【書評:1742冊目】僕が考える投資について(松浦弥太郎)

【先の未来を考えて今日を行動しよう!】
エッセイスト・松浦弥太郎氏が、『僕が考える投資について』と題して、お金を増やすよりも優先すべき、もっともリターンが期待できる”生き方”としての投資術を指南する一冊。

■書籍の紹介文

投資。
あなたはこの言葉をどのように定義しますか?

 

本書は、お金に対する投資よりも自分に対する投資を優先すべきだと提起し、望む未来の実現にもっとも近づくことが期待できる、”生き方”としての投資術を指南する一冊。

 

だれかに話をするとき、また、だれかの話を聴くとき。
お互いが等しく理解するためには「共通言語」が必要です。

 

「共通言語」とは、なにか。
それは、言葉を定義し、定義に沿って話をして、お互いにズレることなく認識を深めていくということです。

 

では、本書で著者が語る『投資』の定義とは。
投資とは、先の未来について考え、行動すること』としています。

 

これを理解し、著者の定義に沿って読み進めないと、お互いに損をする危険性が高まります。
間違っても、お金の儲け方や増やし方が学べる!とおもいながら読まないようにしてください。

 

著者は、けっしてお金自体を否定はしていません。
お金をただ増やすことに執着する行為には価値を感じないと説きます。

 

それよりも、自分はどうなりたいのか、何を大切にし、何を学び、何を求めるべきなのか。
先の未来をしっかりと考え抜いて、日々の行動を起こす”投資”のほうが大事であると語りかけます。

 

投資を考えるとは、自分と向き合うということとイコールです。
自分の現状を把握し、どんな未来がほしいのか考え、近づくために必要なことはなにかを見定める。

 

見定めたら、今日の行動や習慣にそれらを落とし込む。
これを、日々刻々と変わる状況に合わせながら、くり返していくことが”投資”なのです。

 

”投資”という言葉を使って、深く自分を掘り下げていく哲学的な一冊。
こうした本をくり返し読むことも、立派な”投資”です。

 

◆自分と未来を近づける。

僕が考える投資について
松浦弥太郎 祥伝社 2021-10-30
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■【要約】15個の抜粋ポイント

僕の考える投資の定義は、「お金儲けやお金を増やすこと」とはちょっと違います。
投資とは、「先の未来について考え、行動すること」です。
今、自分が持っているお金や時間、知識や経験を使い、日々の仕事や暮らしにおいてどんな選択をすれば未来をいい状態にできるのかを考える。
これが僕の考える投資です。

 

今のこの選択が、自分の未来にこんなふうにつながるんじゃないかなあと考え、選択していけば、それはすべて投資になるのです。

 

自分への投資、いわゆる「自己投資」こそが初めにすべき投資であり、最大リターンの投資なのです。
資産ではなく自分を大きく成長させていくために、「お金」や「時間」、そして「心遣い」や「労力」をどのように投資していくかを考えていきましょう。

 

あらゆる自己投資は、「現在の自分の状態を把握すること」から始まります。

 

「何を」だけでなく、「どうやって」を考えることで、仕事においても、暮らしにおいても、はじめてよい投資になるのです。

 

自分の得意なことやこれから進むべき道がわからないとき、まずはたくさんの人に会い、友だちになり、尊敬し、たくさんの価値観や人生を知りましょう。
そして、素直に吸収し、影響を受けてみましょう。
そんな「人のインプット」が大きな学びとなり、未来の自分を支えてくれるはずです。

 

お金のおもしろいところは、使わなければ価値が生まれないところでしょう。
今、あなたのお財布に入っている「チケット」である1万円札は、その時点では1万円の価値はありません。
せいぜい、原価20円程度の印刷物です。
けれど、そこから取り出し、何かに使おうとした瞬間、その紙は1万円の価値を持つ「紙幣」となります。
使えば1万円の価値が生まれる。
使わなければ20円の価値しかない。
だからこそ、「どう使うか」が試されるのでしょう。

 

収入の方程式は、「感動×感動を与えた人の数」。
あなたが「どれだけの感動を、どれだけの人に与えたか」で増えたり減ったりします。

 

「情熱」「行動力」「我慢」。
これらは、お金といい関係を築き、仲良くなるために欠かせない3要素です。
自分が信じることに向かって突き進む意思を持ち、すばやく動き、がんばり抜くことを、仕事でもお金とのかかわり方でも大切にしたいものです。

 

自分の意思でコントロールできる時間を、少しずつ増やしてみる意識を持ってみてください。
確保した時間を、何に投資するかを考える。
その自由な時間で打ち込んだことが将来、大きな「リターン」となるのです。

 

仕事とは、だれかのお役に立つこと。
困っている人を助けること。
そう心がけてきたからこそ、どんどん仕事がつながっていったのです(ですから、お金のために働いてるようなニュアンスの「稼ぐ」は嫌いな言葉のひとつです)。
まずは、目の前の人の期待を、いい方向に裏切ってみてください。
驚かせてみる。
よろこばせてみる。
すべての仕事は、そこから始まるのです。

 

「次は何を学べるだろう?」と期待できる働き方は、自分に投資をつづけられる生き方です。
常に好奇心を持って周りを見回し、学びのチャンスがあればよろこんで享受し、やりきる。
そうすることで、投資の輪が回っていくのです。

 

社会の中で、人と共に生きていく以上、「この人なら大丈夫」と信用されなければ何もできないのです。
「信用スタンプ付きチケット」も渡されず、力を貸してもらえず、応援もしてもらえない。
機会も与えてもらえないでしょう。
逆に、信用があれば、そのときの実力以上にさまざまな挑戦もできます。
投資の観点から言っても、信用を増やすことが、もっともレバレッジが効くわけです。

 

幸運を引き込むためには、ひとつのゴールに向かって一直線に進むのではなく、好奇心を失わずに視野を広くして多方面で行動を起こしていくのがよいでしょう。

 

今、自分が目にしている情報はどれくらい信用できるものなのかを、しっかり判断していきましょう。
僕は基本的に、自分が直接目にしたもの、耳にしたもの、体験したもの、そして考えたことしか信じないようにしています。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1742-1】行動するときは、やろうとする行動の先にある未来について考える

【1742-2】「現在の自分の状態を把握すること」を怠らない

【1742-3】「次は何を学べるだろう?」と期待を持って仕事する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】僕が考える投資について
【著者名】松浦弥太郎著者情報
出版社祥伝社
【出版日】2021/10/30
オススメ度★★★★★
こんな時にお金と賢く付き合いたいときに
キーワード信用残高マインド引き寄せ
【頁 数】168ページ
【目 次】
第1章 投資の前に考えたい、習慣や学びの話
第2章 投資の前に知っておきたい、お金の話
第3章 仕事で自分の価値を高めるには
第4章 投資を考えるうえで大切にしたい心がけ

 

この本が、あなたを変える!

僕が考える投資について
松浦弥太郎 祥伝社 2021-10-30
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す

松浦弥太郎さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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