【書評:1522冊目】神トーーク(星渉)

【理想と現実のギャップを埋める”伝え方”】
ビジネスコンサルタント・星渉氏が、『神トーーク』と題して、人間関係の悩みを劇的に解消してくれる、科学に裏打ちされた「人の心を動かす”伝え方”」を解説する一冊。

■書籍の紹介文

どうして思うとおりに事が進まないんだろう。
こんな悩みを抱えていませんか?

 

本書は、周囲の人々があなたの味方となり「自分で考えて動く」という理想を現実にする、科学に裏打ちされた「人の心を動かす”伝え方”」を解説する一冊。

 

「人の心を動かす人」とは、どういう人をいうのか。
『関わることで、なぜか元気になったり、やる気が出たり、意欲が湧いたりさせてくれる人』と、著者は定義します。

 

まさに、「こうありたい!」とおもう理想の人物です。
これを現実に出来る方法が、本書であきらかになります。

 

タイトルには”軽さ”を感じるかもしれませんが、中身は本物です。
間違いなく、人間関係の悩みを劇的に解消してくれることでしょう。

 

自分がどういうときに「こうしたい」「ああしてほしい」と求めるのかを問われます。
それに対して、科学的な「人の心の動かし方」を提示します。

 

そして再度、現在の自分は、提示された方法をどれくらいできているのかを問われます。
このように、「人の心の動かし方」を身につけるために、徹底的に考えさせ、理由づけをさせられます。

 

問いに考え込んでしまい、なかなか読み進められない場面もあるでしょう。
ですが、決して先を急がず、ひとつひとつ消化しながら進んでください。

 

ノウハウだけ知れればいいという心構えで読むと、神様は望みを叶えてくれません。
なぜそれをやるのかの理由づけができないので、結局、行動が伴わないからです。

 

何度も教えを乞いに戻ってきたくなる。
そんな完成度の高さを感じる良書です。

 

※前著も合わせて読みたい(当ブログ読者にも大人気の一冊!)。
【書評:1246冊目】神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り(星渉)

 

◆理想を現実に。

神トーーク
星渉 KADOKAWA 2019-7-19
売上ランキング(公開時):112
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す

■【要約】15個の抜粋ポイント

私たちが行動し続けるための心の支えとなるのが、「なぜ、やりたいのか?」「なぜ、実現したいのか?」そして、「なぜ、この本を手に取ったのか?」という「やる理由」です。

 

人の心を動かすための大原則は、コミュニケーションの取り方やテクニックではなく、”自分自身の日常の姿”がすべての土台になっているという事実を認識すること。

 

多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たすことができる人に私たちがなれば、自然と私たちの元に人が集まり人望と影響力を得ることにつながっていきます。

 

●人の心を動かす3つの絶対条件
①話を聞くに値する日常での振る舞い
②相手に「安心感」を与える
③相手の「自己重要感」を満たす

 

生存することを最重要事項と捉えている脳は、死なないための「安心感」を求めます。
だからこそ、安心感を得られる人のところに人は集まり、人望も信頼も得て、異性からもモテたりもするのです。

 

まずはどんなことでも「絶対に否定をしない」と決めてみてください。

 

「あなたがこれまでに相手に言われた言葉や反応で、イラッとしたのはどんなものだったでしょうか?」
そんな言葉の数々を書き出しておき、あなたの「相手の自己重要感を傷つけないためのNGワード」として設定しましょう。

 

一度の会話でお会いした時に、相手について知っていることを披露するのはどんなに欲張っても2つまで。
それだけで、あなたへの信頼度は劇的に高まります。

 

「どんなに忙しくても手を止めて、目を見て、うなずいて話を聞いてくれる人」になってしまいましょう。
本を閉じた瞬間から実践してみてください。

 

●どんな相手に対しても「神対応」できる4つのルール
(1)否定しない
(2)気づかせる
(3)答えを言わない
(4)正さない

 

「あなたが今後もしてもらいたいことを相手がしてくれた時に、最低3回は時間を空けて褒める」

 

「なぜ、そう思ったのか、教えてもらえますか?」
あなたの価値観からは考えられない答えや意見が出てきた際には、シンプルにそう聞けばいいだけです。
それが相手にとっては「自分のことを理解しようとしてくれている」ことの証になるのです。

 

誰とも一緒にいない、誰からも助言や励ましをもらえない自分1人の時でも「やろう!」と思える気持ちは、どんなタイミングで生まれるのか?
それは、「自分で”気づいた”時」です。

 

今やっていることが辛そう、つまらなさそうな人がいたら、「今どこを目指しているのか?」と質問してあげよう。

 

「どうすればいいでしょうか?」と聞かれたら、「どうすればいいと思う?」と聞き返して、相手の意見を「発表」させてみよう。
相手はその時点ですでに、どうすべきかを理解していることが多いものです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1522-1】「なぜ目指すのか?」「なぜ行動するのか?」の”理由”を明確にする

【1522-2】自分がイラッとした言動を書き出し、それを自分のNGワードにする

【1522-3】「どんなに忙しくても手を止めて、目を見て、うなずいて話を聞いてくれる人」になる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】神トーーク
【著者名】星渉著者情報
出版社KADOKAWA
【出版日】2019/7/19
オススメ度★★★★★
こんな時に明日の人間関係を良くしたいときに
キーワード人間関係指導力子育て
【頁 数】280ページ
【目 次】
第1章 科学的に「人の心を動かす」絶対条件
第2章 あらゆる「人間関係の悩みが消える」伝え方
第3章 自然と味方が生まれ「誰からも好かれる」伝え方
第4章 相手が「自分の思い通りに動いてくれる」新世界へ
第5章 相手の人生さえも変える「究極の神トーーク」

 

この本が、あなたを変える!

神トーーク
星渉 KADOKAWA 2019-7-19
売上ランキング(公開時):112
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す

星渉さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

■お知らせ

▼書評ブロガーの読書術を公開中!

▼【仲間大募集中!】101年倶楽部
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!

▼「いいね!」応援をありがとうございます!

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る