【書評:1460冊目】アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」(高橋芳郎)

【ビジネスの力はアートで養え!】
翠波画廊オーナー・高橋芳郎氏が、『アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」』と題して、アートを学ぶことで養われる”6つのアート力”を、ビジネスに活かす方法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

アート鑑賞。
最近出かけたのはいつですか?

 

本書は、アートを学ぶことで養われる”6つの力”が、不確実性の高い世界を生き抜く能力に通ずると提起し、アート力をビジネスに活かす方法を指南する一冊。

 

アートとビジネス。
一見すると、対極にあるイメージだとおもいます。

 

この対極というのが、重要だと感じさせてくれます。
なぜなら、不確実性や曖昧さが高まる時代を生き抜くには”柔軟さ”が大切になってきます。

 

つまり、振り幅を大きく構えて、どんな状況でも対応できる臨機応変な態勢を整えるということ。
そのためにも、働く(ビジネス)力を伸ばしたいなら、対極にあるアートに学ぶのが重要なのです。

 

画廊経営歴30年の著者が気づいた、アートを学ぶことで養われる”6つの力”。
◎遊び力
◎物語力
◎俯瞰力
◎観察力
◎共感力
◎類推力

 

どの力も、昨今の自己啓発・ビジネス書でトレンドになっているものばかりです。
それだけ、これからの時代を生き抜いていくのに大切になってくるということです。

 

では、これらをアートからどのように学べばいいのか。
この点を、ビジネス書にとてもうまく落とし込んでいます。

 

秀逸だと感じたのが、アートへの興味や好奇心をかき立ててくれる点。
「ビジネスに活かすヒントだけ得られればいいや」で終わらず、「アートってなんか面白そう」という気にさせてくれます。

 

アートとビジネスは対極かもしれません。
ですが、どちらも人間の欲求によって進化してきたものです。

 

ということは、本源的な部分では親和性が高いのです。
であるならば、アートにヒントを求めるのも自然な流れなのかもしれません。

 

◆アートをビジネスに活かす。

アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」
高橋芳郎 サンライズパブリッシング 2019-5-27
売上ランキング(公開時):32,075
Amazon 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

アートは人間が生きていくために有用なものではありません。
にもかかわらず人の欲求の対象になり、熱狂的に求められるものです。
それがアートの本質的な価値です。

 

アートには人間の本源的な欲求を突き動かす何かがありますから、それをビジネスや社会生活に応用することができるというのが、現在、巷で流行っているアート思考の考え方の基本です。

 

アートには堅苦しいビジネスとは違った自由な「遊び力」があり、それがアートをアートたらしめている最大の要素です。
ビジネスにはない「遊び力」が、なぜビジネスの役に立つのかといえば、人間の本質が「遊び」にあるからです。

 

人間だけが、感情を「笑い」に変換できるのです。
この「笑い」という表現はいかにも人間的で、人間ならではの感情や尊厳を表しています。
「笑い」に象徴される人間の本質が、アートのもつ「遊び力」と根源的につながっているのでしょう。

 

ストーリーをつむぐと、人間が記憶や理解をしやすいというのは、人間の行動には必ず感情がからんでいるからです。
ですからお客様に購入をしてもらうためには、「物語(ストーリー)」をつなげることが重要になります。

 

ビジネスにおいては一点突破の集中力や突破力はもちろんですが、それと同時に、常に全体を広く見渡せる「俯瞰力」が必要です。
この「俯瞰力」を養うのにとても適しているのが巨大アートの鑑賞です。

 

顧客心理をつかむためには、観察でお客様の「頭の中」を想像しなければなりません。

 

お客様に共感するためには心理学も大事です。

 

「良い絵があれば買ってみたい」と思っているお客様の気持ちに「共感」していけば、特に「売り込む」ことを考えなくても、自然と絵は売れていくものです。

 

専門性が高いことは歓迎すべきですが、そればかりでなく、専門外の物事でも「類推」して考えることのできる能力が大切なのです。

 

アートのトレーニングというとすぐに鑑賞がイメージされますが、見るだけではなくて、実際に自分で手を動かして制作するほうが、アート思考を鍛えるのにずっと役に立ちます。

 

「美」に対する信頼やあこがれは、人の生き方に「品性」をもたらしてくれます。
芸術から美を感じ取ることができるようになれば自他ともに認める豊かな人生を送ることができるようになると私は確信しています。

 

流行に左右されないアートを支える絶対的な価値は「美」にあります。
アートの購入されるときには、価格の側面ばかりにとらわれることなく、あなたが本当に「美」を感じて所有したいと思った作品を選ぶことを推奨させていただきます。

 

まずはアートを見て、アートに触れて、そのときに自分の心の中に沸き起こる感情や直感を大事にしてください。
アートには「正解」はないので、どんな感じ方をしてもOKですし、どんな感じ方も人それぞれでOKです。

 

自由なアートの世界に触れることは、あなたが今後、柔軟なビジネスをしていくうえできっと役に立ってくれることでしょう。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1460-1】相手の感情を動かす「物語(ストーリー)」を考える

【1460-2】美術鑑賞に出かける

【1460-3】ポーラ美術館開催の「ビジネスのためのアート・ワークショップ」を調べる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」
【著者名】高橋芳郎翠波画廊
出版社サンライズパブリッシング
【出版日】2019/5/27
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード教養発想力勉強法
【頁 数】251ページ
【目 次】
第1章 アートとは何か 第2章 遊び力「アートの自由さが、ビジネスに革命をもたらす」
第3章 物語力「ストーリーが、お客様の心を動かす」
第4章 俯瞰力「全体を俯瞰する力が、ビジネスに新しい局面を開く」
第5章 観察力「微に入り細を穿つ観察力が、ビジネスを強固にする」
第6章 共感力「アートの共感力が、お客様との信頼関係をつくる」
第7章 類推力「異なるものを関連付ける類推力が、ビジネスアイデアを生む」
第8章 美に対する憧憬「アートの美が、お客様をひきつける」
第9章 美術教養「アートは知れば知るほど面白くなる」

 

この本が、あなたを変える!

アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」
高橋芳郎 サンライズパブリッシング 2019-5-27
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高橋芳郎さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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