【成功と失敗を分ける点とは?】
事業家・稲盛和夫氏が稲盛哲学のエッセンス17編を収録。仕事にも人生にも法則がある。その法則にのっとった人間は成功し、外れた人間は失敗する。含蓄に富んだ名言、効きます。
「人として正しく生きていますか?」
こう聞かれて、あなたはなんと答えますか。
本書は、京セラ・KDDIを築き上げた名経営者の稲盛和夫氏の経営哲学を、17編のエッセンスにして紹介した一冊。
成功する人間と失敗する人間の違いは、「素晴らしい人生を送るための原理原則」にのっとっているか否かにかかっていると説きます。
では、その原理原則とはなんなのか?
それを、研ぎ澄まされた言葉とともに、あなたに語りかけていきます。
この本は、迷ったときにくり返しくり返し読む本です。
読むたびに、あなたは違う反応を示します。
「人として正しく生きていますか?」
定期的にこの言葉を、自分に語りかけましょう。
◆成功と失敗は、どこで別れるのか?
人格者になれるかどうかは、人生を歩む過程で、自らを磨き、人格を高めることができたかどうかにかかっている。
そのためには「試練」を経験することだ。人は、試練を通じて成長するからだ。
失敗も成功も、試練だ。
そして、その試練を通じて、人は成長するものなのだ。
私たちは、つい自分のことだけを考えてしまう。
しかし、それでは世相は荒れたものになってしまう。
利他の心がいかに大切かを分かり易く説いた仏の教えを紹介しよう。
地獄と極楽の違いについてだ。
実は、地獄と極楽は、外見は全く変わらない。
違いはそこにいる人の心のあり方だ。
たとえば、大きな釜に、おいしいうどんが煮えている。
しかし、ルールが決まっていて、1メートルくらいの長い箸で、しかもその端を持って食べなくてはならない。
一方、極楽は思いやりにあふれている。
人々は、うどんを取り、つけ汁につけたら、箸を伸ばして向こう側の人に食べさせる。
そのため、誰もが穏やかに食べることができるのだ。
現実の世界も同じだ。
心のあり方次第で、極楽にも地獄にもなりえるのだ。
人格は「生まれながらに持っている性格+人生を歩む過程で学び身につけていく哲学」という式で表せる。
人格を磨く上で、哲学が重要なのだ。
人格を磨くための哲学とは「嘘をついてはいけない。人に迷惑をかけてはいけない。正直であれ。欲張ってはならない。自分のことばかりを考えてはならない」というものだ。
素晴らしい人生を送るためには、「心に抱く思いによって人生が決まる」という真理に気付くことが大切だ。
心に抱く善き思いは、善き結果をもたらすし、悪しき思いは悪しき結果をもたらすのだ。
どのような環境にあっても、自分なりの幸せを感じることは出来る。
幸せかどうかは、主観的なものだ。
幸せかどうか、その成否は、当人の心の状態にあるのであって、普遍的な基準など一切ない。
心の中に頭をもたげる利己的な思いをできる限り抑えるように努め、他に良かれと願う「利他」の思いが、少しでも多くわき出るようにすることだ。
何事にも、ひたむきに打ち込むことが大切だ。
中国明代の思想家である呂新吾(ろしんご)は、リーダーが持つべき資質は、常にものごとを深く考える重厚な性格だという。
理想的な社会を築くなら、我々一人ひとりが、人間として正しい行動をとる必要がある。
特に、指導的立場にある人は、自らの言動に恥ずべきところが少しでもないか常に厳しく自問していくべきだ。
あらゆる分野のリーダーを先頭に、私たち一人一人が、人間として正しいことを追求するようになってはじめて、社会全体のモラルが向上し、健全な社会が築かれていくのだ。
【286-1】利他の心を磨くため、利他行動を記録する
【286-2】「嘘をついてはいけない。人に迷惑をかけてはいけない。正直であれ。欲張ってはならない。自分のことばかりを考えてはならない。」1日1回唱和する
【286-3】抜粋ポイントを携帯用に紙に書き出す
言葉は、人を磨く。
【書籍名】「成功」と「失敗」の法則
【著者名】稲盛和夫
【出版社】致知出版社
【出版日】2008/9/24
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】成功法則、生き方、最高の自分
【頁 数】135ページ
【目 次】
第1章 人生の目的
第2章 思いの力
第3章 自らを慎む
第4章 道をひらくもの
気になったら、今すぐお手元に!
稲盛和夫さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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