【書評:1461冊目】大人の週末起業(藤井孝一)

【自力で稼げる人は、いつだって強い!】
週末起業家・藤井孝一氏が、自分が培ってきた経験・人脈・趣味をお金に換える方法として「大人の週末起業」を提唱する一冊。稼げる力があれば、安心した生活をおくれる!

■書籍の紹介文

アナタは起業します。
さて、どんなビジネスで起業しますか?

 

本書は、平日は会社に勤めて、週末は自分のビジネスをする、そんな起業スタイルをとる「週末起業」の方法を解説する一冊。

 

年金問題や老後貯蓄など、リタイア後への不安は増すばかりです。
「いくら蓄えればいいのか」「最期のときまでお金は足りるのか」など・・・。

 

人生100年時代といわれる超長寿時代。
リタイア後の時間は刻々と長くなっています。

 

この時間を、ただ不安を抱えて生きていくのはイヤですよね。
健康的で生き生きとした生活をおくりたいものです。

 

では、どうすれば実現できるのでしょうか。
そのためには、『自力で稼ぐ力』を養うしかありません。

 

稼ぐ力が衰えないかぎり、主体的に生きていけます。
稼げる自信、収入がある安心感、社会と繋がっている充実感とともに。

 

問題は、いかにして『自力で稼ぐ力』を養うかです。
その方法を、2万人超のビジネスパーソンの週末起業を指導してきた著者が具体的に指南します。

 

せっかく長年培ってきた経験・人脈・趣味。
ただ手放してしまってはもったいないですよね。

 

ひとつひとつ整理しながら、自力で稼ぐ力となる種を見つけていきましょう。
そして、見つけた種を育てていきましょう。

 

制度に左右されずに、自分らしく生きていく。
そのために何をするべきかを考え続けましょう!

 

◆自力で稼ぐ力を養え!

大人の週末起業
藤井孝一 クロスメディア・パブリッシング 2019-5-31
売上ランキング(公開時):202
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

「週末起業」とは、会社に勤めながら、週末に自分のビジネスを立ち上げ、軌道に乗ったら独立する起業スタイルだ。

 

「大人の週末起業」では、原則としてこれまでの仕事などで得た経験を活かして起業ネタを見つける。

 

「大人の週末起業」では、大きく成長することは目指さない。
成長には投資が必要だが、投資にはリスクが伴うからだ。

 

若い人に比べれば、柔軟性も理解力も落ちている。
だから、最新のビジネススキルは諦めるべきだ。
この点で、若い人と競わざるをえないビジネスは、選択肢からはずしておくことだ。

 

大人固有の事情を踏まえれば、必然的に起業ネタは定まってくる。
経験を活かして法人などの相談に乗り、問題を解決するコンサルタントやアドバイザー、コーチなど専門家、スペシャリストだ。

 

●「大人の週末起業」7つのステップ
(1)決意する
(2)自分の年表を作る
(3)専門分野を決める
(4)自分の棚卸しをする
(5)肩書を作る
(6)プロフィールを作る
(7)名刺を作る

 

計画を立てる過程で決意も強固なものになっていく。

 

●ビジネス性をチェックする”6つの切り口”
1つ目:市場性。「お客さんはいるか?」
2つ目:発展性。「どこまで大きくできるか?」
3つ目:収益性。「どれだけ儲かるか?」
4つ目:継続性。「どれくらい続けられるか?」
5つ目:独自性。「他との差別化はできているか?」
6つ目:実行可能性。「週末起業でできるのか?」

 

いくつかの障害は、始めてからクリアできる。
その工夫が、他者との差別化の要因につながる。
ビジネスは、やってみないとわからないことばかりだ。
まずやってみれば、さらにアイデアが湧くのだ。

 

既存の肩書を名乗るより、誰も名乗っていない、前例のない肩書がおすすめだ。
新しい仕事を創る気持ちで考える。
個性とオリジナリティあふれる仕事を「創職」するのだ。

 

専門家の顧客獲得において、売り込みはタブーだ。
売り込んだ途端に、相手はあなたのことを「専門家」でなく「営業マン」と見る。
そうなれば終わりだ。
「売り込む」代わりに「呼び込む」べきだ。

 

あえてブログを薦めるのは「コンテンツが蓄積可能」「写真も掲載できる」「ホームページ代わりになる」などからだ。

 

情報を定期的に発信し続けていれば、反応はなくても、見込客の頭の中に「あの人はこういう事業をやっているんだな」という記憶や印象が残るものだ。

 

相手の反応が見えないため、ニーズもつかめない。
まして、仕事を依頼されるような深い関係になることはない。
そこで、自分のメディアを用いて、読者に対して集まることを呼びかけるのだ。

 

人生の後半戦を、豊かに、幸せに生きたいなら、自分が本当にやりたいことで、稼げるようになることだ。
そのためには、定年を待たず、給料をもらっている今のうちから準備が必要だ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1461-1】これまで得た経験を活かして起業ネタを探す

【1461-2】経験や知見をブログで発信する

【1461-3】自分を「売り込む」代わりに、顧客を「呼び込む」方法を考える

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】大人の週末起業
【著者名】藤井孝一著者情報
出版社クロスメディア・パブリッシング
【出版日】2019/5/31
オススメ度★★★☆☆
こんな時に稼ぐ力を身につけたいときに
キーワード副業稼ぐ力フリーランス
【頁 数】272ページ
【目 次】
0 人生100年時代の衝撃。「稼ぐ力」で生き残る
1 こんな定年後はイヤだ! 定年残酷物語
2 小さな起業を成功させる! 「大人の週末起業」
3 大人の週末起業はこうやる! 〜準備編 ネタを見つける〜
4 大人の週末起業はこうやる! 〜実践編 顧客を獲得する〜
5 起業のやってはいけない! 10のタブー

 

この本が、あなたを変える!

大人の週末起業
藤井孝一 クロスメディア・パブリッシング 2019-5-31
売上ランキング(公開時):202
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藤井孝一さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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