕掛けたのか」を常に考える

●自分がやりたい先に”波”はあるのか常に考える

 

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■まとめ
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あなたというヨットは凪の状態に陥っていないだろうか?
常にいい風を捉えるように眼を凝らそう!

 

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

 

ランチ後の眠気が本格的過ぎてちょっと心配な今日この頃です(~_~;)
試しにランチを軽めにする生活をしてみようと思います。
身体のコンディション管理に気を使わないと・・・

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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